五時三十分起床。いつもよりわずかに早かったから、と早朝からデスクの上を、いつもならクイックルワイパーでささっと撫でる程度の掃除なのだが、今日はMacやら鉛筆立てやらをどかして、雑巾で丁寧に拭いてみた。こまめに掃除しているつもりだが、それでもモノの後ろには埃が積もる。そして、その事実に気付かずにいる。
仕事。不規則な動きをする案件が多く、どうもうまくリズムを取れない。だが、その不規則さが逆にうれしかったりもする。臨機応変に働くことの楽しさ、おもしろさ。
十五時、Zoomで打ち合わせ。数年間依頼が止まっていた某得意先からの相談。これは本当にうれしい。ご担当者もお元気そうだった。
夕食はかぼちゃの挽肉あんかけなど。暑さにやられたか、胃が縮んでいるようで、あまり食べられない。いや、そうでもないか。
読書は古井由吉『楽天の日々』を少しだけ。「空白の一日」というエッセイのラストが非常に衝撃的だったので引用。本当はその八行前から引きたいのだけれど。
人は覚えていることよりも忘れていることのほうに、知っていることよりも知らないことのほうに、支配されて生きていて、ときどきはっと驚く。