わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

半歩か一歩

六時起床。曇天。少し肌寒い。慌ただしい朝。あれやこれやと忙しく動き回るなかで、みゃんみゃんみゃんと軽く猫が騒ぐ。 十時三十分、後楽園へ。某案件の打ち合わせ。薄い雲越しに柔らかな陽射し。肌寒さは消えた。むしろ、早足で歩くと少し汗ばむ。社会科見…

桃子の葬儀

六時起床。終日仕事。曇天。 午後から桃子の葬儀に参列するため、カミサンが外出。夕方、帰宅。動物の葬儀の専門業者がしっかり取り仕切ってくれたようだ。火葬され、小さな骨壷に入った状態で義父母宅に帰還。寂しいかもしれないが、桃子はきっと天国から義…

さよなら桃子

六時起床。 花子の娘で、義父母宅で引き取ってもらっていた桃子が、今日の夕方、旅立っていった。14 歳と8カ月。48グラムの未熟児だったが、無事に大人になってくれた。糖尿病、そしてガンと、最後の二年間は闘病つづきだったが、毎日楽しそうに暮らしていた…

今日の事件簿

かっちり決まった事件 歯茎事件 刺身でゴハン残し事件 麦便秘事件

デロンギの新しいオイルヒーター

省エネ性が飛躍的に向上したらしい。喘息持ちのぼくは室内の埃を巻き上げてしまうエアコンでの暖房に抵抗感があるため、書斎ではオイルヒーターを愛用しているのだが(花子がオイルヒーター大好きで冬はいつも上に乗って寝るのでオイルヒーターを使わざるを…

高橋源一郎「恋する原発」読了

大統領やら将軍様やら総理大臣やら普通の人やら、一万組二万人がフクシマ第一原発の前で行為に及ぶ、という衝撃的なアイデアのチャリティーAVの描写……。放射能による影響を避けるために避難するのではなく愛し合うという行動は、どう読み取ればいいのだろう…

列車 ランチ 爆笑問題

六時三十分起床。ここ数週間、寝起きに必ずどんな夢を見たかをメモしている。あとで見直してみるのだが、どんな夢を見たかを思い出せるときもあれば、まったくわからず首を傾げる、と言うときもある。今朝は不思議だった。メモを見ると、じわじわと何かが心…

KEYUCAのお風呂用椅子と洗面器

コピス吉祥寺に入っているKEYUCAで購入。今まで使っていた風呂イスと洗面器、かなり高額だった記憶がある。高額ゆえに長年使ってしまい、長年使ったゆえにかなり汚れ、汚れては掃除し、また汚れ、掃除し、汚れ……を延々と繰り返していた。が、たまたまこの店…

福岡・井上らんたい漆器の「籃胎箸」

東急百貨店吉祥寺店で開催中の福岡物産展で購入。東京では物産展でしか買えないそうだ。竹にきしめん状にした竹ヒゴを編みながらまき付け、上から漆を塗って固める。手にしっくりと馴染む感じがあまりに気持ちよくて、衝動買いしてしまった! 早速つかってみ…

David Sylvian「Manafon」

オンガクに形式はいらない、と思って作品をつくったら立派な形式になってしまった。デヴィッドがそう思っているかどうかはともかく、本作には新たな音楽形式を切り開けるくらいのポテンシャルがある。もっとも、それは決してメインストリームにはなり得ない…

高橋源一郎「恋する原発」

川上弘美につづいて、石牟礼道子『苦海浄土』。大傑作だが、ぼくは巻頭の数十ページしか読んでいない……。 そして作品世界は本編に戻り、ついにチャリティーAVの全容が語られる。……ってキム・ジョンイルとAKB板野似のダッチワイフの会話ってなんだよ。群像 20…

活気

風の音で目覚めた。一気に押し寄せ、一気にすべてを持っていきそうな音。台風かと一瞬勘違いしたが、低気圧の気まぐれないたずらなのだろう。雨足は強まったり弱まったりを繰り返しているようだ。時計を見る。五時三十分。さらに一時間ほど寝た。 午前中は掃…

キング・クリムゾンのオーディオDVD

オーディオDVDって買ったことないのだが、どうなんだろう……。すさまじく音質が向上しているのなら買ってみて、手持ちのCDと聞き比べてみたいが……そんなヒマあるかなw。暗黒の世界~40周年記念エディション(紙ジャケット仕様)アーティスト: キング・クリムゾン…

Robert Fripp「A Blessing of Tears」

キング・クリムゾンのリーダーであるフリップが独自に開発した(っていうか、いろんなデジタルエフェクターやギターシンセサイザーを組み合わせて構築した)デジタルエフェクターシステム「Soundscapes」を使ったソロ作品。シンセサイザーの即興演奏のように…

高橋源一郎「恋する原発」

川上弘美の「神様2011」が紹介されている。それから、宮崎駿の『風の谷のナウシカ』。上映八時間の大作とか書いてあるのだが、ナウシカってよく知らないし見たこともないからホントかどうかさっぱりわからない…。群像 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: …

六時五分起床。もっと前に目が覚めていたのだが、見ていた夢のことを考えていたらかなりの時間が過ぎていた。まどろみは時の流れを止める。いや、正確には止まっているように錯覚させる。 杉の木の夢だった。杉が出てきた。まっすぐに伸びる木、切り倒され、…

バリー・ユアグロー/柴田元幸訳『真夜中のギャングたち』

「5時に夢中」の出版業界での人気企画「装丁ジャンケン」で紹介されていた本。確かに装丁はイカしてる。隅っぽいイラストはぼくの好みだ。しかし、それよりも内容に惹かれた。楽天ブックスでポチッたので、届くのは1週間後くらいかな。真夜中のギャングたち…

iPod touch 第3世代にiOS 5をインストール

あちこちでレビューされていると思うので、詳細は割愛。ここでは簡潔に述べたい。 インストールは拍子抜けするほど簡単。ただし時間がかかる。とはいえ、iPhoneユーザーが二時間かかったとか言っているが、それほどではない。ダウンロード時間を含めても一時…

週刊モーニング

「ReMember」、猊下の部下たちのヒエラルキーも見えてきた。ReMember(1) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/23メディア: コミック クリック: 17回この商品を含むブログ (29件) を見るReMember(2) (モーニング KC)作者: 王…

自分もオッサンくさいからだろうか

六時起床。曇天。外は陽射しこそないものの空気のゆるやかな冷え込みが秋を十分に感じさせてくれるのだが、家のなかは不思議と暑い。夏の暑さを引きずっているというわけではなく、生活のあれやこれやから発せられる熱が隅々に溜まっている。それが気づかぬ…

Mac Fan 2011年12月 臨時増刊号

スティーブ・ジョブズ追悼特集。まあ、天国のジョブズは自分の死を悲しむのはもういいから、前に進めって言うと思うけどさ。Mac Fan 2011年12月 臨時増刊号出版社/メーカー: マイナビ発売日: 2011/10/17メディア: 雑誌購入: 6人 クリック: 198回この商品を含…

高橋源一郎「恋する原発」

AV制作会社のスタッフたちの哀しい話は中断となり、「震災文学論」に突入。スーザン・ソンタクの発言などが紹介されている。群像 2011年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/07メディア: 雑誌 クリック: 3回この商品を含むブログ (19件) …

三文判をシヤチハタ印的に使えるようにしてしまう印鑑ホルダー

ぼくの名字は五十畑と書いてイソハタで、使っている漢字は小学生低学年でみな習うというのに組み合わせ方がレアで、滅多に親族以外の同姓の方にはお目にかからない。珍姓というのはいろいろと厄介なのだが、一番困るのが三文判。文具屋さんや印鑑屋さんの店…

生きるチカラ

五時五十五分起床。気づけば布団の隅で気をつけをしているみたいに細長くなって寝ている。中央を占領しているのは愛猫・花子だ。猫に押しのけられるわけがないので自分から場所を譲ったのだろうが、まったく記憶にない。 曇天。ゴミを出しに外へ出ると、カワ…

高橋源一郎「恋する原発」

今日読んだ部分は、まったくここに書けないくらい性的なのですよ。おまけに不道徳的な感じさえするのですよ。破壊的で愛がないのですよ。しかし、それがぜーんぶひっくり返されるのですよ。放射能まじりの雨のなかで恋を求めて歌う三人のAV業界人の姿は、悲…

インコの水飲みダイエット

六時起床。空は曇りがち。 日中は書斎に籠もって延々と仕事。バリウムで便が硬くなってしまったせいで、痔が悪化している。ううう……。NEW低反発Dr.円座クッション出版社/メーカー: 株式会社ニーズ発売日: 2009/09/04メディア: ヘルスケア&ケア用品購入: 5人 …

古井由吉『蜩の声』

正確には「予約」。連作短篇集。連載中に読んでいたが、通読すると印象ががらっと変わるかもしれない。あるいはグッと深まるかもしれない。期待。蜩の声作者: 古井由吉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/28メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含…

高橋源一郎「恋する原発」

デビュー二作目『虹の彼方に』と同名の章が登場。歴史や社会問題、国際問題とAVとが混沌となり、奇妙な世界観を構築している。初期作品に近いのだが、言葉遊びはほとんどなく、虚構世界ではなく実世界にしっかり根付いている感じがするところも初期とは大き…

TVゲームとコッペパン/すぎなみパン祭り

ゲタさん、という渾名の同級生がいた。名字が「○毛田」(○には漢字1文字が入る)だったので、下の二文字を取ってゲタさん。小柄だが四角い顔をしていて下がり眉だったので、ホントにゲタっぽいのだが、そう感じていたのはどうやらぼくだけのようで、誰もゲタ…

高橋源一郎「恋する原発」

AVと文学の相性について、戦艦ヤマトの最後について、太平洋戦争で死んでいった若き兵士たちが常に考えていたであろう、○○○○(いちおう伏せます)のこと……。 源一郎さん、なんだか小説家としての集大成的作品を書こうとしているような……。群像 2011年 11月号…