五時四十分起床。立春。土手のそばの泥道をうろついたり、古い学校の校舎をうろついたりする夢を見た。土手は年に数回、夢に現れる。ぼくがその場所にいるというよりも、その場所が存在していて、自分と対峙しているという感じのほうが近い。この夢が春と関係あるかどうかはわからない。
仕事。某案件の修正作業など。
午後、少し時間が空いたので眼科へ。網膜裂孔の再発の心配はほぼなさそうなのだが、緑内障がわずかに進行していると言われた。ショックだ。強度の近視の人は緑内障のリスクが高いというが、自分がまさにソレだ。網膜裂孔も、確か近視が強いほどなりやすいのではなかったか。
夕食は妻が買ってきてくれたみりん干しを食べた。うまし。
保坂和志「鉄の胡蝶は(以下略)」(「群像」2022年2月号掲載)。幽体離脱、認識と視点。『カンバセイション・ピース』でも記憶の視点については語られていたな。