わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Robert Fripp「At the End of the Time」

ギターエフェクトシステム「Soundscapes」の最新ライブ。心が洗われるような旋律が幾重にも重なってゆく。国内版未発売。 こちらは国内発売の最新版「Love cannot Bear」。これがSoundscapesの最高傑作という人もいる。ちょっとベスト盤っぽいんだよね。

Robert Fripp & Brian Eno「Beyond Even」

期待の最新作は、1992年から2006年にかけての未発表曲集……と思ったら、これってDiscipline Global Mobileでダウンロード販売している「The Cotswold Gnomes」とまったく同じ内容。イーノが全曲を途切れ目なくつないでしまったバージョンもDisc 2として収録さ…

阪本啓一『スローなビジネスへ帰れ』

Amazonの古本コーナーで1円で購入。ぼくがプランナーとしてかなり影響を受けている経営コンサル、阪本啓一氏の2001年の作品。スローフードならぬ、スロービジネスの提案。もちろん、スピードの遅いビジネスという意味ではなくて、本物指向のとか、何かに根ざ…

花子の病気

花子が夜中にゴハン、と騒がない。代わりに、早朝に嘔吐した。水っぽくて泡状。いつもの毛玉を吐きだすためのゲロではない。花子の様子を窺ってみる。ゴハンを与えても食べようとしない。ずっと廊下の隅でうずくまったまま動かない。病気か。というわけで、…

堀江敏幸『郊外へ』

「灰色の血」。パリの掃き溜めのような状態になっている郊外都市ラ・クルヌーヴ市の荒廃と、そこで行われた作家フランソワ・ボンの文章教室。きれいごとでない、真実と不満から生まれる破壊的な文章エネルギーが少年たちから爆発する。親戚三人をアウシュビ…

David Sylvian「The World is Everything Tour」東京公演

モスクワ公演などが体調不良でキャンセルとなったらしいので心配していたのだが……デヴィッド、風邪を引いたらしい。演奏時間は約70分。アンコールはナシだ。時折リズムが甘くなったり、ピアノで参加した渡邊琢磨のソロを活かしきれていなかったり、ピアノ+…

眠る三角定規

六時三十分に一度目が覚まし上体を起こしたが、そのままの姿勢で五分ほど意識を失ってしまった。足は二本とも揃えてまっすぐに前へ延ばしている。腰から上体は三角定規の90度のところのようにピシリと曲がり、まっすぐに伸びている。そんな几帳面な姿勢だっ…

堀江敏幸『郊外へ』

「霧の係船ドック」。要するに、タナボタってことだな。 「ロワシー・エクスプレス」。フランソワ・マスペロという作家の同名の小説(エッセイ?)との出会い、そしてその読解。小説家が、無名の女性カメラマンとともに首都圏高速交通網・RERのB線に沿って、…

Mac OS X 10.5 Leopard

Mac

先日Up-to-date版が到着したのだけれど、ネットで軽く調べてみると、どうやらアレコレ既存ソフトに不具合が生じている模様。半年くらいは封印だな。

Flip4Mac

Mac

覚書として。QuickTimeプレーヤーでWMA形式を再生できるようにするプラグイン。フリーウェア。 http://www.flip4mac.com/

花子の便師になる

花子は猫のクセに便秘症で、二日か三日に一度しかウンコが出ない。ひどいときには、一週間くらい溜めつづける。最近のバイオリズムから察するに、今日はウンコ日である。夜になると、ふにゃんふにゃんと鳴き散らしながら風呂と書斎に置いてある猫トイレとを…

屁師よさらば

六時三十分起床。昨夜は屁に(いや、屁師に?)苦しめられることはなかった。が、なんだかキノコがまだ胃の中で渦巻いているような感じである。キノコが胃壁を床にして増えはじめているのかも、なんて馬鹿なことを考えながら起き上がり、大正漢方胃腸薬を飲…

堀江敏幸『郊外へ』

「動物園を愛した男」。衝動的にバスに乗り「ぶらり途中下車の旅」状態になった主人公は、パリ郊外のヴァンセンヌで下車し、カフェでビールを飲みながら、古書店で購入したマルカム・ボースという作家の『動物園を愛した男』という推理小説を読みふける。作…

キノコ鍋

ダシいらずなのがいい。 きのこを用意。今日は、フルーツのような清涼感のある香りがたまらない高級キノコのタモギダケ、粘り気はなくなっているが味わいはより濃厚な成熟した天然なめこ、限りなく天然物とおなじような栽培方法をしているらしいマイタケ、ブ…

屁師

夜中に腹が痛くなった。突如、衝撃的に、ズキュンと痛む。腸がねじれ、膨れ上がり、爆発するのではないか。そんな痛みだ。とはいえ、痛みに耐えかね、そのまま布団から抜け出せぬようになる…というわけではなかった。痛みに体もアタマも驚き、そのまま飛び起…

ギャルリ カプリス「小沢良吉 個展 —「日本語の故郷」出版記念特別展—」

日本の季節の美をテーマにした唱歌入り画集の原画展。ご本人にお会いしたかったのだが、残念ながら不在。御歳七十九歳のご高齢にも関わらず、まだまだ現役として精力的に活動されている。静寂の中に躍動感の感じられる、線の走った猫作品。素晴らしいのだけ…

堀江敏幸『郊外へ』

「夜の鳥」。淡々とした私小説って感じ。

テンキー電卓 Canon LS-12TK III

ジャイアンツ応援セールという名目で特価になっていたので購入。1500円くらいで買ったけれど、楽天で調べたらもっと安いところもあるのね。がっかり。 Palm TXを電卓がわりに使っていたのだが、ときおり押し間違えによる計算ミスがあるため、まともな電卓が…

秋の台風

「タモリ倶楽部」の歌謡曲インストゥルメンタル特集で爆笑し、「爆笑問題の検索ちゃん」でもまあまあ笑い、さあ寝るぞ、と床についたとき、そうだ明日の朝はぷちぷちにゴハンを与え、それからトイレの掃除をするので、七時ごろに、遅くとも七時半には起きる…

堀江敏幸『郊外へ』

ふたつめの短編「空のゆるやかな接近」。タイトルになっている「郊外」のフランス語の由来の話は、ジャック・レダという詩人(知らないや…)の『壁の外』という作品の紹介へとつながっていく。本文中に引用されている詩の皮膚感覚に強く共感。というわけで、…

秋の濃淡

六時三十分起床。雨。静かな秋雨に、窓越しに耳を傾けてみる。秋雨とは名ばかりで、案外、空の色にも、雨を受ける木々にも地面にも、そしてその雨に気を取られるヒトのほうにも、秋らしさは感じられない。感じられないというよりは、秋晴れの日に比べるとそ…

金井美恵子『岸辺のない海』

傑作の誉れ高い作品なのだけれど、全然手に入らない。古本は大プレミア高騰状態だし。あきらめていのだけれど、Amazonで検索したらお手ごろ価格のものを見つけたので、即断でポチッといった。岸辺のない海 (中公文庫 A 89)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: …

堀江敏幸『郊外へ』

堀江敏幸は、最近もっとも気に入っている作家のひとり。本作でデビューしているようなのだが、その極めてプライベートな内容のためか、エッセイとして評されることが多かったらしい。しかしこれは虚構だ、と堀江はあとがきで書いている。今日はひとつめの作…

起床時間を合わせてくれる猫、あるいはロボットと共演する甥/夜の虹

昨夜、二児の母となっている妹からメールがあった。息子が「めざましテレビ」に出るから見ろ、とある。出演時間は五時四十分ごろ、数秒だけだと思うが出るから見ろ。じゃあわかった。いつもは花子にゴハンをあげるために四時ごろにいったん起き、二度寝して…

町田康『パンク侍、斬られて候』読了

結局、すべては虚構の上になりたっている。ぜーんぶ嘘っぱちなのだ、歴史も、欲望も、狂気も、そしてパンクの精神も。いや、すべてが虚構の上に成り立っているのだと悟ることこそが、パンクの真髄なのかもしれない……なんてことを考えさせるラスト。もう、何…

オリンパス ICレコーダー Voice-Trek DS-50

操作性はソニーのほうが勝るが、音質と、PCでのデータの扱いやすさは圧倒的にオリンパス。ソニーは録音された音声データを独自形式で保存するので、Macで再生するには一旦Winマシンにインストールした専用アプリでMP3にコンバートする必要があるが、オリンパ…

騒ぎっぱ

六時三十分起床。風邪、かなり快方に向かうものの、まだ声はガラガラ。 午前中は事務処理のために銀行回り。午後から某官公庁の、昨日とは別のパンフレットのアイデア出しをはじめるが、花子がウンコしたいと騒いだり、滅多に姿を現さないゴキブリが壁に張り…

町田康『パンク侍、斬られて候』

猿対馬鹿の修羅場。とてつもなく馬鹿馬鹿しい惨殺描写。

チロルチョコ 京きなこ

今秋の新商品。頭痛持ちなので誘発要因になるチョコはあまり食べないことにしているのだが、これは準チョコレートということなので、コンビニで買ってみた。30円。 きなこチョコというのが気色悪そうだが、意外にチョコの食感にきなこの風味はよく合う。噛む…

iMac (20inch/Intel Core2 Duo 2.4GHz)

Mac

メモリは2GBに増設。ほかはノーマルな仕様。話題になった薄っぺらな新キーボードは頼りない打鍵感が気に入らないので、お蔵入り。3年後のリース終了時に、ほぼ新品のまま返却することになる。 ディスプレイは24インチを選びたかったのだが、デスクのスペース…