わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

花子、怒る

花子、夜中に仕事をしていると怒る。昼間は机の上にどっかりと陣取り、机のものをいじるか眠りはじめる程度なのだが、夜は働くな、といっているらしく、手を噛んだり、いつもよりいくぶんつり上がった感じのする目でひとの顔をじっと見つめては、ニャニャニ…

日付越え

七時三十分起床。気温が高い。四月並みだという。ただそれだけで、たちまち季節は所在を失う。枯れた木々に異和感を覚え、椿が咲いていることが不思議になる。 午前中は某生命保険会社の案件。午後より打ち合わせのため霞ヶ関へ。外務省の前でツグミ一羽とシ…

象を踏む

西荻窪の、女子大通りにある八百屋の前に象が横たわっていた。ジャマだ。通れない。猫がひとを踏んづけても大丈夫なのだから、ひとが象を踏んづけても大丈夫だろう。そう思って象を踏もうとしたら、八百屋のおばちゃんに怒られた。 という夢を見た。 朝から…

金井美恵子『噂の娘』

父の記憶。混濁? 妄想? いつの間にかその領域に踏み込んでいる、そんな描き方。子どもは(ぼくはいまだにそうだけど)、気付くと自分の中でまったく違う世界を展開していたりする。

吾妻ひでお『逃亡日記』

ひきつづきアル中編。ニンゲンって弱いイキモノなんだなあ。

Piano!

坂本「御法度」→橋本一子「Miles Away」→John Taylor「Decipher」Sony Clark「Cool Struttin'」。John Taylorのピアノの音ってとてもソリッドなんだなあ、と実感。橋本一子は軟着陸系。Sony Clarkはユルユル系。御法度?GOHATTO?アーティスト: サントラ,坂本…

Newpen

Graffitiエリア以外でもGraffitiの入力ができるようになるPalm用ソフト。おなじ機能を実現するものに「Graffiti Anywhere」というのがあるが、こちらのほうが設定はカンタン。おまけに切替操作もラク。ぼくの利用環境にはあっているみたい。かなり安定してい…

ウンコ前

花子、昼前に大騒ぎ。何をしてあげても気に入らん、とヘソを曲げてどこかへ行ってしまう。かと思えばすぐ帰ってきて、何やらフニャフニャ鳴きながら訴える。放っておいたら、ウンコした。どうしてウンコ前は必ずこんな状態になるのだろう。 麦次郎、ぼくがテ…

♪タッタ〜、タララ〜、タララ〜、タラララ〜

七時十分起床。近ごろは朝の布団の誘惑に負けがちなので、目覚し時計はW時間差セットにしている。起床予定時間の10分から15分前に、amadanaの目覚しが鳴る。実際には「♪タッタ〜、タララ〜、タララ〜、タラララ〜」という軽快な、だがチープな単音の電子音…

花子、夕方にちょいと昼寝をしたら、添い寝して髪の毛をベロベロ舐めてくれた。 麦次郎は、あぐらをかいた膝の上でしばらくいっしょにテレビをみてくれた。 ぷちぷち、39g。換羽期は機嫌が悪くなるらしい。ぼくを一瞥するや否や、ケッ、と吐き捨てるような声…

金井美恵子『噂の娘』

大人の汚れた世界に、自分の家族の現状が少しずつ重なり合ってゆく。それを語るのは少女。大人になって、汚れた世界も自分の家族のその後も知り尽くしている少女自身。

吾妻ひでお『逃亡日記』

アル中編。これ読むと、酒を飲む気が失せる。漫画のときは、そうでもなかったのだけれど。

映画音楽家・サカモト

実は「御法度」、観てないんだよねえ。もともと映画はそんなに情熱的に観ないほう。だから本作が映像とマッチしているのかとか、そんなことはわからない。ただひとつ言えるのは、坂本龍一ってひとは、他人が構築したイメージやイデオロギーに乗っかるのがう…

休日らしい数時間

七時三十分起床。春めいた昨日の暖かさは、たちまち一昨日やその前とおなじ、しかし例年よりはいくぶん弱々しい北風に飲み込まれてしまった。薄い雲が淡い黄金色に染まり、光を散らしている。葉を落とした広葉樹の枝が、いつもよりいっそう黒々と見える。 朝…

商売道具、占領

麦次郎、カミサンの大切な商売道具である色鉛筆(プロ用だよ)の上に乗ってまったりしている。 花子、昨日までの騒ぎっぷりが嘘のように落ち着いている。ある方法(書けない…)を試した、というより中断していたのを再開しただけなのだが、効果テキメンだっ…

橋本一子さん

今日はBGMを流す気分ではなかったので、気分転換に数曲聴いた程度。マイルス・トリビュートなピアノ・トリオもの。ピアノはいいんだけど、ときどきドラム、ベースと息があわなくなることがあるんだよねえ。それをズレとして楽しむべきなのかな。 橋本嬢、最…

吾妻ひでお『逃亡日記』

漫画では省略されたナマっぽい部分やエグい部分がインタビュー形式でつづられている。うーん、切り込み方はすごいけど、やはりあの絵ってスゴいんだなあと実感。あらゆる悲壮感をたちまちナンセンスに変えてしまう。ぼくら読者は、ナンセンスを通じて悲壮を…

高橋源一郎『ニッポンの小説 百年の孤独』

かるくパラパラしたところ、なかなか鋭く切り込んだ感じなのかな、と思ったので。でも、源一郎氏には評論ではなく小説を書いてほしい。『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』は自分的には駄作だったからなあ。ニッポンの小説―百年の孤独作者: 高橋源一郎出…

スタニスワフ・レム『虚数』

東欧SFの巨匠による、実際にはない本の序文集。『完全な真空』の続編的な内容なのかな。 そういえば、昨年はレムも他界した。ご冥福をお祈りします。虚数 (文学の冒険シリーズ)作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,長谷見一雄,西成彦,沼野充義出版社/メー…

ぬるったい朝

七時三十分起床。すっきり晴れたわけではないのに、妙にぬるったい暖かさに包まれた朝。だが、寒くないのは気分がいい。身体がゆるやかに動くような気がする。 土曜だが、急な案件があるので仕事。 夕方は「リブロブックス」から注文していた本が届いた、と…

金井美恵子『噂の娘』

気高くふるまうって、どういうことなのだろう。

か〜れ〜は〜よ〜

ジャズ・スタンダードと言えば、やっぱり「枯葉」とか「虹の彼方に」とかなのかなあ。そして、ジャズの神髄はやはりジャズ・スタンダードであり、それをどう演奏しているかが鑑賞のポイント、ということになるのかなあ。 本作は、Keith Jarrett Trioのスタン…

J:COM 無線ホームLANサービス(オプション)

現在利用しているプロバイダ/ブロードバンドサービス会社のJ:COMに、無線ホームLANサービスのオプションを申し込んだ。月々525円で、CATVインターネット対応(DOCSIS 2.0対応)の無線LANルータを借りることができる。これで、 ケーブルモデムとブロードバン…

あるウィルス

イライラしてはいけない。こやつはなぜか伝染するからだ。悪質な精神的ウィルスといったところだ。わが家では、ぼくと花子がこのウィルスにとにかく弱い。仕事のトラブルだの自分の不注意だのでぼくがイライラウィルスに感染すると、それがたちまち花子に伝…

講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見』

12巻、15巻、17巻を購入。これで全部揃った。結構読んでいるが、全巻読了はいつになるのだろう……。戦後短篇小説再発見 12 (講談社文芸文庫)作者: 富岡幸一郎,講談社文芸文庫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/06/11メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回…

吾妻ひでお『逃亡日記』

これ、マンガじゃないんだね。インタビューで構成されていた。ちょっとがっかり。逃亡日記作者: 吾妻ひでお出版社/メーカー: 日本文芸社発売日: 2007/01メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 406回この商品を含むブログ (159件) を見る

金井美恵子『噂の娘』

自殺の話、つづき。

Keith Jarrett Trio!

この作品、トリオものの中ではスタンダードものを除くと傑作、と言われているようだ。でも、フリージャズなので正直よくわかんないんだよなあ。ロックのインプロビゼーションは迫力がストレートに曲に表れるのでわかりやすいけれど、ジャズの場合はそうでも…

高飛車

七時、眠気と闘いつつ、なんとか勝利。布団の上で横になったまま、目だけは開いてぼーっとしていたり、今日は何をするんだっけ、と予定を反芻したりするうちに少しずつ神経が起きはじめ、筋肉に血が通いはじめ、身体を起こせるようになる。眠気は強いが意識…

フゥンフゥン

花子、夕方は異常なほどに落ち着かず。フゥンフゥンと高い声を閉じた口から漏らしながら部屋中をうろうろしたり、机の上に乗ってMacに向かうぼくのジャマをしたり。要するに、お腹が減ったので晩ゴハンを早くくれ、くれないとずーっとジャマしつづけるよ、と…