わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

実はガシャガシャしている

 五時四十分起床。この季節にしては薄暗い朝。雨が降っていることが、外から伝わる音でわかった。均一なようでいて、実はガシャガシャしている不規則な雨音を聞くと、早く身支度しなきゃ、となぜか少しだけ焦りを感じた。焦る必要などまるでないのに。

 仕事。とにかく慌ただしい。今日はこの案件にじっくり取り組もう、と決めていても、別の案件の依頼やら変更や修正の指示やらやらで、まったく落ち着かない。Zoomで打ち合わせをしていても、一方でスマホがバイブに震えている。そんな状態でも、十七時過ぎにはようやく落ち着き、自分のペースで作業できるようになった。今日こそは終わらせようと思っていた案件にようやく取り組むことができた。もちろん、終わらなかったわけだが。

 

 髙橋陽子「川向こうの丘」(「群像」2022年5月号掲載)。まだ冒頭を読んだだけだけれど、幻想的な河岸での火事の描写から一転して現実世界の夏の様子に切り替わる、その鮮やかさが、そして現実世界の描写の丁寧な、地に足のついた表現が、とても好きだ。