わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

微熱中年

 三時、花子にゴハンをせがまれ目を覚ましたときは妙に頭の中がはっきりしていて、今日はこのまま身支度して仕事をはじめてもいいかな、と思いさえしたのだが、二度寝に入り、六時五十分の目覚しのアラームで目覚めたときは、このままいつまでも布団に潜っていたいとぼんやり夢うつつながらに思い、身体を起こすのが、しんどいというよりも、できない、する必要もない、そんなふうに考えてしまうくらいに眠たくて眠たくてしかたなかった。今思えば、これは体調不良のサインだったのかもしれない。
 朝一番でメールをつかって納品を済ませてから大慌てで事務処理をはじめ、午前中のうちに銀行まわり。帰社/帰宅すると、いつものとは違った頭全体がやんわり締めつけられるような頭痛を感じ、オカシイ、と訝りつつ熱を計ると微熱があった。十二月にアデノウィルスにやられてから、治ったり、ぶりかえしたり、の繰り返しである。変だ。かかりつけの医者に電話し、夕方の診療を予約してから打ち合わせに出かける。
 澄んだ、しかしわずかに霞む冬の青空。地平に近いところほど、そして太陽に近いところほど、青は霞んで白くなる。わずかに見える地平に近い空の白には、ほんのわずか、墨っぽい濁りが感じられる。太陽に近い空の白は、輝くというよりも、細かに、おぼろげに、すこしだけ黄色の混じった光が乱反射している。
 十三時三十分、霞ヶ関。十五時三十分、銀座。
 十八時、病院へ。先生からは、気管支炎や肺炎、あるいは慢性疲労症候群の可能性もある、念のため採血とレントゲンを、と言われた。慢性疲労症候群は、1999年ごろにKeith Jarrettがかかった病気。いずれにせよ、疲れて免疫が弱くなっているのは事実らしい。
 夜も事務処理。本格的な作業は明日からだな。