五時四十分起床。夕べは寝る前に東京MXで「ゴールデンカムイ」を見たからか、ちょっとバイオレンス風味のある夢を見た。暴力的というのではないが、なんとなくそんな雰囲気がよそよそしく満ちている、というか。
仕事。また慌ただしくなってきている。延々と続く質問と回答のラリー。積み重なるように増えるリモート会議。時間はどんどんなくなっていくが、やりがい、というよりも面白さといったほうが適切か、面白さは強く感じる。
夕食は妻が買ってきてくれた帆立弁当を食べた。うまし。
石沢麻依『貝に続く場所にて』を読みはじめた。二年くらい前の芥川賞受賞作品、だったかな。最新作の『月の三相』ほど難解ではないが、現実に融け込んだ幻想の描写は共通するものがある。難解だが豊潤、しかし実は無駄がなくて引き締まってもいる文体。こんなのを書ける人はそうそういない。