五時四十分起床。長くて懐かしい夢を見ていたが、内容はさっぱり覚えていない。長いこと、そして懐かしいこと、このふたつの感覚だけが、カラダを囲む空気のような感じでしっとりと残っている。
仕事。某企業広告のコピー。打ち合わせの場でバリエーションを数案ご提案しますね、と口走ってしまったのだが、これが意外に難問で、一日中考えつづけても明確な答え、というよりアイデアが出せなかった。明日も粘ってみよう。
斉藤倫「ポエトリー・ドッグス」(「群像」2022年2月号掲載)。職場での多忙による心身の不調、そして詩。ダイレクトな表現の詩や答えのある詩は、人を救わない。そう思った。自分にも経験がある。