わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

むしろ梅雨に近いか

 五時四十分起床。雨がつづく。秋雨という言葉があるというのに使いたくなくなるほどの蒸し暑さ。この不快さと気まぐれな降り方は、むしろ梅雨に近いか。

 仕事。某食品会社のパンフレットの修正を済ませてから、某IT企業の案件をガチャガチャと進める。落ち着いたところで、今度は某不動産会社のホームページ。とにかくめまぐるしい。

 

 石沢麻依「琥珀の家の掌」(「群像」2023年10月号掲載)。大人になった語り手が案内状を受け取ったので訪れた従姉のいずみの個展の様子と、幼いころにいずみの家に一時的に預かられていた時の記憶が交差していく。いずみの個展はいかにも現代美術的で、「手」への執着がすごい。一方、幼い頃のいずみの家は琥珀の加工業を営んでいるようで、琥珀の破片に荒れた手が描写されている。短いが、妙にインパクトがある。