五時四十分起床。朝の冷え込み、寒くはあるが柔らかい。子どもの頃は起きたくないという気持ちが強くなることが多かった気がするが、東京よりも50kmほど北であること、そして今のマンションとは違い木造建築だったことが影響しているのだろう。もちろん温暖化の影響もある。そういえば、近頃は息が白くなることがなくなった気がする。記憶のなかでは、白い息と指のないミトン型の毛糸の手袋、霜柱、そして少しだけ散っている山茶花の花びらが一括りになっている。霜柱に気付くことがなくなったのは、朝にうろつかなくなったからだろう。気候も、住む場所も、自分の暮らし方も、違っている。違うのだから、視点も感じ方も大きく変わる。わかりやすい季節の表情に心を動かすことがかなり減ったが、そのぶん、小さな変化に目が行き肌が感じるようにはなった。年を重ねたゆえに感受性が高まったと解釈すべきか、それくらい都会の季節の移ろい方は微妙で起伏が小さいということか。
仕事。なんだか慌ただしくて、予定外の動きもあり、ちょっとスローペース。いや、臨機応変だったというべきだろう。
夕食は、妻が吉祥寺で買った「サバカツ」を食べた。鯖のカツ。ソース味がすでについていた。写真撮ればよかったな。
保坂和志「鉄の胡蝶は歳月の夢は記憶は彫るか(78)」(「群像」2025年2月号)。ワークショップはグダグダになりがち、だがそれでもおもしろい…。




