わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

古井由吉『蜩の声』

最新連作短篇集。連載は「群像」。大幅な加筆訂正はされていないようなので、連載時に読んでいたものの読み直し、ということになる。 「除夜」。追い込まれた年の瀬というシチュエーションのなか、匂いを媒介に男女の関係を描いている。近年の緊張感が異様に…

同窓会と西部劇

五時五十五分起床。同窓会と西部劇を足して2で割ったような内容の夢を見た、ような気がする。奇妙な夢に眠りながら脳やら精神やら深層意識やらを揺さぶられ、いや、逆か、脳やら精神やら深層意識やらが生み出した奇妙な夢に夢を記憶する立場にある自分が揺さ…

バリー・ユアグロー/柴田元幸訳『真夜中のギャングたち』

第1章目を読み終えた。うーん、世界観は大きく変わらないよな。真夜中のギャングたち作者: バリー・ユアグロー,柴田元幸出版社/メーカー: ヴィレッジブックス発売日: 2010/11/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (14件) を見る…

磯野ワカメ

六時三十分起床。窓にはうっすらと結露。外は曇っている。季節感が消えている。いや、冬の曇り空に若干近いか。 身支度しながら「はやく起きた朝は」を見ていたら、磯野貴理子が実家の両親が猫を飼いはじめたという話をしていた。名前は「ワカメ」だそうだ。…

バリー・ユアグロー/柴田元幸訳『真夜中のギャングたち

ヘマがヘマの連鎖を産むことがあれば、報復という形に変化することもある。相手をコケにすれば必ずしっぺ返しを受けるが、コケにされた場合はそのままコケにされっぱなしのときもあれば、気づかぬうちに報復が済まされていることも。因果応報の複雑系。だが…

目がかゆい

六時起床。目がかゆい。中学三年のとき、国語の授業で詩を書いて提出する宿題だったか授業で書いたのか、そんなことがあって、「目がかゆい」という詩を提出したことがあるのだが、そんなことを思い出しつつ身支度し、コンタクトレンズを入れたのだが、かゆ…

バリー・ユアグロー/柴田元幸訳『真夜中のギャングたち』

ヤクザや殺し屋ばかりが登場する掌編小説集。 1章目、11編。章のタイトルは「ブーゲンビリア」。1つめの掌篇のタイトルがそのまま招待トルになっている。都会の大組織に属するヤクザが南国の雨ミップ地にある田舎のヤクザに痛めつけられ、仲間を呼び寄せて何…

ドムに似ている

六時起床。窓の結露、昨朝よりも増えている。明け方の冷え込みが少しずつ厳しくなっている証拠だ。身支度してから、さっと拭いた。たちまちからりと乾いた。室内は意外と乾燥しているようだ。 ゴミ出しついでに善福寺川の遊歩道を少しだけ歩いていると、カワ…

週刊モーニング

愛する「ReMember」が休載。ショックだが、そのぶん来週が楽しみになるのでヨシとしよう。ReMember(1) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/23メディア: コミック クリック: 17回この商品を含むブログ (29件) を見るReMember…

恐るべしデニッシュ

六時起床。窓に、うっすらとではあるが結露が付いていた。ショック。また毎朝結露拭きをしなければならないのか。窓掃除ができるので、まあ、いいと言えばいいのだが。 午前中は書斎に籠もって某案件の作業。ひたすらアイデア出し。コピーライターの領域を完…

Kensington Slimblade Trackball

6年以上愛用していた、同社のExpert Mouse 7というトラックボールが寿命を迎えたようなので購入。 厚みがなく赤いボールが印象的なデザイン。おなじく愛用するキーボード「Happy Hacking Keyboard Pro 墨」とも相性はいいようだ。 驚いたのは、ウィンドウ内…

保坂和志「未明の闘争」(25)

「群像」11月号。飼っていた犬の苦痛と死について。またまた地味な内容ばかりがとっ散らかった展開だが、エピソードの一つ一つが興味深いので、どんどん読みすすめてしまう。 ちょっとだけ気になった部分を引用。今回の連載のラストの部分だ。 人生の時間の…

さらばトラックボール

六時起床。冷え込んでいるようだが、家の中は熱が籠もっている。夏の暑さが長く尾を引き部屋の中に淀む、ということはさすがにないだろう。むしろ、少しずつ秋となり、冬に近づく中で、煮炊きに使う火の熱が冷やされるより前に溜まり、籠もる、という感じな…

多和田葉子「雲をつかむ話」(10)

「群像」11月号掲載。犯罪者と刑務所をテーマにした連作小説の10回目。誰が一番悪いのかがわからない。そんな書き方を意図的にしているようだ。 群像 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/07メディア: 雑誌 クリック: 3回この商品を…

軽石を頭にぶつけられる

六時起床。今日は朝から晩まで、ずっと書斎に貼り付いて仕事。夕方に少しだけ散歩をしたが、季節を感じ取るチカラが異様にダウンしているような気がし、軽くではあるがショックを受けた。軽石を頭にぶつけられたくらいのショック。 午後、仮眠を取ろうとした…

新宿・西落合に猫寺があるそうで……

猫好きなら一度いかんとあかん。 http://blogs.yahoo.co.jp/rsjjr083/28708574.html

海辺を歩くネコの親子

この動画、いいなあ……。

山崎ナオコーラ「昼田とハッコウ」(21)

制度否定、あるいは独裁。個人の制圧。会話のなかで行われた場合、意外に制圧されたほうは自覚症状がない。だが、精神だけは不安定になる。 群像 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/07メディア: 雑誌 クリック: 3回この商品を含む…

文化祭と体育祭

夢の中で、教室にいた。小学、中学ではない。高校だ。机はランダムに並べられていて、ぼくはなぜか教卓に対し九十度ヨコをむいている。隣には女子が座っている。どうやらぼくはこの女子と仲がいいらしいのだが、どんなに記憶をさらってみても、この子が誰な…

ランニング用ウェストポーチ

今使っているポーチはナイキのものなのだが、ランニング専用ではなく汎用なので、かなりデカい。光文社発行の文庫版『神聖喜劇』全5巻がすっぽり入りそうなくらいデカい。走るときは鍵とケータイ、小銭入れくらいしか持ち歩かないから、デカいポーチを腰にま…

田中慎弥「燃える家」(13)

あ、青臭い……。時代設定は9.11の直前直後ということになっているが、なんだか学生運動時代の小説、戦後文学と共通点があるように感じられた。 群像 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/07メディア: 雑誌 クリック: 3回この商品を含…

長嶋有「スリーナインで大往生」読了

死による連帯。と書くと重苦しくつらいイメージだが、本作はじつにあっけらかんとしている。死を別れではなく、必然的かつ当たり前なものとしてとらえている。群像 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/07メディア: 雑誌 クリック: …

手のひらの上の骨壺

二時三十分、麦次郎の大声で目が覚めた。つづいてカミサンの声。花子が、花子が、と騒いでいる。どうやらぼくがトイレに行ったとき花子をパーテーションとドアの間に閉じ込めてしまったらしい。慌てて通してあげる。花子はそのまま、部屋の片隅の見えないと…

青汁

ここんところ便秘っぽいので。朝しみこむ力 青汁と21種の野菜 20袋出版社/メーカー: アサヒフード&ヘルスケアメディア: ヘルスケア&ケア用品購入: 7人 クリック: 60回この商品を含むブログ (8件) を見る大麦若葉おいしい青汁 (シェーカー付) 3g*88包出版社/…

今日の事件簿

土曜だけど仕事事件 花子ふにゃり事件 麦次郎便秘事件 オレも便秘事件

長嶋有「スリーナインで大往生」

読みすすめているが、印象がまるで変わらない……。こういうのを、安定感というのだろうか。群像 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/07メディア: 雑誌 クリック: 3回この商品を含むブログ (19件) を見る長嶋有の作品はこちら。単行…

ゲラゲラグジュグジュママーママーママー

五時五十五分起床。曇天がつづく。陽射しが恋しくなる。 九時、外出。霞ケ関にて某案件の打ち合わせ。しっかり確認し、足りない部分は的確な指示をしてくれるクライアントなので安心感がある。いいものをつくって期待に応えなければ、と自然に考えてしまう。…

長嶋有「スリーナインで大往生」

「群像」11月号掲載。物書きの倫子は、祖父の骨壺をもって伯父と新幹線に乗り込むのだが……。他愛もない記憶が、人の死を通じて時空間を自在に、そして呑気にかけめぐる。そんな感覚。群像 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/07メ…

週刊モーニング

「グラゼニ」、めずらしくハラハラの展開。だが、呑気なキャラ登場でちぐはぐな感じ。そして波乱の予感。 「ReMember」、劉と在津、2回目の1945年では初めての対面。そろそろ派手な闘いが……。グラゼニ (1)作者: 森高夕次,アダチケイジ出版社/メーカー: 講談…

健康診断の結果

コレステロール値が大幅に改善。いい感じ。肝臓の数値が落ちていたが、これは前日までメタクソに働いていたからだと思う。 不思議なのが、身長。毎年、0.3cmくらいずつ伸びている……。ひと目でわかる!健康診断 (ホーム・メディカ安心ガイドWIDE版)作者: 船津…