五時四十分起床。今朝もまた涼しい。雨という予報だったがベランダから空を見上げると曇りがちではあるが青空が覗き、朝日を反射した雲が黄金色に輝いていた。ああ、秋の空だな、と感じたが、身支度しているうちに青空も黄金色の雲も消え、平坦な灰色の雲が延々と広がる無個性な空に変わっていた。手摺に雨粒が落ちている。ああ、降り出すかな、と思っていたが、本格的に降り出すのは午後からとなった。
午前中は掃除に精を出す。
午後はのんびり過ごすつもりだったが、急遽、働くことに。といっても制作作業ではなく、メールの設定。ぼくはGmailの外部POP機能を使って仕事のメールを受信し、メールの送信もできるようにしていた。メールを一見管理できるし、環境に依存せず使えるし、スパムフィルターは強力だし(少なくとも昔はそうだった)、文字化けや添付ファイルのトラブルも少ないし、いいことづくしだったのだが、こちらのサイトによると、これが来年1月から使えなくなるらしい。
年末年史に設定を変えるのはいやだなあ、ならば今日、やってしまおう、ということで、Gmailの使用をやめることにした。MacはMail.app、iPhoneとiPadは標準のメールアプリ。WindowsはOutlookに設定したものの煩雑な印象があったので、Thunderbirdをインストールして使うことにした。大量のメールを移行させる必要があったのと、台数が多かったのとで、意外に時間がかかった。3時間くらいかな。端末によってUIは大きく変わってしまうが、まあそれはGmailの時も同じだったし、IMAPを使うからメールが散逸する心配はない。スパム対策はレンタルサーバのほうで万全にしてくれているし、ほぼ問題はなさそうだ。
星野太「九鬼周造(4)無限の充溢」(「群像」2025年10月号)。九鬼周造が帰国する前に残した二つの論文が詳しく紹介されている。1つめは「時間の観念と東洋における時間の反復」。永劫回帰的な時間論。2つめは「日本芸術における無限の表現」。日本芸術の独自性。前者はちょっと興味がある。





