わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

日本文学

町田康「神xyの物語」

「群像」2020年1月号の短篇特集に掲載。要するに古事記の冒頭ですが、町田節全開。『記憶の盆をどり』がかなり評判いいので、読んでみようと思っている。『ホサナ』が自分には合わなくて、途中で読むのをやめちゃったんだけどねえ。他の作品は結構読んでる。…

細菌性ではなかった

五時四十分起床。 妻は、昨日嘔吐し一瞬だったが体調を崩したコジコジを連れて鳥の病院へ。ぼくは後楽園で打ち合わせを二発。 妻からLINEで連絡。こっちゃん、換羽によるストレスが原因で細菌性ではなかった。今後、食事量の制限は必要だが問題はないそうだ…

滝口悠生「隕石」

「群像」2020年1月号掲載。迷いこむようにして訪れた居酒屋での会話。隕石、方言、佐渡、蜘蛛、金、ネパール、カレー、ナン…。最後にこれらが「UFO」に集約されていく(と読めなくもない)。その不思議なまとまり方が、妙に面白い。 群像 2020年 01 月号 [雑…

合計11km

五時四十分起床。成人の日。世界的にも、祝日にして式典をして、というスタイルで成人を祝うのはどうやら少ないらしい。アジアやアフリカの一部の民族には度胸試しのような儀式が今なお残るようだが、よくわからない。いずれにせよ、晴れ着とはおよそ縁遠い。…

長嶋有「あら丼さん」

「群像」2020年1月号の短篇特集に掲載。もう2月号が届いているのだが、まだ1月号を読んでいる。 長嶋有本人がモデルらしき語り手が主催する句会、俳句の同人サークルのメンバーがであるあら丼さんが急逝する。語り手は同じ句会の同人のスモという男とともに…

固定具として

今朝も五時四十分起床。それなりに眠れたというのに朝から疲労を感じるのは、昨夜の筋トレがハードだったからか。 仕事。朝から見積やら納品やらと慌ただしい。せわしなく動き回っていると、コンペだった某案件の採用が決まり歓喜。別のコンペ案件も昨日、採…

飛浩隆「未の木」

「群像」2020年1月号掲載。並行宇宙をまたぐ愛。うん、そんな感じ。 群像 2020年 01 月号 [雑誌] 作者: 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/12/07 メディア: 雑誌 象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA) 作者:飛 浩隆 出版社/メーカー: 早川書房 発売…

飛浩隆「未の木」

「群像」2020年1月号掲載。この作家のことは全然知らなかったのだが、SF作家としてかなり有名なようだ。だとすると知らなかったことがちょっと恥ずかしくなったりもするのだが。 結婚記念日に単身赴任中の妻のもとに夫から送られてきた謎の鉢植え。諸星大二…

変容と心配と

五時五十分起床。昨日のインターバル走が少しこたえているようだ。曇天。微かな朝焼け。 午前中は掃除。午後からは仕事。 夕食は年末に作って寝かしておいたローストビーフをどんぶりにして食べた。食べながら、マツコ・デラックスがMCをするバラエティを観…

年始

あけましておめでとうございます。 五時四十分起床。元旦ではあるが生活のリズムは普段とあまり変わらない。身支度し、動物たちの世話をし、グラノーラとヨーグルトで朝食。 元旦恒例の朝刊掲載広告の切り抜き。今年は西武百貨店が特におもしろかった。そし…

行く年の

五時四十分起床。曇天。雲の厚い朝は目覚めが重くなる。起きることはできても、眠気をしばらく、呆れるほどに引きずる。気づくと雨が降りはじめていた。 冬休み中ではあるが休み明け納品の案件がいくつかあるので、今日は仕事をすることに。といっても年末の…

百年の孤独のような

五時三十五分起床。今朝はトイレで目覚めなかったことに気づく。なぜだろう。わからない。 仕事。複数の案件が年をまたいですぐの納品となっているので、あまり気持ちは休まらない。今日が仕事納めではあるが、まだ最終決定の指示が来ていない案件や、年明け…

小池昌代「ぶつひと、ついにぶたにならず」

「群像」2020年1月号の短篇特集に掲載。小池昌代は好きな作家の一人。ひとまず半分くらい読んだ。祖母の世話のために学校に行っていない男の子。負の感情に取り憑かれた祖母から受ける理不尽な扱いが悲しい。だが、なぜか微かに希望のようなものも感じる。な…

川上弘美「恋ははかない、あるいはプールの底のステーキ」

「群像」2019年1月号掲載。例の短篇小説特集。ある日本人の子どものアメリカでの生活の話が、あの淡々とした、そして半歩ほど現実からはみ出したような文体で語られる。 群像 2020年 01 月号 [雑誌] 作者: 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/12/07 メデ…

保坂和志「UFOとの対話」

「群像」2020年1月号掲載。宇宙論、認識論、時間論、多元宇宙論、のごったまぜ。今のところ、UFOとは対話していない。いや、しているのだが、その対象がぼくらの考える乗りもの的なUFOではない。 群像 2020年 01 月号 [雑誌] 作者: 出版社/メーカー: 講談社 …

鉛雲

五時三十五分起床。葵が、夜が明ける前から窓を開けろとうるさい。猫だから多少は見えるのだろう。 曇天。空の色だけなら二月、鉛色の雲。 外出の予定がないので、終日書斎で仕事。某生活家電メーカーパンフレット、某金融機関広報誌、某美容メーカーカタロ…

山尾悠子「漏斗と螺旋」

「群像」2020年1月号掲載。例の短篇特集。この作家のことはまったく知らず読んだこともなかったのだが、現代詩の散文詩みたいな書き出しが気に入ってしまったので、先入観ゼロで読み進めている。難解だが妙に映像的な描写は、松浦寿輝あたりを彷彿とさせるの…

高村薫「星を送る」

「群像」2020年1月号の「新年短篇特集」に掲載。天文学、物理学、そういった科学的かつ大半が人知を超えた世界のことなら理解できるが、人の心は今ひとつ理解しきれない男。…かなしい。 実は、高村薫ってほとんど読んだことがない。短篇を数作品、という程度…

高橋源一郎「カズイスチカ」

「群像」2020年1月号の新年短篇特集に掲載。さまざまな、高齢者の「死」の間際、そして「死」そのものが断片的に、そして重層的に語られている。少し実験的な感じ。やはり高橋源一郎はこうでなければいけない。表題は鴎外の作品名のようだけれど、残念ながら…

瀬戸内寂聴「見るな」

「群像」2020年1月号の新年短篇特集に掲載。例によって自身の波瀾万丈の恋愛人生を題材にした私小説なのだが、数十年を一気に駆けぬけるような展開だというのに、その一瞬一瞬の感情が、たいして描写されてもいないにもかかわらず、克明に伝わってくる。そし…

乗代雄介「最高の任務」

「群像」2020年1月号掲載。ようやく読了。仲の良かった叔母との記憶をたどりながらの家族旅行。信じるということが起こした奇跡というか、必然の流れというか。重たいテーマであるはずなのに、文体の軽妙さと緻密で起伏のある構成が、そう感じさせない。…そ…

清掃

六時二十分起床。珍しく寝坊。もっとも、朝から予定があるわけではないからまったく問題ない。曇天だったが、日が高くなるにつれ青空も広がってきた。コジコジのカゴを念入りに掃除する。 午前中は掃除とアイロンがけ。妻がつくってくれたパスタで昼食を取り…

乗代雄介「最高の任務」

ダラダラと少しずつ読んでいる。一気に読まないのは時間をつくりにくかったのと、首が痛くて長時間本を読むのがちょっと辛かったから。 東武線の特急の中で、主人公の大学卒業当日の女性がチカンしてくるおっさんに逆襲するシーン、なんだかすごい。男性の作…

乗代雄介「最高の任務」

「群像」2019年12月号掲載。まだぱらっと読みはじめた段階なのだが、どうやら日記がベースになっている…のかな。日記部分のいきいきとした日常描写がたのしい。女性の一人称を男性が書いている。 メディア: この商品を含むブログを見る 本物の読書家 作者: …

堀江敏幸「二月の次に七月が」(24)

「群像」2019年12月号掲載。記憶を辿るということ。幸せも、ちょっと避けたかったことも、でも向き合わなければいけないことも、どうでもいいことも、すべてが今につながっている。 メディア: この商品を含むブログを見る メディア: この商品を含むブログを…

保坂和志「鉄の胡蝶は歳月の夢は記憶に彫るか」(17)

「群像」2019年12月号掲載。ションベンの記憶のオンパレード。おもしろいなあ。特に小学生の時のションベン競争。ぼくはここまでひどいションベンをしたことないけど。 メディア: この商品を含むブログを見る ハレルヤ 作者: 保坂和志 出版社/メーカー: 新潮…

松浦理英子「ヒカリ文集(2)」

「群像」2019年12月号掲載。劇団内で恋愛を繰り返していた男女両方が恋愛対象の女性劇団員の思い出を、各劇団員がリレー形式で語るというスタイルの連作。ひどいな、と読みながらつぶやいてしまうほどの無頓着さと奔放さ。ピュアという短絡的な言葉では片付…

ずれる眠り

五時四十五分起床。生活のリズムがルーズになるとたちまち仕事にもボロが出るので可能なかぎり同じ時間に起きて同じ時間に腹を満たし、という生活を続けるようにしているのだが、目覚めの時間だけは、アラームを設定した時刻よりも必ず五分、十分、ひどいと…

恵比寿へ

五時四十五分起床。少しのどが痛い。熱を計ったら37度。微熱と言えるほどでもないがいつもよりはわずかに高い。ほったらかしたら発熱するのかな、と思いつつ、いつも通りに身支度を進め、念のため、と朝食の後に薬を飲んだ。 午後、外出。丸ノ内線で屈強そう…

半分干からび

五時四十五分起床。四時ごろだたろうか、妻がゲロ臭い、ゲロ臭いと騒いでいるので目が覚めた。葵がどこかにゲロしたらしいのだが、発見できないという。だが、ぼくが起きたらすぐ見つかった。妻の枕元にかなり近い場所で、半分干からびかけていた。 仕事。某…