五時四十分起床。昨日は久々の15km越え、16km近く走ったから今朝は堪えているかと思ったが意外にそうでもなく、多少の疲労はあるものの、体は冬の朝にしては機敏に動く。仕事は休みだというのにこの機敏さはなんだ、急ぐ必要などまるでないのに、と我ながら妙な気分になりつつ、葵に猫ゴハンを与えたり、コジコジのカゴを掃除したり。
掃除を済ませ、確定申告の作業。仕事みたいだ。
午後、妻と義父母宅へ。義母のスマホのセッティング。ぼくの視力がひどいせいでちょっと手こずったが、なんとか終了。かと思ったら帰宅後に義母からヤフーのセッティングができないと連絡。結局、義母のほうがウチに来てくれた。すぐに原因がわかり、義母は夕食の支度があるからとすぐ帰宅。慌ただしい。
井戸川射子「野鳥園」(「群像」2023年3月号掲載)。芥川賞受賞後初の短篇。出産で疲労困憊し体力の回復に時間がかかっている女性と、見知らぬ少年との会話。そこに挿入される野鳥園の自然の描写が、読み手の心を妙にざわつかせたり、落ち着かせたり、と妙な感じに、静かにゆさぶる。