わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

あれこれと数珠つなぎに手を動かしていくうちに

 五時四十分起床。なんだか体調がおかしい。異常な火照り、軽い吐き気、胃のもたれ。体温を測ってみるが平熱だ。七時半ごろからデスクについて、メールチェックから仕事を始めたが、一度手を止めて横になろうかと本気で考えたものの、なかなかそうする気になれず、あれこれと数珠つなぎに手を動かしていくうちに、あっという間に十時になった。

 掃除機をかけてから郵便局へ。戻ってから昼食。この時間帯には体調が戻ったようで、あれはいったいなんだったのか、と訝しむこともなく、平常心で仕事を再開する。某メーカーの案件。あれこれ角度を変えながら同じ宝石を眺め、それを言葉にしていくような仕事。コピーライター冥利に尽きる。

 十八時、散歩を兼ねて夕食の買い出しに出かけたら、ちょうど企画展の会場の撤収作業を終えた妻と会うことができたので合流し、いっしょに買い出し。こういうことは、ちょいちょい起こる。やっぱり夫婦なんだよなあ。

 夕食はエビ餃子など中華。食べながら見たNHKの特番「シチズンラボ」が思いがけず面白かった。市民感覚・一般人感覚を実験や統計で突き詰めていく視聴者参加型の生番組。

www.nhk.or.jp

 

 松浦寿輝「香港陥落——Side B」(「群像」2022年9月号掲載)。過去を振り返る行為が創造的でないとすれば、どこに進めばいいかわからない未来を見つめることは、いったいどうなのだろう。戦後とは、世界的に見てもそんな時代だった…のだろうか。