わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2011年

【文学】 妙に慌ただしかったので、がっつり時間をとって読書するのが非常に難しく……。関心は2010年同様、物語性を極力排除していたり、物語とは何なのかを問い直すような作品に強く惹かれた。高橋源一郎の『恋する原発』は、よくも悪くも問題作。どう扱えば…

笑撃の年越し

六時三十分起床。あまりの夢見の悪さに、しばし呆然。深層心理から今年最後の膿が出たか。 インコのぷちぷちのカゴを大掃除してあげた。 朝のうちは少し仕事。Kensington Slimblade Trackball、ポインタがカクカクと動くようになり、やばいなと思ったら使用…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

記憶を辿る。ただそれだけで、恢復できることもある。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見るいつか王子駅で (新潮文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮…

捕食

六時三十分起床。少しだけ仕事してから大掃除、大掃除、大掃除。といってもたいした作業はしていない。高いところをハンディモップで清め、掃除機をかけただけだ。 十六時、大掃除終了。新調したホットプレートでホットケーキを焼いた。上手に焼ける。驚いた…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

思い出の共有が、連帯をうむ。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見るいつか王子駅で (新潮文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/08/29メ…

見つめられると照れるらしい

夢を見た。古井由吉と対談していたら目が覚めた。 六時三十分、きちんと起床。遠くと近くとで、二羽なのだろう、カラスが互いに鳴きあっていた。今日は可燃ゴミの最終収集日だ。今日あさっておかないと、しばらくはおまんまのくいあげだ。そんな会話をしてい…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

話の断片から人の本質を引き出す。そんな感じ。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見るいつか王子駅で (新潮文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売…

光と時間

六時二十分起床。早く起きようと思えば起きることはできたはずだが、花子がくっついて寝ていたので起きる気になれなかった。 八時三十分、ランニングへ。自分の吐く息の白さにたじろぐ。こう寒くてはかなわん。3kmくらい軽く走れればいいか、というつもりで…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

聞き上手小説になってきた。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見るいつか王子駅で (新潮文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/08/29メデ…

悶絶

六時五分起床。寒いと蒲団から出るまではタラタラしてしまうが、身支度は不思議と加速する。ある程度の寒さは人を俊敏にするようだ。もちろん限界点はあるのだろう。だが、日常生活の中でそこに到達することはまずあるまい。結局ぼくらは、ぬるま湯の中で暮…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

これは伏線なのか? 暗喩なのか? そんな部分がちらほらと。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見るいつか王子駅で (新潮文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー:…

慌ただしい

二時、またまた猫が激しい夜鳴き。生活のパターンを変えるべきか、本気で悩んでしまう。三時、早すぎる猫朝食。四時、トイレの世話。六時、きちんと起床。七時前にゴミを出すために外に出ると、東の空は当たり前過ぎるほどの黄金色に、そして西の空はなぜか…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

雑談の一つ一つが登場人物たちの個性を際立たせ、内面を少しずつ掘り下げていく……。遠回りな小説。いかにも堀江さんらしい。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) …

欲しいものが市場にない病

六時四十分起床。おそらく日の出前なのだろう。朝の闇の中で窓が結露をひたひたと垂らしている。湿度が高いのかと思うが、そうでもないらしい。喉が渇く。 身支度と動物の世話を、まだ尾を引く眠気に心ひかれているわりにはテキパキと、われながら感心するほ…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

雑談小説はまだまだつづく。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見るいつか王子駅で (新潮文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/08/29メデ…

腹苦しいので簡潔に

六時四十五分起床。食べすぎると睡眠時間も比例して長くなるらしい。 午前中は掃除。午後は仕事。 夜は義父母宅で手巻き寿司パーティー。ごちそうさまでした。向かう途中の善福寺川で見つけたチュウサギが、帰りもおなじ場所にいた。 今年のクリスマスは「ロ…

スマホのゲームをプレイするカエル

オチ付き(笑)。

エプソン EP-804A

今までのインクジェットプリンタは、2002年か2003年あたりに買ったモデル。このときも仕上がりの美しさやプリント速度の速さに驚いたのだが、さらに進化している。ネットワークプリンタの機能も標準装備。個人ユースとしては贅沢すぎるスペックに感じた。筐…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

雑談小説になりつつある。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見るいつか王子駅で (新潮文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/08/29メディ…

孤独なんですか

六時二十分起床。夕べは麦次郎に起こされなかった(花子には二度ほど起こされたが)ので比較的熟睡できたような気がするのだが、カミサンに訊いてみると、夜中に一度騒ぎかけたので、しばらく相手をしてなだめたのだという。深夜に女が一人、灯りをともさな…

今日の事件簿

眠い事件 0.5営業日事件 洋食亭ブラームスでスペシャルドライカレー事件 洋食亭ブラームスで赤ちゃん水こぼし事件 曝睡事件 ギャグなし事件 ビックカメラはショールーム事件 ミッソーニもどき事件 白い壁でないと合わない事件 みのの力か?事件 荻窪あんみつ…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

探偵小説かと思いきや、ご縁小説? いいひと小説?群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (26件) を見るいつか王子駅で (新潮文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発…

手を動かせない時間

二時、猫たちの叫び声で目が覚める。キムタクと会食する夢を見ていた。なぜだろう。彼にはまったく関心がない。意味不明の興奮状態にあった麦次郎としばらく遊んでから布団に戻る。四時、今度は花子にゴハンをせがまれて目が覚める。旧日本兵の軍服を着た義…

早々

五時五十五分起床。早朝から仕事。風邪はよくなったが、ちょっと気だるい。症状は恢復したが、それなりに体力が奪われているということか。 花子の下痢と頻尿がよくならないので、カミサンが動物病院へ薬だけもらいに行ってくれた。その間に仕事をちゃっちゃ…

荒木飛呂彦『ジョジョリオン』(1)

待望の第8部。ワケがわからないまま、いきなり激しい戦闘に突入。スタンド能力はフル活用されている。だが決着は付いていない。うう。早く二巻出ろ。ジョジョリオン volume 1―ジョジョの奇妙な冒険part8 ようこそ杜王町へ (ジャンプコミックス)作者: 荒木飛…

眠気

六時起床。眠気が長く尾を引く。目覚めの悪さを感じているということは目覚めているということだ。ならばたいした眠気ではない。妙な理屈を考えつつ、身支度。 午前中は事務処理。少し時間が空いたので、年賀状の準備。まだデザインを決めただけ。膨大な宛名…

堀江敏幸「燃焼のための習作」

「群像」1月号掲載。ひとまず冒頭だけ読んだ。いきなりインスタントコーヒーのつくりかた、飲み方からはじまる変な作品なのだが、堀江節はきちんと炸裂している(ヘンな表現だな)。 主人公は肥満体の模様。ってことは、タイトルの「燃焼」は脂肪燃焼ってこ…

松浦寿輝「ミステリオーソ」

「群像」1月号掲載の短篇。文学者らしき人物の、若き日のフランス留学でのジャズと恋の思い出。私小説なのだろうか。よくわからん。創作だとしたら、セロニアス・モンクへの愛から生まれた話なんだろうなあ。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談…

技術革新

六時二十分起床。夢に安倍なつみが出てきた。久しぶりだ。なぜ出てきたのかはわからない。 身支度と動物の世話を済ませてから、また「仮面ライダーフォーゼ」を観てしまう。面白いと感じているのは、ストーリー展開がしっかりしているからだろう。「オーズ」…

筒井康隆「教授の戦利品」

「群像」1月号掲載。筒井康隆の作品を読むのは何年ぶりだろう。筒井作品は好きで、中学、高校、大学と学生時代はよく読んだ。当時、角川と新潮で出ていた作品はほぼすべて読破していたんじゃないかな。で、本作だが……そのころの日本SF作家の作品って、みんな…