「橿原」の任務はダミー？ 艦長もダミー？神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (64件) を見る神器〈下〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メー…

寝惚ける。ここのところ、寝惚けてばかりだ。小便がしたくなって起きたのはいいが、なぜか台所に立っていたり（危うく粗相はしなかった）、しっかり便器に腰掛けて小便したはいいがそのまま眠ってしまったり（またもや危うく粗相はしなかった）。四時ごろに…

根木少尉殺人事件の推理は進む。そしてロンギヌスの槍のヒミツも……。 ロンギヌス。磔刑になったキリストを貫いた槍のことで、超絶的な力があるとかないとか。キリスト教って意外に神秘主義的、超常現象的なエピソードが多いよな。いわゆる奇蹟。これが信者を…

六時起床。昭和の日だが、昭和を顧みるなんてことは一切せず、仕事。 夕方、アタマが煮え煮えになり頭痛もしはじめたので散歩。桜は、ソメイヨシノはもちろん山桜八重桜の類も、咲いていた形跡を覆い隠すように深い緑を幾重にも茂らせている。可憐さと大胆さ…

天皇乗船説。突飛だが、これが物語をグイグイと動かすのだろうな。神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (64件) を見る神器〈下〉―軍艦「橿原」殺人事件…

六時、起床するもスッキリと仕事ができるほどの体調ではない。昨日の別府日帰り出張、少々ハードだったようで、朝から頭痛に悩まされた。思い切って午前中は休養した。 頭痛、和らいだものの中々消えない。しかしいつまでも休んでいられない。午後より仕事。…

五時三十分起床。日帰りで別府へ。取材。温泉ではない。くたびれたので詳細は後日。あるいは省略。

いよいよ明かされる橿原の任務。その名も、豊旗作戦。 それにしても。今日読んだあたりは、完全に三人称多元描写。文体まで変わっている。視点の変化は、おそらく意図的にやっているのだろうなあ。神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカ…

七時三十分起床。一足早い五月晴れってな感じの青空。遠くに立ち上る白い雲とのコントラストが目に心地よい。風もまた、強さ、あたたかさともに五月のよう。ツバメが何度も、青空を横切る。桜や柿などの木々の葉も、鮮やかな黄緑から少しずつ深みのある緑へ…

古本で買ったけど、長いこと読んでなかったんだよなあ。 長いこと指摘されることのなかった（？）フッサールの現象学の誤読を正し、現象学の現代性と思想的意義を主張しようとしているようだ。しかし本作が書かれたのは1986年だから、まだなお現代性のある内…

半分以上残っていたものを、一気に読んだ。博学で同性愛傾向のある現代詩雑誌の編集者が、密集したものや群衆的なもの、肉体的なもの（かな？）などに激しい嫌悪感を抱いてしまう、心の病気を抱えた十代の美少年詩人のイタリア紀行文的な創作を紹介する、と…

七時三十分起床。雨。カミサンは個展期間中だが初日で立体作品がかなり売れてしまったので、後半に間に合うよう作り足す、といって今日は終日創作に励んでいる。ぼくは午前中に掃除を済ませ、午後はアウトプットよりはインプットだな、と読みかけの小説を読…

根木少尉の死と福金一水の失踪に関する推理が広がる。うーん、なかなかロジカル。神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (64件) を見る神器〈下〉―軍艦「…

五時五十分、目覚めるがあと一時間寝ちまおう、と布団にもう一度潜り込むものの、おお今日は土曜じゃなかった金曜だった平日だった、と慌てて起き上がる。 某飲食チェーンの企画のために、ファミレス数件をはしごし店舗調査。ファミレス、大学生のときはとき…

六時に起きて、空は晴れていて、草彅剛が全裸になって公然わいせつで捕まったことをネットニュースで知って、それはちょっとおかしいと思って、闇に包まれた人気のない公園で裸になるのは悪いことではなく、むしろそんなことをする時間や空間が必要だと思っ…

根木少尉の死、そして主人公・石目が搭乗してから初の戦闘。でも、まだまだ何がなんだかさーっぱり。 途中で文体はほぼそのままに、一人称一元描写から非人称多元描写に自然と切り替わり、そしてそんなことなかったかのように、また一人称一元描写に戻ってい…

六時起床。エリザベスカラーの取れた花子はさぞかしゴキゲンに、海辺のコテージで朝日とそよ風を全身に受けながら目覚めるごとく爽快な朝を迎えただろう、と思ったのだが、そうでもない。不満たらたら、プリプリ怒ったような鳴き声を発しつつ、あちこちをう…

ドッペルゲンガー、そしてロンギヌスの聖槍。『『吾輩は猫である』殺人事件』『鳥類学者のファンタジア』『新・地底旅行』『モーダルな事象』とおなじ世界観、なのかな。娯楽作品として、楽しみ。神器〈下〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカ…

五時五十五分起床。曇り。雨が降るらしい。 花子のアゴの下と頬の傷、ほぼ完治。エリザベスカラーをはずてやったら、ここ数日の不機嫌さが嘘のよう。今日ばかりは、わかりやすい猫だ。普段はわかりにくいのだが。【ポイント10倍】≪エリザベスカラー/犬・猫兼…

艦長から、橿原が内容は明かせぬものの特殊な任務に就いていることを明かされる。わけのわからぬまま、戦争をやらされる。なるほど、奥泉さんの戦争物の傑作『浪漫的な行軍の記録』に通じるところがあるかもしれない。神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: …

夕べのエッセンシャルオイル風呂（塩にラベンダーとレモンのオイルを垂らしてちょっと混ぜたやつを湯船にぶち込んだ）が効いたのか、布団と一体化したような熟睡ぶりだったようで、気づけば六時二十分、目覚まし時計にセットした時間を二十分も回っていた。…

謎の新型爆弾が積み込まれる、と思ったら煙幕弾。そうこうしているうちに、どさくさにまぎれるように、陸軍の制服を着た謎の男たちが橿原に搭乗する。 緻密な描写がひたすらつづく。リアリティに富み、かつ血が通った文体なので、ついついゆっくりと、噛みし…

七時四十五分起床。いかん、完全にたるんでる。だがあえてシャキシャキモードのスイッチは入れず、だらだらしたまま身支度し、だらだらだだらと布団を干したりした。晴れ。 昼食はしらす揚げ玉丼。ご飯にしらすと揚げ玉を乗せて、天然塩でちょっと塩味を調整…

橿原の乗務員たちの任務や会話が、いきいきと描かれている。しっかりした史実というか事実というかに基づいて書いているのだろうなあ。神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01メディア: 単行本 クリック: 16回…

六時四十五分起床。曇天。時折差し込む朝日が中途半端。 午前中は土曜恒例の中掃除。 昼食はチャーシュー丼と半ラーメン。てづくりチャーシューはそこそこ評判のラーメン屋よりも圧倒的に旨かった。いっしょにつくった半熟煮卵も絶品。白身にしっかり味が染…

準備するもの 豚ロースのブロック（チャーシュー用） 600g ネギの青いところ 適当 生姜 一かけ ホワイトペッパー スターアニス 2つ パプリカ 適当 山椒 適当 シナモンスティック 1/2本 醤油 お玉4杯くらい 紹興酒 お玉3杯くらい みりん お玉3杯くらい 水 お…

「群像」5月号より。消極的ゲイの現代詩雑誌編集者と十八歳の傍若無人な美少年詩人の出会いと別れ、なのかな。少なくとも、ポンパ的世界ではない、ようだ。まだ序盤。書き出しはびっくりするほど技巧的でぶっ飛んでいた。そして、美少年詩人・月原篤の描写や…

旧友・根木との再会。爆笑した部分を引用。 心頭滅却すれば屁もまたかぐわし。 神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (64件) を見る神器〈下〉―軍艦「橿…

四時前ごろだろうか、花子が騒ぐのでいつものように朝ゴハンを与えた。すぐに二度寝したのだが、小一時間後に目が覚めた。このとき、花子にゴハンを与えたことをすっかり失念していたからタチが悪い。ゴハンあげなきゃ、とキッチンに向かい支度をはじめてし…

出戻り予備役ロートル堅太り艦長。神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (64件) を見る神器〈下〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカー: …