わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

「ヘイヘイ・ブギー」と「買い物ブギ」

 五時四十分起床。完全オフなので朝からのんびりと過ごした。

 十五時、杉並公会堂へ。ぼくのかかりつけ歯科医で立川流Cコースで落語をしている立川抜志さん主催の落語会「玄人裸足 Vol.21」へ。楽しませていただいた。落語がおもしろかったのは当然として(抜志さんは「地獄めぐり」を少しアレンジして披露していた。とにかく長いネタ。スゴイ。快楽亭ブラック師匠の弟子の快楽亭狂志さんは「時そば」。ものすごくアホな感じに仕上がっていた)、個人的にはゲストで参加していた活動弁士坂本頼光さんの活動写真が興味深かった。明治・大正期の活動写真をそのまま再現するのかと思いきや、語りには現代の時事ネタなどを軽く放りこんで、大きな笑いに変えている。そして三味線と民謡の鬼澤伊佐さんは三味線一本で笠置シヅ子の「ヘイヘイ・ブギー」と「買い物ブギ」を歌っていて、これまたおもしろかった。

 

 吉岡乾「ゲは言語学のゲ(15) 右目と左目との年齢」(「群像」2024年10月号)。言語に絶対的な習得しやすさ・しにくさはない、ということ。

 長瀬海「僕と「先生」(6)」(同誌)。加藤典洋「言語表現法講義」について、実際の講義の様子(のまた聞き)などが詳細に語られている。この講義は自分が大学生だったらぜひ聞きたかったと思って加藤さんが書かれたテキストを手に入れているのだが、なんとなく読めずにいる。最近は「群像」の連載を片っ端から読むのがぼくの読書の基軸になっているのだが、その隙間でこのテキストを読み進めてみようと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猛烈な

 五時四十分起床。暑い。身支度、動物の世話を済ませ朝食をとったところで、昨日のランニングが暑すぎて体力を使いすぎたのか、猛烈な眠気に襲われて小一時間寝てしまった。

 その後、掃除とアイロンがけ。そして台湾風まぜそばで昼食。午後は少し読書をしてから買い出し。夕食はビーフのスネ肉が手に入ったのでカレーをつくって食べた。

 

 阿部公彦「父たちのこと(4) 息子を死なせる父たち」(「群像」2024年10月号)。海軍の主計将校だった作者の父とその父(作者の祖父)。父が残した手記を紹介しながら二人の足跡を追っている。

 

 

 

 

 

歴史を身近なものとして

 五時四十分起床。今朝も9月中旬とは思えぬ暑さ。野菜の出来が悪くなっている気がするのだが、実際はどうなのだろう。

 午前中はせっせと掃除。十一時半から、MXで「ぐるり東京江戸散歩」。残念ながら月内で放送終了とのこと。歴史を身近なものとして楽しめる貴重な番組だった。

s.mxtv.jp

 午後からは仕事。某物流系企業の案件。三時間ほどの作業でなんとか目処が立ったので、手を止め、ゆっくり休んだ。

 夜はランニングへ。熱帯夜のようで、暑い。不思議なことに、女性ランナーばかりとすれ違った。五、六人はいたかな。男性は一人しか見かけなかったのだが、なぜだろう。

 

 穂村弘×永井玲衣「この世界のポテンシャル」(「群像」2024年10月号)。永井さんの『世界の適切な保存』刊行記念座談会。永井さんはなぜこの作品のスパイス的な、あるいは掘り下げのための道具として短歌を使ったのかがよくわかった。小さな、忘れてしまいそうだからこそ保存したいものを、感情や思考も含めて保存するための手法として、確かに短歌は最適だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知らない言葉がたくさん

 五時四十分起床。わずかに疲労が抜けていない感覚のある気だるい目覚めだったが、葵が朝から元気に家中を駆けずり回っているところみたら、(はた迷惑ではあるのだが)疲労なぞ吹っ飛んでしまった。まだ微かに便が緩いなど、少し怪しいところはあるものの、おおむね回復してきたようだ。とはいえ油断はできない。

 仕事。某案件の定例会議を済ませ、午後からは新規案件の資料の読み込み。物流系なのだが、上屋だの手倉だのAGFだの、知らない言葉がたくさん出てくる。新しい仕事をはじめると必ずこういうことが起こるのだが、意味を調べるのが楽しい。

 夕方からは進行中だった家電系案件に取り組む。別案のアイデアが浮かばす四苦八苦していたので思い切って今日の日中は放置したのだが、これがよかったかもしれない。なんとか形になりそう。

 夕食を食べながら、日テレのバラエティ番組を見た。名字の研究家と日本で一番多くの名字を取り揃えるハンコ屋さんの、レア名字対決。研究家が提示した名字のハンコがお店になかったら研究家の勝ち。あったら負け。なんなんだろう、この面白さは。自分も「五十畑」という名字はレア系なのかもしれないが、全国で2,000人くらいはいるらしいから、この勝負には使われないな…。

 

 高橋源一郎「オオカミの(6)」(「群像」2024年10月号)。動物が人語を話し、一方で物語がなくなったか、物語を読むことや書くことが厳しく統制されている世界の話らしいのだが、断片的な構造なので、全体像はまだわからない。賢治の文体っぽい……。

 

 

 

今日も赤い

 五時四十分起床。暑さはそれなりに感じるが外は涼しそうだ。夜のうちに気温はそれなりに下がるらしく、目覚めてすぐに部屋の中で感じる暑さは日中の熱がしぶとく居残っているだけなのだろう。しかし、やはり七時半あたりを過ぎると「きびしいな」と感じるようになる。

 葵、今日はかなり調子よさそう。少しだけ便がゆるかったが、吐いてはいない。

 仕事。トラブル対応で少しだけ別の案件の予定が遅れているが、まあ、なんとかなりそう。

 夕方、妻と買い出しを兼ねてウォーキング。日が暮れると蝉の鳴き声はぱたりとやみ、秋の虫たちが植え込みの影あたりから高い音で鳴きはじめる。風はいくぶん涼やかだが、歩くとすぐに暑さを感じる。夕焼けが今日も赤い。

 夕食は、アスパラガスの豚肉巻きを食べた。うまし。

 

 くどうれいん「鰐のポーズ」(「群像」2024年10月号)。最近のくどうさんの小説は、つらい恋愛がテーマになっている…のかな。

 

 

 

 

 

六時半を回ると

 五時三十分起床。朝のうちは涼やかだが六時半を回ると東側に窓のあるリビングの気温は上がりはじめ、エアコンを入れなければ動物たちが心配になる。九月も中旬だというのに、最高気温は三十五度あたりになるという。

 仕事。某IT系企業の案件の構成を半日かけて考え、残りの時間で某家電メーカーの構成を考えた。暑いせいなのか、取引先からの連絡が今日は極端に少ない。

 夕食は韓国系のおそうざいをあれこれ食べた。

 

 読書はこれから。