謹賀新年。
五時四十分、いつもどおりに起床。葵、かなり体調が回復しているようだ。まだ少し食が細いが、表情にゆとりができてきた気がする。
午前中は、毎年恒例の元日新聞チェック。二時間くらいかけて全記事に目を通し、すべての広告をスクラップ。元日は各企業が力を入れた新聞広告を出稿することが多いのだが、ここ数年はサステナビリティやCSVに寄った内容ばかりになり、ユーモアで勝負しているものがほぼ皆無となった。
午後は荻窪の義父母宅へ。義弟とその息子も交え、ささやかな新年会。備前の大きな壺をいただいた。
今年の目標。いい気分でいる時間を長くすること。要するに、怒ったり、落ち込んだりしないこと。
野崎歓「やわらかな抵抗の器としての小説」(「群像」2026年1月号)。堀江敏幸「二月のつぎに七月が」刊行記念小特集に組み込まれたロング書評。時代の流れから外れた場所で描かれる、会話を通した喜びと、会話せずとも理解しあえる喜びについて。野崎さんは、この作品が「抵抗」から成り立っていると解釈している。なるほど、その通り。作品世界全体が、現代におけるあらゆる「物語」に対するアンチテーゼになっている。しかし、それでいて本作に攻撃性はない。むしろ、現代を優しく包みこむ寛容さすら感じられる。



