五時四十分起床。妻と、80年代から90年代にかけて活躍したガールズバンド・ゼルダのドラムだった小澤亜子さんを足して二で割ったような女性が夢に出てきた。
仕事はお休み。十時過ぎ、妻と近所の神明通りで月一回行われる「あさ市」に行き、昼食用にテイクアウトを買おうとしたのだが、出かけるのが遅すぎたようで、どこも売り切れ。「ホソコシ」という洋菓子店でマドレーヌを買ったが昼食になるものはゲットできず、がっくりしつつ西荻をうろついていたら、「エンツコ」というこだわりのパン屋さんが空いていたので久々にあれこれ購入。ついでに西友の横にあるベーカリー(名前知らない)にも立ち寄り、ここでもあれこれ買って帰宅。「スクール革命」を見ながら食べた。うまし。
「開運! なんでも鑑定団」をちらっと見る。以前、某企業のカレンダーに提案して採用された洋画家・版画家の吉田博の版画作品が鑑定されていた。壮大で美しい自然が描かれることが多いのだが、ちょっとフランスの漫画家のメビウスっぽい非現実感というか異次元感のようなものがあって、とても好きな画家の一人だ。かなり高額の鑑定結果が出ていた。
その後、ランニングへ。妻が自転車で付いてきてくれた。12km。和田堀公園はすっかり秋。だがまだ、なんとなく暑い。ランニングタイツを着用したのだが、出発直後は「穿かなきゃよかった」と思うくらい暑さを感じた。
川内有緒「ロッコク・キッチン 浜通りでメシを食う(2)」(「群像」2024年12月号)。大河原地区生まれの女性。永住権を取得してカナダで暮らしていたが、帰国してから被災し、しばらくは会津若松で暮らしていたが、ようやく避難解除となって築100年の自宅に戻ってきて、さまざまな人と友だちになりながら暮らしている。その女性の生い立ち、避難生活、そして彼女の日常のメシ。避難先などでの経験も明るく変えてしまう彼女のバイタリティーと、それを生み出した暗い幼少期とのギャップが、小説以上にドラマ的。