わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

蜂飼耳「過渡期の書 『東京物語考』考」

「群像」2021年3月号の古井由吉一周忌特集に掲載。古井さんとは「群像」で過去に対談もしている詩人による、古井さんの私小説論の傑作『東京物語考』の評論。評論の評論、ということになる。『東京物語考』、ウチにあるのだけれど読めていない。 古井由吉と…

便器の蓋の上に、直に豆腐を置く/はじめてのピカール

便器の蓋の上に、直に豆腐を置く。という夢を見た。五時四十分起床。 葵、恢復してはいるのだが、腸内環境改善のフードの味に完全に飽きてしまった。ごはんを食べてくれない。さて、どうしたものか。 カルディで買ったレトルトのナシゴレンの素でつくったナ…

ウンコと読書とテイクアウトと

五時四十分起床。 九時、妻が動物病院に電話。まだ少し軟便が出る葵の治療をどうするか、相談。昨夜に採ることができた便を持って病院に来てほしいとのこと。午前中のうちに自転車で行ってもらった。そのあいだ、ぼくは念入りに掃除。便を検査したところ悪い…

恢復

五時起床。昨夜は下痢で入浴せず寝てしまったので、早めに起きて身を清めた。ひとまず腹痛はない。昨夜飲んだ薬が効いたか。葵も元気そうにしている。 仕事。問題なく、集中して作業できている。一度トイレに行ったが、便はまあ、おかしな感じではあるが、下…

猫も飼い主も。いや、飼い主は猫以上に

今朝も五時四十分起床。日中は仕事。某カタログ案件の表紙用コピー、某キャンペーンの情報収集など。 葵、なかなか軟便が治らない。かと思ったら、夕食後に自分が激しい下痢に襲われてダウン。葵よりも症状はキツいのかもしれない。早々に寝てしまった。 と…

今日の事件簿

新聞切り抜きすぎ事件(文芸時評とか) 遅れ昼食事件 あれま漏れてた事件 朝ドラ1分だけ事件 銀行ガラガラ事件 書店にキメツが並んでない事件 決算準備mtg事件 久しぶりでございます事件 うまそうな海鮮アスパラフライ事件(うまかったよ)

斎藤倫「ポエトリー・ドッグス」(2)

「群像」2021年3月号掲載。2月号から連載スタートした詩についてのエッセイ。でも、読んでみると限りなく小説。語り手の男がバーで酒を飲むのだが、このバーのマスターは犬。そして、出してくれるおつまみは詩。ちょっと高橋源一郎っぽいなと思った。連載第1…

ワカケホンセイインコは境内で叫ぶ

五時四十分起床。天皇誕生日で祝日。オフではあるが、いつもどおりに起きて、いつも通りに身支度。 午前中は掃除を済ませてから買い出し。荻窪のベーカリー「HONEY」でサンドイッチや食パンなど。昼食として食べた。この店、すべてがこだわり抜いていて、本…

保坂和志「鉄の胡蝶は歳月に記憶を夢に彫るか」(31)

「群像」2021年3月号掲載。連載開始から、もう2年半か…。当初は『未明の闘争』とおなじような作品だと思っていたが、まったく異なる方向に進んでいる。ただ、どこが異なっているのかがよくわからない。『未明の闘争』のほうが物語性があったような気がするが…

今日は普通の硬さの

にゃんにゃんにゃんの日。結婚してから最初に飼いはじめた愛猫・花子の命日だ。享年19歳。ゴージャスな外見と女王様気質、希有のツンデレ。最後は脳に腫瘍があったらしく意識がほとんどない状態で数日間を過ごしていたが、最後の最後、猫の日に天国へ旅立つ…

松井守男の壁画は見れぬがタペストリーは見れた/湯島のねこまつり

五時四十分起床。いや、その二十分前に葵が毛玉を吐いてしまったのを片付けたから、厳密には五時二十分起床か。興奮したようで、血圧が高い。 葵、おなかの調子がだいぶ回復してきた…と安心していたら、また下痢。獣医に電話すると、投薬をつづけましょうと…

今日の事件簿

昼間の軽めランニング事件 久々にキーマカレーつくった事件 なんだか落ち着いてるんだか慌ただしいんだかよくわからん状況事件 View this post on Instagram A post shared by 五十畑裕詞 (@catkicker001)

いかり肩の悩み/西荻窪テイクアウト(洋食編)

今朝も五時四十分起床。やや暖かな朝。横を向いて寝たら首が痛い。いかり肩体型なので、横向きで寝ると首が落ち着かなくなるのだ。気づくと枕の上でさらに腕枕をしていたり、枕をおかしなカタチに折りたたんで寝ていたということがあったが、今朝は何もして…

今日も今日の事件簿

猛スピードで構成事件 猫タワーの上なら投薬しやすい事件 あれ、終わってたの?事件 ITOYAペンジャケットがハゲてる!事件 iFaceのケース、好きな色が出たのでポチってしまった事件 銀行行ってすぐに帰って事件 誰もが誤解してたよ事件 猛スピードで構成事件…

今日の事件簿

思いがけない引合事件 手形廃止はありがたい事件(最近は減ってるけど) ペンのインクがZoom打ち合わせ中に切れた事件 Zoom打ち合わせ中に犬乱入事件 二回髭剃り事件(濃くないのにね) 久々のよもぎ団子事件 エビとオリーブうまうま事件 葵の投薬のコツは「…

アイデア、アイデア、アイデア。

五時四十分起床。晴れ。今朝も葵は気持ちよさそうに東側の窓で日向ぼっこをしているが、おなかが空いて慌ててゴハンを食べたようで、その直後だろうか、食べたものを全部吐いた。猫にはありがちの行動。先代猫の麦次郎や花子も似たようなことを散々していた。…

篠突く雨のなか

五時四十分起床。雨。 仕事。妻は検査のために病院へ。念のため、というレベルだったが、まったく問題なかったとのこと。それよりも、篠突く雨のなかの通院がしんどかったと思う。 夕方には青空が見えはじめた。日が落ちてから、仕事が一段落したのでウォー…

川上弘美「夜中目が覚めた時に必ず考える」

「群像」2021年3月号掲載。2月号に掲載されていた(読んだけど読書日記には書いていない気がする)「あれから今まで一回もマニキュアをしたことがない」のつづき。私小説なのだろうか。幼い頃にアメリカでご近所さんだったカズという男と語り手である女性小…

猫の誤飲

五時四十分起床。昨夜の地震の被害が少しずつわかるようになってきた。停電、ガラスなどの破損、モノの落下、ケガ。津波がなかったのは不幸中の幸い。妻がお世話になっている仙台のギャラリーはマグカップが一個割れただけで済んだらしい。ありがたい限り。…

工藤庸子「大江健三郎と「晩年の仕事」」(5)『晩年様式集』十年後に読む「カタストロフィー小説」

「群像」2021年3月号掲載。この連載評論もいよいよ最後(なのかな)。大江さんが震災直後からリアルタイムに自分をモデルにしつづけながら二年以上にわたり「群像」で連載していた小説。この作品、それまでの大江健三郎の仕事をすべて否定しかねないような自…

深夜の地震

五時四十分起床。暖かな朝。葵が早朝から東側の窓辺で日向ぼっこをしている。鼻先を窓ガラスの方へ向け、まぶしそうに目を細め、背中でたっぷりと日を浴びている様子がいかにも猫らしい。時折クンクンと匂いを嗅ぐような仕草をするのはなぜだろう。昨日の軟…

軟便、そして最後の弁当

五時四十分起床。暖かな朝。ネルシャツの下に着込んだヒートテックが少し過剰かな、と思えるくらい快適だったが、これは明らかに油断。気を抜けば風邪を引く。免疫が落ちれば、コロナにも感染しかねない。 仕事。某案件の赤字対応。中小企業の会社案内なのだ…

うろつき

五時四十分起床。建国記念の日。さほど寒さは感じず。最も寒い時期は過ぎ、これからは少しずつ春に向かってじわじわと気温が上がり、花々も咲きはじめるのだろう。近所をうろついていると、柑橘系の実の鮮やかな黄色が多く目に飛び込むが、さりげなく紅梅白…

若松英輔「見えない道標」

「群像」2021年3月号掲載の新連載。評論家が「創作」で連載ということだったが、読んでみると、文学評論であり、同時に私小説であり、エッセイでもあり…と、カテゴライズが困難な内容。文学とともにあり続けた一人の男性を、人生ではなく、文学を軸にして語…

アフリカの友人

五時四十分起床。大学時代の同級生が夢に出てきた。細くて身体の弱い人だったが、卒業後は、アフリカで道なき道を四輪駆動車でぶっ飛ばすなど、別人のようなことをしているというのを後に本人の口から聞いて驚いたのを、目が覚めるや否や、思い出した。おそ…

若松英輔「見えない道標」

「群像」2021年3月号掲載。「新連載創作」とあるのだが、著者は評論家じゃなかったっけ? 読んだことないのだけれど。 まだ数ページをパラパラしただけなのだが、創作というより評論のような気がするが、どうなんだろう。冒頭で展開している開高健の「音」に…

生命力、回復力。

今朝も五時四十分起床。アルコール消毒で荒れたせいなのだろう、先端がパックリと割れてしまった親指がまだ痛む。なるべく刺激しないよう気をつけながら顔を洗ったり食器を洗ったりするのだが、気をつけるだけ無駄だ、とわかったら、逆に痛みを感じなくなっ…

今日の事件簿

「群像」届いた事件 指先パックリ事件 トメハネハライ事件 Web会議で音声がたまに途切れる事件 余計な音声系プラグインを全部削除した事件 レノボ明日には届くらしい事件 いぶりがっこのパン事件 ストレッチするほど引いていく事件 ピザうま事件 View this p…

高山羽根子『オブジェクタム』

表題作。祖父のヒミツの壁新聞制作を手伝う小学生の頃と大人になった現在、二つの時間軸で物語は進む。小学生の頃のストーリーは、同じ小学校に通う女の子のDVだの手品をする謎のおじさんだのが登場し、さらに祖父は病に倒れてしまう。そして壁新聞は、主人…

次に食べるのは数年後

五時四十分起床。四月頃の気温だという。スギの花粉も舞いはじめているらしく、かなりのフライングで春がやってきたように思える。しかし、この春は明日にはいったん引っ込むという。七度も下がり、冬に戻る。この温度が正常なのだろうが、なんだか釈然とし…