わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

空にそんな気配はない

 五時四十分起床。空の色が重い。だが時間が経つにつれて明るくなり、東側の窓からしっかり朝日が差し込むようになった。このままよい天気になりそうだが、夕方からは雨だという。今のところ、空にそんな気配はない。

 仕事。やや特殊な案件の企画書と見積。そして掃除。その後は、夕方から雨というなら、今のうちにとウォーキングにでかけた。すでに晴れ空は去り、全体が薄灰色の雲にのっぺりと覆われている。その無彩色な感じが、逆に早咲きしたツツジハナミズキの鮮やかな花の色を引き立てているように見えた。

 パスタで昼食。その後は別の案件に取り掛かった。ある家電のカタログなのだが、どうすればいいのか皆目わからなかったものの、作業をはじめるとスラスラと進んだ。

 十八時、この案件はいったん終わりにして、別の案件に取り掛かる。マーケティング色の強い内容。ちょっとチャレンジングでもあるのだが、こちらもどうしたらいいのかが、今のところまだわからない。

 夕食はカレーを食べた。

 

 髙橋陽子「川向こうの丘」(「群像」2022年5月号掲載)。三十代独身女性の、田舎に住む親元での療養生活。こりゃしんどい。何気ない日常が淡々と描写されているが、その平坦さが逆に怖い。視点が細かになればなるほど、孤独感が強調されていく。