2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧
「北京越境記」。「天安門」にあった過剰なセンチメンタルさや自己陶酔的混惑という感覚は消えている。「天安門」が近代文学的だとすれば、「北京越境記」はポストモダンにつま先だけひっかかっている感じ。天安門作者: リービ英雄,Hideo Levy出版社/メーカ…
AirMac、接続する端末の関係でどうしてもWPAではなくWEPを使う必要がある。ところが、WEPではなぜかTXを接続することができない。諦めていたのだが、そういえばWPAはWEPの上位互換だったはず、と思い、TXのセキュリティをWEPからWPAに変更してみたら、あっさ…
ベッキーの家でおよばれ。トイレを借りたら和式だった。という夢を見た。六時起床。 冬の気配をわずかに感じる曇り空。気温はさほど低くないものの、吹く風はわずかに冷たい鋭さを伴っている。 仕事。某不動産会社会社案内などなどなどなど。アンナさんのお…
PalmやWindows Mobileで使えるモバイル・キーボード。Pocketgamesで購入したものが、本日届いた。ありがとう、ポケゲさん。 Palm TXはキーボードで入力することも多い。使用頻度は週に二、三度というところか。これまではPalm社製の赤外線タイプのものを二年…
ラッパ付きの花子は甘えん坊になる。何度も夜中に起こされ、その都度撫でたりさすったり。五時四十五分、あまり眠った気はせぬが起床。 久々にアポイントがまったくない日。黙々と作業をつづける。某不動産会社会社案内など。 花子、目の炎症が治まったよう…
東北のとある一族の奇妙な血の物語、らしい。これまた、ばらばらに短篇あるいは中篇として発表されているころから気になっていた。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブ…
9.11小説。何年もの間、気になっていたので。千々にくだけて (講談社文庫)作者: リービ英雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/09/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (27件) を見る
表題作と併録されている「北京越境記」を読みはじめる。「天安門」とかなりの部分が重複しているのだが、一人称で、より私小説っぽく書かれているせいだろうか、「天安門」とは違った印象。天安門作者: リービ英雄,Hideo Levy出版社/メーカー: 講談社発売日:…
わが家の猫は泣く。鳴くだけではなく、泣く。麦次郎よりも、花子が泣く。もっとも、悲しくて泣くわけではない。痛くて泣く。びえんびえんと乳幼児のように泣き叫ぶのではなく、ただただ、涙を流す。大粒の涙を。 六時起床。久々に花子の涙を見て驚く。左目が…
表題作、読了。西洋人の容姿をもちながら、日本語や北京語を操る主人公の、つねに揺らぎつづけるアイデンティティが、天安門で毛沢東の遺体を見ることで、さらに激しく揺さぶられる。毛沢東は遠い存在であり、あくまで揺さぶりの引き金でしかない。天安門作…
五時五十分起床。ちょっとだけ鼻が詰まっている。 十時三十分、芝公園にて新規案件の打ち合わせ。Mさん、iPhoneを使っていた。 十三時、新宿御苑前で打ち合わせ。なぜかリンゴ四個をいただく。 帰宅後、喘息の発作。苦しい。予防の吸入、毎日やってるんだけ…
中国を舞台にしたリービさん一連の短篇の、ごく初期の作品集ってことになるのかな。リービさんの作品、好きとは言い難いのだが、読まずにいられぬ魅力がある。それを好きと素直に認めればいいのだが、そうしたくないと思うのはなぜだろう。好き嫌いはさてお…
五時四十分起床。あー眠い、とつぶやきながら身支度。うるさいと思ったのか、横で寝ていたはずの花子はねぐらをどこか別の場所に変えてしまった。おそらくは、開けっ放しにしてあるクローゼットの奥だろう。眠いのなら、もっと寝ればいい。おれは寝れん。仕…
危うい理屈っぽさ。うろつき読書論。回送電車 (中公文庫)作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/06メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (47件) を見る一階でも二階でもない夜―回送電車〈2〉作者: 堀江敏幸出版社…
八時起床。また雨かよ。空に向かって文句を垂れつつ身支度。湿った空気が部屋の中でわずかにぬるく淀む。眠気と湿気が重なり混じり合い、ぬるま湯に満たされたプールの中を動くような感覚に襲われる。冷水を飲んで身を引き締めた。 マンション全戸の下水道の…
なんでパンなのにそーせーじやねん、というツッコミはとりあえずナシで。 ウチの近所にできたベーカリー。10月10日にオープンしたばかり。パンの味はスタンダードで大きな特色はないのだが上質であることはたしか。店名にあるように、ソーセージを使ったパン…
寝る前に紅茶が飲みたくなったのでティーバッグで飲んだら眠れなくなってしまい、おれは子どもか、とひとりツッコミを入れつつ、猫をいじったりマンガを読んだりしたのだが、一時半ごろに床に就いたはずなのに三時半を過ぎても眠れず。気づけば四時半、どう…
「タモリ倶楽部」を夢中になって見ていた。
最終章「弥生 さいごはかいご」。親というもっとも身近な、どんなに否定し拒否しようとも身近であるという遺伝的事実は変えられない存在について。しかし、親とて他者である。だから、現在「介護」という問題に直面している詩人は、叫ぶ。「あたしはあたし」…
六時起床。雨。強い雨足にゴミ出しをためらってしまう。 朝から地響きのような雨音をBGMに、全力で仕事。午前中でなんとか目途が立ったので、午後はマイペースに事務処理だの、来週からはじまる新規案件の予習だの。 十九時、雨があがったので散歩へ。西荻窪…
「如月--えろきもの」。またまた熟年セックス相談。したくてたまらん、という悩み、そして逆に、したくない、という悩み。 昨日の日記に、本作は小説なのかも、と書いたが、その理由。 正確には、小説の対極にある文学形式、それが表裏一体になって結局小説…
今日もまた六時起床。天気予報で散々雨だ雨だと脅かされていたが、朝の空は雲こそ多いがわずかに青空が透けて見える。午前中一杯はもちそうだ。 某通販カタログ企画、某IT企業PR誌など。後者は難易度が高いので、じっくり腰を据えて書いている。 午後より雨…
「睦月--おおきくなつたら」。離婚問題。というよりも、パートナーが好きじゃなくなっちゃった、という悩み。 この作品、読むほどに戸惑う。男であるぼくが女の更年期の悩みを読むことに対する戸惑い、そして、人生相談文学という新ジャンルに対する戸惑い。…
King CrimsonのRobert Frippと、元Roxy MusicのBrian Enoのコラボ第一弾。73年発表。イーノのシンセ(おそらく即興)に、フリップのエレクトリック・ギター(これも即興)がふわふわと絡んでいく。あの世の空気の流れみたいな音楽。愛聴してます。 長らくCD…
六時起床。曇りがちの秋空が、夜のうちに冷えた空気をじわじわと暖める。ここ数日、昼は十月下旬とは思えぬ陽気に汗ばみ辟易していたが、それでも空の色も木々の色も、鳥の鳴き声までもが秋めいている。気温の変動だけが季節ではない。 某IT企業PR誌の、かな…
「霜月--りこんのくるしみ」。タイトル通り。自分でも気づかぬほどの傷の深さ。 「師走--これから」。これから、というのは、これから更年期、ということ。 経緯なり状況なりを積み重ねたりねじ曲げたり時折消したりはしごをかけたりしていくのが文学の基本…
蛭子能収の誕生日。蛭子能収コレクション (地獄編)作者: 蛭子能収出版社/メーカー: マガジン・ファイブ発売日: 2003/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (8件) を見る 六時起床。夜中、花子にゴハンを与えるために一度起きた。…
六時起床。曇り。朝一番で納品。要するに書いたモノをメールでクライアントに送ったのだが、緊張感が途切れたのかなんなのかよくわからんが、下痢に襲われてしまう。ウンコが漏れそうなほどの下痢である。午後はちょっとだけ作業したが、基本的にはお休みモ…
第七章「神無月-- みんなのしつと 夏が過ぎた」。中高年の恋愛上の嫉妬について。ときに恋愛という枠をはみだして語られる嫉妬論は、上下関係においてでしか社会的立場を確認することができないというニンゲンのいやーな一面をみごとにえぐり出している。女…
七時三十分起床。曇天。 身支度掃除をちゃっちゃと済ませ、仕事。四カ月がかりの長丁場がようやく終了。少々、というか、かなり大きな問題が残ってしまったのだが。 十四時ごろと十六時ごろ、二度も散歩に出た。キンモクセイはすっかり散ってしまった。鮮烈…