わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

日本文学

工藤庸子「文学ノート・大江健三郎 Ⅰ 敗戦と小説について 大岡昇平×大江健三郎(2)」

「群像」2022年10月号掲載。大岡の『俘虜記』を中心に。『俘虜記』は大学生の頃に読んだが、とっ散らかった印象でよくわからなかった。テーマが明確でストーリーもわかりやすい『野火』のほうが夢中になれたのだが、今読むと、包括的かつ多面的、そしてリア…

堀江敏幸「二月のつぎに七月が(44)」

「群像」2022年10月号掲載。常連客の漫才の掛け合いのような会話と大食いタレントのような食いっぷり。作者は、書いていてとても楽しいのだろうなあ。 父の形見の文庫本からわからない部分や気になる部分を書写するのを日課にしているもうひとりの常連客、阿…

保坂和志「鉄の胡蝶は夢に記憶は歳月は彫るか(50)」

「群像」2022年10月号掲載、今月分を読了。上から下への指示系統、ピラミッド型のヒエラルキーが、あらゆる政治的不和の元凶? あらゆるというのは極論すぎるかもしれないが、そう思えなくないのがちょっとコワイ。 群像 2022年 10 月号 [雑誌] 講談社 Amazo…

保坂和志「鉄の胡蝶は夢に記憶は歳月は彫るか(50)」

「群像」2022年10月号掲載。相変わらずの、反骨と少数派のオンパレード。それが迷走していくのだから、ホントにすさまじい小説だ。迷走は、脱物語化のための装置なんだろうなあ……といったことを書くと、きっと保坂さん本人に怒られるし、「違う」といわれる…

上田岳弘「多頭獣の話(1)」

「群像」2022年10月号掲載の新連載小説。SEをしている語り手のかつての部下が、一風変わった予言系YouTuberとなり……。上田さんらしい設定。おもしろそう。 群像 2022年 10 月号 [雑誌] 講談社 Amazon ニムロッド (講談社文庫) 作者:上田岳弘 講談社 Amazon …

堀江敏幸「二月のつぎに七月が(43)」

「群像」2022年9月号掲載。地上げ屋みたいなエピソードから一転、いちば食堂の常連である阿見さんが、サラリーマン時代の先輩から、借用書の代筆と捺印をしてほしいというとんでもない依頼を受ける。 前半の地上げ屋パートで契約書やハンコのことが語られ、…

堀江敏幸「二月のつぎに七月が(43)」

「群像」2022年9月号掲載。この作品も40回を超えたか…。 あけぼの市場の駐車場奥の土地絡みのもめ事。やっかいな状況を引き起こしている西戸という男の設定が絶妙。いわゆる反社の人なのだけれど、高校時代は野球部で名二塁手、そして彼が白線引きで引いたラ…

保坂和志「鉄の胡蝶は記憶の歳月の夢に彫るか(49)」

「群像」2022年9月号掲載。章タイトルは「ネッカーの立方体と占有あるいは奥州合戦に総勢45万機超え」。内容はこの章タイトル通りなのだが、これらが微妙につながったり切り離されたりしながら迷走している。そこがおもしろいのだけれど、そういう読み方(と…

騒ぎすぎて高揚している目覚めが

五時四十分起床。最近、十人くらいの少人数でお祭り騒ぎ、といった内容の夢をよく見ているのだが、ディテールはさっぱり覚えていない。騒ぎすぎて高揚している目覚めがあるかと思えば、少々疲れていることもある。いずれにせよ、眠りは浅いのだろう。 仕事。…

読めないな、と独り言をいいながら

五時四十分起床。身支度をはじめると、雨が降っていることに気付いた。予報では、どうだったっけ、晴れだったような、と記憶を辿りながらベランダ越しに外を見る。篠突く雨、という表現がしっくりするほどの強さだったが、三十分もせぬうちに弱まり、雲は明…

目が覚めた途端に忘れ

四時四十分、目が覚めてしまった。高校生か中学生か、ずいぶん昔の自分とその友だちが何やらやらかしている、そんな夢だった気がするが、目が覚めた途端に忘れた。ま、いつものことだ。五時四十分、きちんと起床。 涼しい朝。だが曇天だから爽やかさはない。…

何も知らない自分は、ただただ

五時四十分起床。呑気に身支度をしていたら、突然の豪雨。朝からスコールのような降り方だが晴れていたわけではなく、気象学を心得ている人なら納得できるのだろうが、何も知らない自分は、ただただ驚くばかりだ。 仕事。朝からせっせと事務処理。アキレス腱…

忘れてしまった夢の内容と

五時四十分起床。とんでもなく大切なことに夢の中で気付いたが、目が覚めたら全部忘れた、というよくあるパターンの目覚め。その内容を無理やり思い出そうとしても徒労に終わることが多いのでほったらかしにし、身支度をはじめる。当然、夜中にひどく寝汗を…

季節とずれているような錯覚を

五時四十分起床。夏は終わったか、と感慨深くなってしまいそうなくらい、涼やかな朝。さわやかというほど晴れてはいないのだが、空気はひんやりとして心地よい。小学一年生の子がいるお隣さんの家で咲いている朝顔が季節とずれているような錯覚をしてしまう…

かかりつけ医は立川流で落語も

五時三十分起床。涼しいのか蒸し暑いのか、よくわからない朝。湿度は高いようでカラダに湿気がまとわりつく感覚があるものの、気温はいつもより低いからそれなりの快適さはある。この宙ぶらりんでどっちつかずの感覚のおかげか、早く目覚めはしたのに身支度…

丁寧に作業しすぎて、逆に

五時四十分起床。昨夜、友人が来た際に焚いたお香のにおいがまだ残っている。軽く喉が痛むのは、煙も微かに残っていたからか、それとも。 仕事。腰を落ち着けて作業する時間はたっぷりあるというのに、なんだかせわしなく、慌ただしい。丁寧に作業しすぎて、…

あれこれと数珠つなぎに手を動かしていくうちに

五時四十分起床。なんだか体調がおかしい。異常な火照り、軽い吐き気、胃のもたれ。体温を測ってみるが平熱だ。七時半ごろからデスクについて、メールチェックから仕事を始めたが、一度手を止めて横になろうかと本気で考えたものの、なかなかそうする気にな…

今日から開始するはずなので

五時四十分起床。歯肉炎はかなり落ち着いたが、クスリのおかげなのだろう。固い食べ物は避けるよう気をつけながらケアしている。 九時過ぎ、かかりつけの歯科医が診察を今日から開始するはずなので電話。事情を話したが、ひとまず緊急性は低くなっているので…

診察

五時四十分起床。雨はかろうじて降っていないが、北のほうではかなりの降水量だと聞く。こんな状況があたり前になりつつあることが恐ろしい。 仕事。歯茎の痛みをごまかすように作業。昨日より痛みはマシだが痛いことに変わりはない。思い切って近所の歯科に…

今日は特別だ

五時四十分起床。暑くて熟睡できず。エアコンの設定の仕方がヘタクソなようで、暑い、オン、寒い、オフ、というのを三度ほど繰り返した。いつもはエアコンなしで寝られるくらいなのだが。今日は特別だ。 仕事。この夏はカレンダー通りの営業なので、朝イチで…

この音があまりに繊細すぎて

五時四十分起床。最近は目覚まし時計代わりにしているスマホのアラームを、スタンダードだが華奢な印象のあるか細くて単調な電子アラーム音に設定している。この音があまりに繊細すぎて、何が鳴っているのかよくわからないことがある。だが、一秒もすればす…

今回は内面も青臭いワカゾー

五時三十分起床。社会人一年目の時にOJTで付いた先輩が夢に出てきた。先輩もぼくも二十代で若々しい。夢の場合、外見が若くても内面は今の自分のままだったりすることが多いのだが、今回は内面も青臭いワカゾーのまんまで、おまけにアタマも悪そうだった。先…

ズボンのチャックが空いてますよ

五時四十分起床。今朝も妙な夢を観たようだが、内容はさっぱり覚えていない。夢見がおかしなことになっているのは、精神の影響だとか、夢占いがどうのこうのという方向に話が向かいがちで、自分としてもつい気にしてしまうのだが、一方でそんなことは関係な…

粗品だ、と思った

公園のベンチのような場所で気象予報士の女性とおしゃべりをしてから家路に就いたぼくは、森の中で道に迷った。大きなコカコーラのカンバンがある商店の店先にあった地図を見るが、自分が今どこにいて、どの道を通るべきなのかがさっぱりわからない。ただ、…

休める時に、ゆるく休む

五時四十分起床。大企業では誕生日休暇という制度があるそうで、自分の誕生日の前後、任意の一日を休むことができるらしい。なるほど、それなら自分も休むか、と思ったが、思い切った休みというのは、自営業という立場上、なかなか取れない。休める時に、ゆ…

今では考えられないよね

今日で(戸籍上は)五十三歳になる。本当の誕生日は二十六日、日付が変わってすぐなのだが、当時はこうした誕生日操作が医師と話しあって頻繁に行われていたとかいないとか。おそらく、カラダの一部が出てきたのは二十五日だったからなのだろう。今では考え…

ささっと撫でる程度の

五時三十分起床。いつもよりわずかに早かったから、と早朝からデスクの上を、いつもならクイックルワイパーでささっと撫でる程度の掃除なのだが、今日はMacやら鉛筆立てやらをどかして、雑巾で丁寧に拭いてみた。こまめに掃除しているつもりだが、それでもモ…

時間の経過が時間に対するルーズさをつくる

五時四十分起床。大抵はアラームがなる五分ほど前に目が覚めるのだが、今朝は音のほうに出し抜かれた。昔ながらの目覚まし時計なら無意識のうちに止められるのだが、スマホの場合はそうはいかないようで、まず数秒呆然とし、スマホだ、と気づいてから、たっ…

今の雨に

五時四十分起床。変わりやすい天気に一喜一憂する、そんな日がつづいている。変わりやすいという表現は適切ではないかもしれない。あくまで空模様の軸足は雨のほうにあり、そこから少し、そして時折大きく、晴れ間のほうに寄っていくことがある。今朝も身支…

人間、基本はハラだ。

五時四十分起床。梅雨に戻ったような空模様が朝の空気や光の届き具合を変えているようで、目覚めが微かに重い。だからといっていつまでも布団でグダグダするということはなく、さっと起きて身支度をしたり医師に指示されてつづけている血圧を測ったりするわ…