五時四十分起床。外は明るくなりはじめ、葵はリビングをうろつきはじめている。カーテンからこぼれる朝日を察したのか、カゴに風呂敷をかけてあるインコのコジコジも、時折キョイッとゴキゲンそうな声を出している。コジコジは七時に起こした。
仕事。先日取材した案件のテープ起こし。といっても、AIによる自動文字起こしサービスのサブスクに入っているから、それほど重労働ではない。AIに作業させて文字データ化し、あとからそれを、録音データを聞きながら手直ししていく。手直ししながら内容を復習し、同時にどこが要点かを確認しなおす作業。自分ですべて文字起こしするよりも効率はいい。精神的な余裕も生まれる。
十時三十分、銀行で振込など。
午後も同じ作業。取材した件数が多いので、なかなか終わらない。だが、だいぶゴールが見えてきた。
読書は、鴻上尚史「愛媛県新居浜市上原一丁目三番地」(「群像」2022年6月号掲載)を少しだけ。