わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

なんだろう、これ。

 五時四十分起床。台風。最大規模のものだという。朝のうちの雨足や風の強さを見ているとそれほど強いとは感じないのだが、注意報はすでに出ているようで、やがてそれが警報に変わった。確かに、いかにも台風らしく時折強い雨が一気に降るのだがそれは長続きせず、気づけばベランダの手すりは乾いている。なんだろう、これ。奇妙な気分を味わいつつ、身支度、動物の世話、朝食、そして仕事。

 予定していた作業は午前中で終わった。午後は雨がやむ時間などないだろうし、さらに雨風が強まるだろうから、出かけることはできない。デスクでデータの整理をしつつ、Amazonプライムで古いドラマなど見て過ごした。

 夕方、テレビでニュースを見てみると、銚子など千葉の外房はかなりの被害、東京も大田区あたりは大変なことになっているらしいが、海から遠い杉並あたりでは、まあまあ強い雨、というレベルで、そのギャップに驚く。家の裏手を流れる善福寺川も水位は対して上昇していない。おかしいなあ、変だね、と妻と話しているうちに警報は解除され、テレビでも気象予報士が東京はもう心配がなくなった、みたいなことを言いはじめた。なら少しウォーキングでも、と思ったが雨はまだ降り続けているので無理だった。

 

 グレゴリー・ケズナジャット「痼り」(「群像」2024年9月号)を読みはじめた。この作家は以前から注目していたのだけれど、読めていなかった。リービ英雄の切り開いた外国人による現代日本の純文学の継承者って感じなのかな。