わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

抱えたままであるということの

 五時四十分起床。予報では雨とのことだったが明け方に降りきってしまったようで、曇天ではあるがひとまず一日持ちこたえそうではある。連休ボケからいつもの日常に戻る一つ手前での少し妙な天気の変わり方は、適度にだらけ気味だった生活のリズムを矯正してくれそうな気がするが、「してくれる」という言葉が出てきてしまうのは、だらけの延長の、あるいはだらけの根源の、依存めいたものを抱えたままであるということの証明であるように思える。まあ、深く考えないことだな。

 午前中は掃除など。「群像」最新号が届いた。

 

 
 
 
 
 
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A post shared by 五十畑裕詞 (@catkicker001)

 

 午後、妻と三鷹へ。三鷹市役所の隣にある公会堂で、毎年恒例の「東西狂言の会」を観る。午後になると晴れる時間が増えて気温も高まり、気の緩みとここ数日の疲れとが重なったようで、一本目の演目の時は時折船を漕いでしまった。野村萬斎さんが演じていたのだが、彼のハリのあるバリトンが心地よかったせいもあるのだろう。二本目、三本目はほぼそうならず、楽しめた。

 

三鷹市スポーツと文化財団のHPより。

mitaka-sportsandculture.or.jp

 心地よい天気だったので、三鷹から吉祥寺まで歩き、夕食用のお弁当など買って帰宅した。

 

 連休前あたりから、スキマ時間にちょこちょこ観ていた「機動戦士ゼータガンダム」をすべて見終わった。登場人物はほぼ全員ワガママで常にイライラしている。まあこれが富野由悠季監督の持ち味なのだが。結局、戦いによって地球連邦軍の一部の人間の暴走を止めることはできたのだが、戦った者はほぼ誰も救われないという凄惨なラストだった。それでも、希望はあるのかな……。

 

 読書は長野まゆみゴッホの犬と耳とひまわり」(「群像」2022年5月号掲載)のつづき。来月(というか、今日届いた6月号)で最終回となる。