わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

まだなお居座っているような

 五時四十分起床。雨。気温が一気に下がるという予報だが、家のなかは昨日までの暑さが、湿気のためか、まだなお居座っているような感覚。昨日と同じように半袖で動物の世話だの朝食だの。新聞を取りに(まだ紙の新聞を購読している)外へ出たら、寒さに驚いた。Tシャツ一枚では厳しい。

 仕事。某案件の企画、別の案件の取材準備。今日は仕事のメールが比較的少ない、と思っていたら夕方以降に集中した。

 夜、食事しながらテレビ朝日「有吉クイズ」。有吉が蛭子能収と一緒に絵を描いていた。所々にあの蛭子さんのタッチが蘇っている。三十年以上前、高校生の頃から蛭子さんの作品に触れていたぼくとしては、とてもうれしい。

 

 

 

 

 石沢麻依『貝に続く場所にて』。大地の揺れない国で、東日本大震災に被災した日本人が暮らすということ。大地への信頼という感覚の不思議さ。冷静かつ丁寧な筆致で、しかし悲壮さや凄惨さを微かに引きずりながら、あの震災が描かれていく。この書き方、どことなく古井由吉が幼い頃に体験した空襲の描写に似ている。