わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

最近はブワッだ

 五時四十分起床。寝起きが今ひとつシャキッとしないのは、やはり暑いのか、それとも夜通しオンにしている扇風機の作動音がうるさいからか。おそらく両方なんだろうな、と思いながら起き上がると、意外にシャキッとしている自分に気づく。

 今週は夏休みをとっている取引先がかなり多いのだが、動いている人もそれなりにいる。こちらも作業はあるので仕事。とはいえ、連絡はあまり来ない。メール対応する手間がないせいか、妙に捗る。明日予定していた作業の大半を、今日片付けてしまった。

 午後、銀行へ。マンションから外へ一歩出た瞬間に、熱気がブワッと襲ってきた。以前なら熱気はモワッという感じだったが、最近はブワッだ。乾いた熱気が地面から立ち上がってくる。暑さが瞬時に自分を覆う、その覆い方が妙に暴力的だと感じる。そうか、暑さとは、熱とは、暴力になりうる。そういう武器もある。

 夕方、妻と軽くウォーキング。日が落ちかけると、暑さは和らぐ。暴力が消える。

 夕食は海苔巻きととりささみのサラダを食べた。ナスのピリ辛煮浸しも食べた。

 

 井戸川射子「島の成り立ち」(「群像」2024年9月号)。今回は自分の読みのリズムと文章のリズムがうまく噛み合わないというか、そんな感じがしてなかなか読み進まない。おもしろさは感じているんだけどなあ。情景をイメージするのに時間がかかっている。関東のどまんなかで生まれ育った自分にとってはちょっと縁遠い「海」や「島」(ばかり)が丁寧に描かれているからかな。ちょっとヴァージニア・ウルフっぽいなあと思って読み進めていたが、いつもの井戸川さんっぽい世界観に少しずつ変わってきたような。