わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

村上春樹『海辺のカフカ』

警察、動きはじめる。田村カフカ少年は逃げる。ナカタさんは身を隠しながらやることをきちんとやろうとする。

ドウブツの活力

六時三十分起床。毎朝のジョギングがなまった身体にこたえているのか、なかなか起き上がれない。うー、はしりてえけど、いまひとつからだがしゃっきりしねえ、どうしよう、やめといたほうがいいかな、などとあれこれ考えを巡らせていたら、花子が横にやって…

立川談四楼『ファイティング寿限無』

実は寝る前などにちょこちょこ読み続けている。あと1/3くらいかな。さすが落語家、という描写がときおり出てきて、それが楽しい。

村上春樹『海辺のカフカ』

ナカタさん、また爆睡。ホシノさん、自分が空っぽなのではないかと考えはじめる。うーん、主人公の田村カフカといい、モラトリアム小説だな、こりゃ。

迷う

六時三十分。少しずつ温度の上がりはじめた湿っぽい空気の中を走る。 午前中は某IT企業PR誌の資料読み込みと事務処理。午後から読み込んだ資料を持って霞ヶ関へ。二時間ほど打ち合わせをする。 官庁街の街路樹から蝉の声がけたたましく鳴り響く。しかし空は…

村上春樹『海辺のカフカ』

入り口の石、ひっくりかえる。

峠越え

六時三十分起床。ジョギング。 ようやく大きな山を超えた感じ。電話もメールもかなり少なくなった。おかげで作業に集中できる。夕方には目処が立ち、業務終了。 荻窪のラオックスへ。扇風機を買い替えようと思ったが、売り切れ。荻窪の西友も売り切れ。西荻…

寝小便ではない

もう、秋みたいなもんだろ、夜は。そう思い、エアコンのスイッチは入れずに寝た。気づけばエアコン嫌いで近ごろ夜はどこかに姿を消してしまう花子が添い寝している。心地よいのだろうか。ところがこっちは汗だくだ。さほど気温は高くないと思うのだが、寝汗…

村上春樹『海辺のカフカ』

うわあ。どんどんオイディプスになってゆくよ。

おからコロッケ

う。昨日のビールが効いたか。それとも、昨日は走りすぎたか。六時三十分に起き上がるも、怠さと異和感を感じ、それがなかなか消えてくれない。ジョギングは断念し、早朝から仕事をはじめる。何度も花子に邪魔された。平日より回数が多いような気がする。日…

「美の巨人たち」 神田日勝「馬」

日照最後の作品は、後ろ脚のない農耕馬。後期、日照は物質文明を鋭く批判するようになるが、自分もその波に飲み込まれそうになっている。そのあやうさのなかでの、土への回帰。農耕馬を通じての自己確認。しかし日照は、馬に自己を完全に重ね合わせることが…

村上春樹『海辺のカフカ』

田村カフカに警察の手が忍び寄る。そしてホシノさんはサンダースに連れられて…。

東京国立近代美術館「モダン・パラダイス展」

近代絵画の名作がズラリと揃った大原美術館所蔵の作品を展示する企画展。ゴーギャンが観れるというので興奮していたが、期待しすぎたのか、さほど感銘は受けなかった。ゴーギャンはタヒチに楽園を見たというが、それを頭の中でこねくりまわしちゃったのかな…

夏ではない

七時起床。部屋の中が厚い雲の中にあるような気分。だが玄関を開け外に出てみれば、季節不明の涼やかな風が、わずかにではあるが感じられる。秋の兆しをそこに見つけたわけではない。ただ、この風は夏ではないとだけ漠然と感じた。 八時、ジョギングへ。ふと…

No Damage

七時起床。空気が重い、と感じ窓から外を眺める。いや、そのまえにまずベランダの手すりを見た。濡れている。顔を上げてみた。空は暗い。耳を澄ませる。雨音が静かに響いている。だが、それは三十分後には止まった。平坦だった雲はたちまちかたちをはっきり…

眠いひと

七時起床。夕べは「オーラの泉」を観ながら何度船を漕いだことだろう。数秒なのだが、寝ている。丸山弁護士の話が、江原さんの霊視が、まるまる記憶から抜けている。番組全体がなんだったのか、よくわからない状況で放送時間が終わってしまった。おそらくは…

村上春樹『海辺のカフカ』

ナカタさんとホシノさん、入り口の石を探しはじめる。

乗り切る。

六時二十分起床。ジョギングしているときは厚い雲が空を覆っていたが、十時ごろには晴れ間がさしはじめた。しかしまだ雲のほうが優勢。曖昧なかたちに崩れかけた入道雲が重なりあい、つながりあい、空を覆っている。 十三時三十分、竹芝の某IT企業へ。役員か…

村上春樹『海辺のカフカ』上巻読了

田村カフカ、佐伯さんが実の母なのではないか、と考えはじめる。物語の中で、偶然が必然に変わる瞬間。

レインボー四連チャン

六時二十分起床。梅雨空にどこか似た曇りかただが、空は六月よりも高く見える。秋が近づいているのだろうか。夜になるとリー、リー、リーと響きのよい金属やガラスを軽くこすり合わせたような音で鳴く虫の声が静かに聞こえてくる。昼間は蝉の天国だが、夜は…

レインボー三連チャン

六時五十分起床。八時二十分、出発。まだ朝早いせいか、あきれ返るほどの暑さは感じない。九時三十分、代理店J社のLさん、カメラマンIさんと合流し、新幹線で大阪へ。一時間三十分ほどインタビューをし、そのまままっすぐ帰る。大阪の街は東京よりも風通しが…

村上春樹『海辺のカフカ』上巻読了

田村カフカ、幽霊少女に恋をする。

虹と茄子

六時三十分起床。身支度を済ませ、ジョギングへ。ムラの多い曇りがちの空。陽射しは弱く、気温もまださほど高くないせいか、走りやすくはある。距離は短めにしておいた。自宅→西荻のバス通り→自宅。2kmちょいくらいじゃないかな。だらだらと走った。12分50秒…

Bill Evans Trio/Portrait in Jazz

スタンダードからアバンギャルドまで器用にこなすジャズ・ピアノマン。好きなピアニストだったのだけれど、一枚も持ってなかったのでAmazonで注文。日記書きながら聴いてます。予想以上にポップでした。Portrait in Jazzアーティスト: Bill Evans,Scott LaFa…

Keith Jarrett/ The Melody At Night, With You

即興演奏が静かに炸裂する「The Koln Concert」はぼくの愛聴CDのひとつだけれど、ほかの作品は聴いたことがなかった。というわけで、Amazonで注文。メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユーアーティスト: キース・ジャレット出版社/メーカー: ユニバーサル …

村上春樹『海辺のカフカ』

ナカタさん、朝定食をおごってもらう。そして、ドラゴンズファンの運転手、星野さんとふたりいっしょに四国へ。

まあ、こんなものだろう。

七時三十分起床。早々に身支度を済ませ、早速昨日買ったニューバランスを履いてジョギングに出かける。八時。すでに陽は目線よりはるか上まで上がり、路上に映る影は濃く短い。気温もどんどん上昇しているようだが、家の中にこもっていては感じられない微風…

村上春樹『海辺のカフカ』

田村カフカ、父殺しの疑惑に悩む。

昔はまるでダメだったのに

七時起床。晴れ。西側にある書斎に朝日は届かないが、それでも天気がよいのが蒲団の中からでもわかる。 モーツァルトをエンドレス再生しながら某IT企業の会社案内を進める。昼食はスパゲッティ・ミートソース。 午後早々に、編集者のE氏より電話。ライターさ…

佐川光晴「子どもにつづけ」

「群像」9月号から。ラスト1ページまでは「なんだこのグダグダなエッセイは。共感できなくはないけど、それまでだな。こりゃ小説じゃない。身のうちをつづったただのエッセイだ。もちろん私小説なんかでもない!」と思っていた。仮に内容すべてが想像の産物…