わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ウンコで遊ぶカラス

鹿の耳に鹿のウンコを詰めて遊んでいる。カミサンが見つけた。「いいかげん、やめれやぁ〜。耳くそかホンマモンのウンコかわからへんようになるがな」なんて言いそう。

諏訪哲史「アサッテの人」

検証そのものを軸にストーリーを展開するのは、後藤明生あたりもよく使った手法。うう、後藤明生が読みたくなっちゃったよ。『挟み撃ち』は名作中の名作だからなあ。と思ってAmazonで検索したら、ほとんど入手不可能。古本屋で見かけたら、必ず買うようにし…

身勝手なもんだ/贅沢なもんだ/幸せなもんだ

六時四十五分起床。梅雨空を思わせる曇天。厳しい夏の陽射しから解放された安堵を感じる一方で、お天道さんを拝めないのがさみしいとも思っているのだから身勝手なもんだ。 午前中は小石川にて某遊技機メーカーの打ち合わせ。企画のみで参加のはずが、コピー…

研ぎ澄ませる/種を拾う

六時四十五分起床。起床時間がほぼ一定であることに、われながら呆れる。几帳面さの現れか、それとも惰性か。おなじ時間に目覚めると、ゆるやかに季節が秋へ向かっているのを朝の空気や空の表情で感じ取りやすい。感覚を研ぎ澄ませる、などと書くと小恥ずか…

英語版PalmとiCal/Address Bookとの同期

どちらも、登録データの数が多いと一括同期できない模様。不要なデータを一度削除してから同期するしか方法がないらしいが……。

Mac OS Xでの英語版Palmとの同期における文字化け

どうやら、J-OS以外の日本語化ソフトを導入していると、アドレスデータが文字化けするらしい。回避策は、J-OSを使うか、P@lm SJISというエンコードソフトを導入するか。

伊藤比呂美『ラニーニャ』

比呂美ねーさんの小説。学生時代に詩は愛読したけど、実はエッセイや小説は全然読んでないんだよなあ。ということで。それにしても、イカした装幀。ラニーニャ作者: 伊藤比呂美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/09メディア: 単行本 クリック: 3回この商…

諏訪哲史「アサッテの人」

伯父の発する奇妙なコトバ。おそらく、これはまだコトバではないんだろうな。記号学的に言えば、受け手にとってはラングとパロールが一体化していない状態というか。うーん、吉本隆明の『共同幻想論』を思い出しちゃった。古代人が、海を見たとき自然に発し…

朽ちるということ

昨夜、テレビでCXの「本当にあった怖い話」(だっけ)を観たせいだろうか、おかしな夢を観た。数年前に亡くなった従兄の次女の霊が出てくる。でも、従兄の子どもに次女はいなかったんだよな。お姉ちゃんと弟、ふたり兄弟。従兄本人は登場せず。 六時四十五分…

諏訪哲史「アサッテの人」

「文体」という考え方の否定、物語への回帰、コトバを軸にした展開、作品の断片化、原形のない再構築……。軽く書き出しただけでも、これだけの前衛的要素がある。吉田修一とか綿矢りさのように、万人に受け入れられる作品ではないかもしれないなあ。読みはじ…

仔猫の数

六時四十五分起床。曇天。湿度高し。明日から天気は崩れるという。長い雨が上がり、晴れ間が広がるころには多少陽射しもやわらぐのだろう。 午前中は某自動車メーカーキャンペーン企画。午後は某遊技機メーカー企画。平穏な一日。 夕方、軽く散歩へ。最近よ…

諏訪哲史「アサッテの人」

群像新人賞と芥川賞をダブル受賞した話題作。「群像」掲載のものを読む。初出時、サワリだけ読んで、あまりに作為/作意に満ち技巧に走りすぎた文体がちょっとなじめず、読まなかったという経緯がある。アサッテの人作者: 諏訪哲史出版社/メーカー: 講談社発…

合わせ鏡/絶食

六時三十分起床。明け方は涼しいが、八時を過ぎるとたちまち陽射しは強くなり、アスファルトに照り返されて、気温は太陽と路面の合わせ鏡のように、際限なく上がってゆくように思える。映った像が果てることなくどこまでも鏡の世界の中で延びつながってゆく…

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』読了

死が苦しみなのか、生が苦しみなのか。詩人のコトバ、すなわち詩は、個人的な生と個人的な死のあいだでもがくようにつながり、そのつながりの中に、あるいはつながりの外側にある、苦しみの本質を見抜こうとする。比呂美ねーさんは救いをもとめることすら、…

それだけの一日

七時三十分起床。雲の多い晴れ空が、幾分セピア色に染まって見えるのは気のせいだろうか。今日は蝉の鳴き声がいつもより少なく、弱々しく聞こえる。百日紅の目に刺さる鮮やかな桃色の小さな花びらが散りはじめ、アスファルトの上に、ほんのわずかだが散乱し…

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

老いた夫への愛憎。

久しぶりに、ぼんやりと、だらだらと

八時起床。寝過ぎたのか、飲みすぎたのか、夏バテなのか、肩こりか、それとも全部が原因か、はっきりしないが頭痛。午前中に掃除片づけなどを済ませ、午後はしばらく寝ていたが、どうもすっきりしない。散歩に出るが、ぼんやりした痛みがだらだらとつづく。…

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

今日読んだ章では、拒食症になった娘を題材にしている。母の無力さと、母の強さが同居した詩。

豚、延々と。

六時四十分起床。涼しい朝。 日中は某食品メーカーのリーフレット。豚肉のことを延々と考え、書きつづけた。 夕方、小石川へ。某遊技機メーカー企画の打ち合わせ。

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

ペットを買う目的は、愛玩である(個人的には「玩」という字は使いたくないが)。そのペットが、ニンゲンの浅ましさを露呈させる。ここにも大きな苦しみがある。その浅ましさに身を沈ませることのできない者だけが感じる苦しみ。自身に対する苦しみというよ…

ニンゲンの責任/宇宙人の死体

六時三十分起床。雨音。久しぶりの雨音。雨足は比較的強いような気がしたが、すぐに止んだ。夏の陽射しの強さに雨雲が負けたか。雨は止み、たちまち明るい太陽が顔を出した。 午前中は某IT企業パンフ。納品してから、銀行回り。 午後からは某自動車メーカー…

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

五十歳になる娘がもつ溲瓶に放尿する、老いた父。 賽の河原の謳いに涙することで浄化する母子。

情報リサイクル/あかね雲

六時五十分起床。資源ゴミの日。大量に新聞と雑誌を出す。毎週出しているのだが、それでも溜まる。紙が溜まるというよりは、情報が溜まる。溜まった紙はリサイクルされるが、溜まった情報はリサイクルされない。忘れられるだけだ。 某ITベンダーのパンフレッ…

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

園芸についてを、ニンゲンの死とおなじ感覚で語っている。おなじイノチある生物であるが、死への向き会い方が違う。だから、とつなげるべきか、しかし、とつなげるべきかよくわからないのだが、伊藤は植物に対し「殺す」というコトバを何のためらいもなく、…

荻窪「インド風カリー すぱいす」

荻窪駅西改札を出て、南側。すずらん通り。 無農薬や天然の食材にとことんこだわった、インド風とあるが無国籍な感じのカレー。スパイスの調合は複雑で、どうやらフェンネルの使い方がカギのようだがよくわからん。爽やかさと刺激、香り、辛さが、最初の一口…

誤操作

六時四十五分起床。近ごろ目覚めが悪いのはエアコンをかけたまま寝るせいか。三時三十分に自動でオフになるよう設定しているのだが、寝汗のひどさに辟易し、再度電源をオンすることがたまにある。夕べがそうだった。いや、正確に言うと、そうしようとしたの…

秋色/抜殻/吟醸

六時五十分起床。先週いっぱいが夏休み、今日から仕事に復帰というひとが多いらしい。朝のニュース番組は、厳しい夏の暑さに戻る今日の空模様を報じる天気予報にからめて、こぞってそのようなメッセージを伝える。新聞を取りにマンションのエントランスまで…

恵比寿「ローカリタ・イル・パラディーゾ」

アトレ最上階にあるイタリアン。きちんと分煙されているので、ぼくのように煙草の煙が苦手なひとでも快く食事できる。 夏季限定らしい冷製パスタは、ニンニク、バジルペースト、オリーブオイル、トマトといった定番の組み合わせなのにどうして、というくら清…

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

ニンゲンの人生は生老病死とひとくくりに言われることが多いが、本作はこのうち、老病死のみっつを私的な体験を通じて徹底的に掘り下げ「詩」として、コトバのリズムをもった言語芸術として昇華させようとしている。熊本に住む詩人の両親の、母は病に倒れ入…

鶏モモ肉のパン粉グリル

モモ肉300gくらいを用意。 パン粉大さじ4くらいに、ニンニク1かけのみじん切り、バジル適量をマゼマゼ。 塩コショウしたモモ肉に、まんべんなくニンニクバジルパン粉をまぶす。 オリーブオイル適量を上からふりかける。 オーブントースターで5分ほど焼く。購…