五時四十分起床。秋晴れか、と期待していたが雲は多い。
今日は完全オフ。午前中はせっせと掃除、そして読書。午後も少し読書。
十五時、ランニングへ。先月にケガしてから約一カ月ぶり。念のためスローペースで、ゆっくりと。カラダが重いかと思ったが、そうでもない。朝のうちは曇りがちだったが青空が広がり始めた。雲も薄く平坦に広がる季節感のない雲から、白いうろこ雲へと変わった。微かに黄葉しはじめた善福寺池の周囲の木々がセピア色を帯びた十一月の午後の日差しを受けて、柔らかに輝いている。
夜、日テレの保護犬・保護猫の番組を観る。ラミレス宅で一時預かりしている保護猫のモンローに会いにいった芳根京子ちゃんの天真爛漫さがおもしろかった。猫も心を開いている。
夕食は妻が牛肉とセロリとトマトの炒め煮をつくってくれた。わが家の定番。うまし。
平山周吉「「雑」の風景(2)」(「群像」2025年11月号)。副題は「八十年目の「八月ジャーナリズム」」。戦後八十年・昭和百年を取り上げた雑誌企画やテレビ企画を、片っ端から取り上げている。まだまだ知らないことが多い。史実というよりも当時の人々の心境や日常が、典型的な「戦争の悲劇」を謳った物語によって伝わらなくなっていることに気付いた。
石沢麻依「この空の下で(2)」(同誌)。ギュンター・グラスのイスラエル批判と、石沢さんの交友関係。そうか、ドイツではユダヤ人を批判することはタブーに近いのか…。
小川公代「ジャッジメンタルな時代 ネガティヴ・ケイパビリティ考(5)」(同誌)。こちらの副題は「エゴドキュメントを手がかりに『源氏物語』を読む」。源氏物語、実は全然馴染みがない。興味も持てなかったのだが、これを読んで少しだけ印象が変わった。





