わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

哲学

稲垣諭「「くぐり抜け」の哲学(1) くらげの現象学」

「群像」2022年10月号からの新連載。弱さが肯定されされる(というよりも、弱さを認め、助けることが常に求められる)風潮がある現代において、弱さの肯定をどこまでくぐり抜け、向き合い、受け入れる準備ができているのかを、哲学的に問い、答えを探す試み…

永井玲衣×三木那由他 対談 「「弱さ」のこと……」

「群像」2022年10月号の特集「「弱さ」の哲学」より。読了。二人の若き(といっても多分三十代)の、女性、そしてトランスジェンダーの哲学者による対談。本文の見出しを見るだけでも、この対談が普通の哲学者同士の対話や議論ではないことがよくわかる。 哲…

蓮の花を見てから

五時四十分起床。涼やかな朝。身支度を済ませ、調子にのってランニングへ。出発したのが八時過ぎだったからか、すでに気温は上がり、Tシャツがたちまち汗で重たくなった。7kmほど走ったが、アキレス腱は違和感こそあるものの好調で、スピードも自分としては…

時間の経過が時間に対するルーズさをつくる

五時四十分起床。大抵はアラームがなる五分ほど前に目が覚めるのだが、今朝は音のほうに出し抜かれた。昔ながらの目覚まし時計なら無意識のうちに止められるのだが、スマホの場合はそうはいかないようで、まず数秒呆然とし、スマホだ、と気づいてから、たっ…

それでなんとかなっているのは

五時四十分起床。曇天。蒸し暑いかと思ったがそんなことはない。朝は快適、という日がつづいている。夜は寝苦しさを感じることも少なく、それなりに熟睡できている。エアコンは布団に入ると同時に、あるいはその数時間前から切っている。それでなんとかなっ…

盛況

今朝も五時四十分起床。平日とおなじように身支度、そして動物の世話。コジコジのカゴはバラして掃除した。また軽度の換羽が来ているようで、綿毛がいくつも落ちていたり、カゴの針金に絡んでいたり。 掃除。妻は個展会場の高円寺「猫の額」へ。ぼくは書斎に…

相変わらずあざやかで美しい

デロンギのオイルヒーターを買う夢を見た。現実にはもう持ってるんだけどね。五時四十分起床。 雨はすっかり上がっていたが空はまだ薄く灰色で平坦な雲に覆われ、今ひとつすっきりしないな、と考えつつベランダから窓越しに眺めるのだが、窓から離れて数分も…

カルガモ、コガモ、他多数

今朝も五時四十分起床。起床直後の部屋の中は薄ら寒かったが、ベランダに出てみると四月にしては日差しが強く気温も高そうだったので、布団を干し、冬用の毛布などを一気に洗濯した。午前中干しただけでカラッカラに乾いた。 午後、ランニングへ。夏日だった…

こんな日もある。

五時四十分起床。天気が荒れるという予報だが、朝のうちはその兆しはほとんど感じられず、いわゆる花曇りという、うすっぺらく霞んだ曇り空が拡がっていたが、午後にはポツリポツリと来た。これで花が散るか、と思ったがそれほどの強まりは見せず、肩透かし…

おばちゃん三人が

五時四十分起床。真冬の冷えは感じないが、つい惰性で暖房を付けてしまう。一時間も経たぬうちにきってしまうのだから無駄な気がするが、どうなのだろう。 今日は休日に。花粉症がぼくよりもひどい妻は外出せず引き籠もると宣言している。ぼくは午後からラン…

その場で反転、すぐ帰宅

五時四十分起床。雨。朝のうちは雨足が強く家の裏手を流れる善福寺川の水量が気になったが、覗き込んでみるとたいしたことはなかった。時間が経つにつれて雨は弱く微かになり、これなら午後は走れるかな、と期待していたが、今ひとつすっきりとした晴れ空に…

生活のアレコレを済ませていくうちに

五時四十分起床。朝のうちは曇りがちではあるものの朝日はこの季節にしてはまぶしくて強い。暖かさから春の予感を色濃く感じるが、それもつかの間、掃除を終え、買い出しを済ませ、昼食をとって、と生活のアレコレを済ませていくうちに陽は雲に隠れ、雲はど…

ソロモンとムサイ

今日も五時四十分起床。仕事しようかと思っていたが、朝から頭痛がひどく、もう一カ月くらいマトモに休んでいないので、思い切って今日はオフにした。といっても、朝に三十分だけ仕事しちゃったけど。 午前中は念入りに掃除。午後、妻が個展会場に向かうので…

ぼくは胃カメラの扱いがうまいよ

五時四十分起床。昨日の健診で飲んだバリウムの排泄ばかり気にして一日が過ぎた。ひとまず朝に一回、昼に一回出ているが、こんなもんでダイジョブなのだろうかという不安がつきまとう。三年くらい前だったか、バリウムの排泄が遅れて硬くなってしまい、肛門…

多少の自制が

六時起床。いつもより少しだけ長く寝ている。動物たちの世話を済ませてから新聞のチェックなどしたが、健康診断の予定があるので朝食は食べられない。なんだか調子が狂う。モーニングルーティーンが変わるからだろう。 午後、高円寺へ。高円寺フェスをやって…

夏の名残

五時四十分起床。妻が出張中なので洗濯は自分でする必要があるが、掃除や朝の動物たちの世話は自分の担当なのでやることはあまり変わらない。 台風一過。秋晴れ、と言いたいところだがまだまだ夏の名残は色濃い。キンモクセイが散りはじめているというのに、…

強引に、たぐり寄せるようにして

五時四十分起床。雨。葵は朝からゴキゲンだ。体調はすっかりよいらしく、食欲はあるし、快便。ひとまず安心。 念入りに掃除をしてから仕事開始。さてどうしよう、皆目見当もつかん、という内容の案件だったが、手を動かしてみると、不思議と糸口が見えてくる…

ウンコと読書とテイクアウトと

五時四十分起床。 九時、妻が動物病院に電話。まだ少し軟便が出る葵の治療をどうするか、相談。昨夜に採ることができた便を持って病院に来てほしいとのこと。午前中のうちに自転車で行ってもらった。そのあいだ、ぼくは念入りに掃除。便を検査したところ悪い…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」現代篇(5) 〈しるし〉が来た

「群像」2021年1月号掲載。今月もニーチェの『ツァラトゥストラ』。永劫回帰という概念が、実はキェルケゴールと表裏一体のような関係をなしている。キェルケゴールの思想はキリスト教を信じるがゆえに神の矛盾に気づくというジレンマを抱えている、みたいな…

お札返し

五時四十分起床。土曜なので仕事は休み、と思いきや、七時に校了したはずの案件の赤字が届いた。大慌てで原稿を整理し、デザイナーへ。作業時間はわずか三十分だったが、結局今週も働いてしまった。ここ数週間、日中はさほど慌ただしくないのに夜に連絡が集…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 現代篇4 永劫回帰の多義性」

「群像」2020年12月号掲載。 キェルケゴールの「絶望」を乗り越えようとした思想として、ニーチェが上げられている。「永劫回帰」を、著者はルサンチマンやペシミズム、ニヒリズムに対峙するものであるとし、その根拠について考察を展開している。ぼくはニー…

鷲田清一「所有について(10) 所有と譲渡可能性」

「群像」2020年12月号掲載。 所有権(事故固有性)とは、その本質とは何か、の考察。ロックからヘーゲルまでさかのぼり、「身体性」という問題から所有について考察している。身体は自分自身のようであって、実は完全なコントロールができない、その構造や状…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」現代編(3)絶望としての信仰

「群像」2020年11月号掲載。あと一章だけ読み残したまま、二週間以上放置してしまった…。 絶望とは悲劇に由来するものであるが、一方でキリスト教の福音書は反悲劇的正確があり、すなわち「喜劇」でもあるという点にキェルケゴールは着眼していた、と著者は…

鷲田清一「所有について」(8)〈自〉と〈他〉の力学

「群像」2020年10月号掲載。 占有という概念が所有へと変化するプロセスにおいて、そこに「黙契」という概念が生まれている、と著者(というか今回の鍵となる『人間本性論』を書いたヒューム)は述べているのだが、「黙契」が誕生する原因となっているのが、…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」現代編(2)もうひとりのモーゼ

「群像」2020年9月号掲載。 西洋文化の精神構造としてのエディプス・コンプレックスはフロイトの精神分析における根幹をなしている…と思いきや、晩年のフロイトは『モーセという男と一神教』という著作で、モーゼには出エジプトを指導したモーゼとは別にもう…

鷲田清一「所有について」(7)法と慣行

「群像」2020年9月号掲載。 所有という概念は、自/他の単純な二項対立上の利害関係から生まれるわけではない。著者はソースティン・ヴェブレンの『有閑階級の理論』という著書の一文を引用しているが、これがぼくにはわかりやすかった。 「所有権は、生存に…

葵、三歳。

六時起床。今日は愛猫・葵の三歳の誕生日。ぼくの誕生日とは一日違いだ。妻が、購入しておいた新しいおもちゃを下ろしてあげた。ま、いつも遊んでいるものだから、特に変わった様子は見せなかったのだが。昨夜、もうひとつの誕生日プレゼントに、と猫タワー…

熊野純彦『西洋哲学史 古代から中世へ』

過去に哲学関連の入門書は何冊か読んでいるけれど、歴史的視点から体系化されているものは読んだことがなかった。昨日の、竹田青嗣セミナーを見て、自分には哲学史、思想史の知識が体系化されていないことを痛感。というわけで、買ったままだったこの本を読…

竹田青嗣×苫野一徳のセミナーに参加する

五時四十分起床。雨。朝のうちは強かった雨足が次第に弱まり、午後には止んでしまった。だが空はなお重い。 午前中は掃除。いつか使うだろう、という安易な理由でつい溜め込んでしまった大量のAmazonのロゴ入り段ボール箱を処分。少しだけ残すことにした。 …

「群像」2020年7月号まとめて(保坂和志、小田原のどか、樫村晴香)

群像 2020年 07 月号 [雑誌] 発売日: 2020/06/05 メディア: 雑誌 保坂和志「鉄の胡蝶は夢に記憶に歳月に掘るか(23)」。今回は新型コロナにまつわるエピソード、かと思いきや、最後のあたりでいきなり、まったく別の物語がはじまった。これ、次回につづくの…