五時四十分起床。身支度、動物たちの世話、朝食を済ませ、ランニングへ。八時にスタートし、自宅→善福寺池→練馬関町→善福寺池→自宅。10km以上走りたかったが、7kmを過ぎたあたりで「やばいかな」と感じたので、8kmちょいで終了にした。夏のランニングは難しい。自分はあくまでファンランナーで、レース志向のガチランナーではないから、無理したくはない。
午後は妻と世田谷美術館へ。「須田国太郎の芸術 三つのまなざし」を見る。須田国太郎は、一番好きと言ってもいいくらい好きな画家の一人。じっと見ていると乗り物酔いするような不思議なドライブ感覚、手前にどっかりとした「黒」を据えた独特の着彩、荒々しいのに繊細さの感じられる筆致、奇妙な空間の切り取り方。そして動物の捉え方。作品を実際に見るのは2005年ごろの展覧会以来、二回目だが、やはり感動する。
↓ウチにある、2005 年ごろの展覧会の図録。
併催されていた「アートディレクターの仕事 大貫卓也と花森安治」も見た。大貫さんは尊敬するアートディレクターの一人だが、いまや彼の方法論は広告の世界ではまったく通用しなくなってしまった。ちょっとさみしい。花森さんの「暮しの手帖」の車内吊り広告などのデザインは初めて見たが、こんなにぶっ飛んでいたのか、と驚いた。一方で、彼が戦中に手掛けていた大政翼賛会の広告は、複雑な気分にさせられた。