四時、首が痛くて目覚めてしまう。寝違えというより、姿勢がおかしかった感じ。いたいなあ、と思っていたらそのあと三十分近く眠れなかった。こんなことは珍しい。
五時四十分、きちんと起床。肌寒い朝。小雨がぱらついている。予報では、土日は続けての雨らしい。キンモクセイの季節は雨が多い。あの可憐な花も香りも、秋の長雨でたちまち流される。だからこそ、ハレの日が愛おしい。
妻は高円寺のイベントで「猫の額」さんにて猫の似顔絵を描くために外出。ぼくは仕事。某メーカーの統合報告書の企画。最近、この手の案件がじわじわと増えている。
日本蕎麦で昼食。
十七時、仕事の手を止め、傘を指して荻窪へ向かい、イベントを終えた妻と合流。無印良品が5%オフをしているので、冬のご近所着用にアウター、そしてリュックを購入。なかなかイイ感じ。ほか、ふきん、下着、ボディソープを入れるポンプ、レトルトのパスタソースとカレーなど。最近、無印率がどんどん高まっている。外出着は基本的にYohjiやY'sのシンプルだが少し遊び心がある感じのものにしているが、自宅での仕事着は無印のシャツ、無印のボトム、無印のアウターがとにかく多い。シャンプーとトリートメントも無印にしてしまったし、レトルト食品も無印をよく食べる。そこそこいい品質なので「究極の妥協」と揶揄されることもあったらしいが、ぼくは価格(決して安いわけではない)と品質のベストバランスだと思っている。
保坂和志「鉄の胡蝶は夢を記憶を歳月を彫るか(87)」(「群像」2025年11月号)。三島と吉本隆明についての考察が、脱線もしつつ、まだまだ続く。



