わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【今日のカイモノ】divkaのストール

いや、ホントは昨日買ったんだけどね。レディースブランドなのでレディースのストール。でも男性でも使えるとデザイナーが言っているのだから大丈夫。使う。 やたらと長い。そして生地が繊細。気をつけて扱わねば。 divkaの来シーズンのカタログより。

クレーム→うどん→ひねり→ラン

六時二十分起床。晴れやかな空が広がっているかと思いきや、それほど天気は回復してはおらず、散々ぐずついたその名残を、切れ切れの雲の表面に微かに残している。湿気の強い空気が春先のように頬にまとわりつく感覚と、中途半端な空と、そして黄葉し四方八…

片岡義男『短編を七つ、書いた順』

「2 固茹で卵と短編小説」。偶然から発展し散漫に拡散拡大していく他愛もない会話が、最終的には、比較的早い段階で登場した一人の女性への二人の思い(といってもファン意識的なもの)に関する話に再着地する。気ままなようで、緻密かつしっかり計算されて…

divkaへ

六時三十分起床。重く濃淡の激しい、しかし薄いところですらしっかりとした厚みのありそうな雲。たちまち雨雲となり、ザアザアと強い音を響かせはじめた。お隣では朝からリフォーム工事がはじまっている。我が家の浴室で見た部材が次々と運び込まれている。…

今日の事件簿

日の出が遅すぎてベランダに日が差さない事件 おとなりがリフォーム展示会会場?事件 明日はdivkaさんだから行けないです事件 ずいぶんゴハンを食べますね事件 タレントのプロフィール熟読事件 ハリオのストレーナー付きマグが使いやすすぎる事件 一日中腹が…

今日の「友虫100匹できるかな?」

背中に大小様々の水滴。カッコいい。

片岡義男『短編を七つ、書いた順』

この作家を侮るなかれ。時代を反映したミニマムな作品世界の構築力がすさまじい。文章自体はナチュラルなのに、時折妙に鋭い牙を向く。読み手はそれに、浅く噛まれる。 1「せっかくですもの」 会計士を目指す三十歳の女性と会計士の父の、微妙な距離感と微妙…

丼の誘惑/アジフライ

五時四十五分、花子に起こされ、その一分後にアラームがなった。だから正確には、花子に起こされたのは五時四十四分ということなのだろう。速やかに起きて、動物の世話、身支度。 仕事。昨日よりはあれこれマイペースで進められる。 昼食はアジフライ丼。つ…

読書日記 長野まゆみ「冥途あり」読了

晩年の父の記憶の老化による混濁。周囲が覚えていたこと、あるいは元気だった頃に父から聞かされた話が、数十年をひとっ飛びして意外な記憶同士をつなげながら話す父の欠落を埋めていく…。 記憶と史実、あるいは主観的記憶と客観的史実とカンムリを付けてあ…

願わくば先月に

五時四十五分起床。もう忙しすぎてわけがわからん。午前中は外出。小雨だが風が強く、時折傘が差せなくなる。全身がまんべんなく濡れている。十一時、小石川へ。打ち合わせ、二件のはずが三件になり、四件になり、五件になりそうになったが新規の依頼だった…

今日の事件簿

花子大騒ぎ、麦も大騒ぎ事件 なんだか慌ただしい事件 てきとうチャーシュー丼が絶妙にうまい事件 胡麻かけ事件 手が肉味噌くさい事件 どうやら金属アレルギーの原因は二十数年前のむし歯のツメモノらしい事件 ウッドパズル崩壊事件 立川抜志事件 来週も歯医…

長野まゆみ「冥途あり」

死の周辺にある記憶の欠落や詳細不明の出来事を、史実や血縁が、想像力という支えを借りながら、少しずつ埋めていく。弔いとは、故人の死を悲しむことではなく、故人の欠落を埋めることなのかもしれない。 群像 2014年 12月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談…

自営業者の辞書と中上の「路地」——恋に似ている

五時五十分起床。振替休日だが働く。例によって花子に夜中散々起こされたので睡眠不足気味。曇天の空が、眠気をいっそう増幅させる。 早朝から仕事をはじめたものの、花子が大騒ぎ、つられて麦次郎も騒ぎ気味になり、ほとんど進められず。祝日なんだから働く…

長野まゆみ「冥途あり」

よみがえる、父の広島での被爆体験。あまりの壮絶さのためか、投下されてから三日間ほど記憶が消えているという。しかし、その欠落も史実が容易に埋め合わせしてしまう。事実はわからない。だが想像はできてしまう、ということの悲しさ。 群像 2014年 12月号…

さよならレコーダー

六時三十分起床。例によって身支度だの動物の世話だの片付けだの掃除だのをしていると、あっという間に時間が経ってしまう。早めの時間から仕事に取りかかろうとするが、結局仕事を開始したのは十時過ぎ。某公共系の企画案件。やはり答えがなかなか見えない。…

長野まゆみ「冥途あり」

父の遺産相続をきっかけに、回想の世界が大きく揺れはじめる…。 群像 2014年 12月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/11/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (2件) を見る 少年アリス (河出文庫) 作者: 長野まゆみ 出版社/メーカー: 河出…

NHK「団地ともお」の絵描き歌のお絵描き再現性が限りなくゼロ

こんなの描けるかっ! でもオモロイから許す。 映像ひどいけど、YouTubeに転がっていた。 絵描き歌は中盤あたりから。 ともお絵かき歌 - YouTube

ランニングでへばっているので軽めに

六時三十分起床。昨日一昨日ほど冷え込みは厳しくない。休みということもあって朝から大いに気が抜けているが、実は仕事をしなければならない。 掃除。「団地ともお」。掃除。麦次郎の皮下輸液。 パンで昼食。 午後はひたすら仕事。さっぱり先が見えなくても…

長野まゆみ「冥途あり」

「群像」2014年12月号掲載の中篇。亡き父との記憶、さらにさかのぼって直接は知らない祖父の記憶を、東京という土地の歴史の中に転がるたくさんの日常とともに語る…って感じの書き出し。「冥途」とは、残された人の記憶の連鎖のなかにある…のか? ちょっと津…

複雑化ゆえなのか

五時五十分起床。カミサンが午前中から出かけるというので、八時くらいから身の回りが慌ただしくなりはじめた。十時三十分、仕事が一区切りついたのでカミサンと一緒に家を出て、事務処理のために金融機関を回る。荻窪ルミネの「コメコメムーチョ」でドリア…

いとうせいこう「我々の恋愛」

うーん…書簡小説ならぬ、報告書小説? 群像 2014年 12月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/11/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログ (2件) を見る 想像ラジオ 作者: いとうせいこう 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2013/03/02 メデ…

すっきりはしない

五時四十五分起床。午前中から打ち合わせの予定があると、どうも焦る。気が急く。何から何までさっさと済ませ、今すぐにでも、という勢いで、とっとと家を飛び出したくなる。無論そんなわけにはいかないので、一つ一つ、いつも通りに身支度やら動物の世話や…

愛用のペンたち

コピー書いたり企画考えたり、という職業柄、ペンにはかなーーーりこだわっている。字は下手なのだが。 Parker のインジェニュイティは最近イチバンのお気に入り。ま、限りなくサインペンに近いんだけどね。 細かなアイデア出しはぺんてるのSMASHやGRAPH 100…

いとうせいこう「我々の恋愛」

「群像」2014年12月号掲載の新連載。恋愛額なる学問に没頭する学者たちの会合での、日本人学者・佐治のスピーチから物語ははじまる。そして、彼らの書いた、研究成果なのだろうか、論文、といっても限りなくエッセイに近い文章が、断片的に展開されていく。 …

奥泉光「ビビビ・ビ・バップ」(12)

「群像」2014年12月号掲載。電脳系おちゃらけ近未来SFが、奥泉さんお得意のミステリー色をどんどん強めていく。現代のIT用語を巧みに近未来風にアレンジし、それを犯罪的な事件(犯罪とは言い切れない)へとしっかり結びつけ、フォギーたち登場人物の行動の…

今日のドウブツ

わが家にのリビングに転がっている、黒くて丸い、毛むくじゃらの何か。 そして、ふなっしーと同じ配色のトリ。

ほぐせ

五時四十五分起床。心地よい黄金色の朝日と冬の冷たい風。二つが、相性の悪い異物同士のようにうまくかみあわず、どこかちぐはぐな印象を受けるのは、季節が着実に移ろい、秋と冬とがせめぎ合っているからだろうか。 朝から書斎でデスクに張り付いて仕事。混…

平野啓一郎×大澤真幸「予測不可能な未来を生きる」

「群像」2014年12月号掲載。 気鋭の小説家と思想家の対談。平野啓一郎の新刊『「生命力」の行方』の発行記念対談というところだろうか。平野が唱える「分人主義」の思想を起点に、ポストモダンと分人との関連性、資本主義の起源とシステム、そして今後の問題…

清楚な女性が何人も

五時二十五分起床。眠い。朦朧としている。だが気合いで起きる。しかし眠気は取れない。冷える。 仕事。朝のうちに少しだけ作業を進めてから外出。某案件の打ち合わせ。一時間で終わるかと思っていたが、二時間近くかかってしまう。大慌てで次の場所へ移動。…

今日の事件簿

平穏な朝事件 しかし忘れ物多数事件 石庫門でトウガラシだらけの香辣担々麺 電車で爆睡事件 焦点が見つからない事件 珈琲飲んだらダルくなった事件 一時間ほど横になったら復活事件 朝ゴハンみたいな晩ゴハン事件 うひょ。 お探しの店舗のページはありません…