わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

King Crimson「Easy Money」

トヨタの小型車「ist」のCMソングに、クリムゾンの名盤「Lark's Tongues in Aspic(太陽と戦慄)」に収録されている名曲「Easy Money」が使われている。メインキャラクターのオダギリジョーの洗練された反抗心のようなものは、どこかでクリムゾンと通じてい…

いしいしんじ『みずうみ』

水が満ちたみずうみの様子をはじめて体験する「新しい商人」たち。

金井美恵子「隣の女」読了

マンションの隣人との交流。他人を観察する視線の鋭さは、金井の「目白モノ」に通じるものがあるなあ、と思っていたら、桃子や小説家のおばさんが間接的に登場しはじめた。これも目白モノだったか。

ブツ切れ/発情とピカチュウ

六時四十分起床。深い眠りだったような気がするが、二時三十分のトイレ、三時の花子ゴハン、四時の花子大騒ぎ、と三度目覚めた記憶があるのだから熟睡できたとは言いがたい。ひとまず何時間眠ったのか計算してみるが、ブツ切れすぎてうまく計算できない。妙…

金井美恵子「蛇口の水」読了

連作短編集『軽いめまい』より。主婦・夏実のなにげない日常が、ちょっとだけユニークな視点から語られる。蛇口から流れる水に見とれてしまう瞬間がある。ただそれだけのことから、日常生活にふと現れる空虚さと非現実感、超生活感とでもいおうか、不思議な…

だるい人(ムーンライダーズ風に)

六時。昨日の酒がまだ少し残っているのか、鈍い頭痛がする。痛みは倦怠感となって全身を覆い尽くそうとする。それにあらがうように、布団から抜け出そうとする。寝具が持つ気怠い磁場は二日酔いの苦いような酸っぱいような気怠さと相性がよいらしく、身体は…

いしいしんじ『みずうみ』

第一章。不思議なみずうみと不思議な慣習をもつ村に、「新しい商人」がやって来る。何かが変わるような、何も変わらないような。

豪雨と選挙

九時起床。眠い。 午後より雨。雨はすぐに激しい雷雨に変わり、激しい雷雨はマンションの裏に流れる善福寺川を増量させ、あわやもう少しで決壊というところに。マンションのエントランスの前の道路はすでにひざ上くらいまで水が溜まっている。このままでは浸…

エアコンと扇風機/選挙の前に

東側のリビングにつながる和室で麦次郎と寝ているカミサンは夜にこもった生活の熱気と朝の陽射しの暑さに辟易して、ここ数日エアコンを付けて寝ているようだが、北西の書斎兼寝室で花子と寝るぼくは、まだ扇風機だけでしのいでいる。朝起きると、パジャマの…

ProjeKct Two「House 1」

キング・クリムゾンのフリップ/ブリュー/ガンによる1998年のライブ音源。例によって1曲だけDGM Live!(リンクは左側アンテナ欄)からダウンロードできる。なかなか起伏に富んだテンションの高い曲で、タダなのにしっかり楽しめる。

いしいしんじ『みずうみ』

著者二年ぶりの長編、とあるが、二年ぶりもクソもなく、ぼくはこのひとの作品を読んだことがない。話題作だが、ロマン派の流れを汲むドイツ文学の巨匠(でもないか)であるシュトルムの代表作と同タイトルということもあり興味を持った。で、読みはじめたが……

梅雨明けの葉音

七時起床。風の強い朝。茂った木など近所には見当たらぬというのに、葉音が響く。風上から風下へと、音が響きながら流れてゆく。徐々に強まる陽射し。梅雨明けは近いのか。葉音が梅雨明けを知らせる、というのもおもしろい。夏になれば、葉は茂る。雨上がり…

古井由吉『槿』読了

現在の古井の文体は、この作品で完成したのではないか。そう思わせるくらい、表現にゆらぎがない。表現にゆらぎはないが、内容は狂気と正気のあいだを、事実と妄想のあいだを、性愛と義務のあいだを、憎しみと優しさのあいだを、記憶と偽の記憶のあいだを、…

失念

昨日は戸籍上の誕生日だった。失念していた。今日が本当に生まれた日。 六時起床。指示が到着したのが夜中で、午前中に終わらせる必要のある案件があるので、いつもより少々早めに起きた。あたりまえのようだが、朝は涼しい。仕事を進めるにつれ、徐々に気温…

ではなく、虫ですが

セミ4年周期説。たしか、アメリカにいるナントカって種類のセミは十二年に一度だけ大発生するとか。それといっしょかな? http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070724-00000928-san-soci

携帯ウォシュレット

でも、便利かも…。安いのも魅力。1,000円程度。 ぼくは5,000円くらいの携帯ウォシュレットを持っている。めったに使わないが。 http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k39415920

古井由吉『槿』

萱島と会ったホテルを後にし、石山の入院する病院へ向かう杉尾。いよいよ最終章。萱島の記憶は、杉尾に抱かれたのではなかったにせよ、いったい誰が相手だったのか、それとも妄想だったのか、そこに石山はどのように関与していたのかが…明らかになるのか?

一蝉

七時起床。曇りという予報は案の定はずれ、梅雨の中休みとなった。もっとも、曇りがちの晴れだ。梅雨の最後までしぶとく残る雨を、無理やりかいくぐったような陽の差し方には少々息苦しさを感じるが、しかし風はからりとさわやかで、目覚めもよい。 某学校法…

しにくい

花子、アトリエの窓の柵の部分にゲロ。掃除しにくい…。

古井由吉『槿』

萱島の口から語られる、疑惑の夜の記憶。それがはっきりすればするほど、杉尾と萱島の関係がどんどん曖昧に、しかしどこか、おかしな部分だけが妙に強くなっていく。 記憶を語る萱島の描写、女らしいしぐさというものを強く感じさせる一方で、妙な空虚さにも…

朝風/無蝉

六時、いつもより激しい花子の甘えで目を覚ます。涼しい朝。梅雨冷えかというと、そうではない。雲ひとつない空のもと、心地よい冷たさの風が幾分強めに、木々の枝葉を大きく揺らしている。夏の暑さ、というよりは厳しさ、つらさに悩まされる日は時折あるも…

古井由吉『槿』

杉尾、ついにホテルで萱島と会う。ところが、この会合が萱島本人の意思によるものなのか、それとも井手のおせっかいによるものなのかがよくわからなくなってしまった。人間模様のミステリー。下手に人が死ぬより、よほどおもしろい。

反省の雨空/さみしいのか/クリスプ

六時四十分起床。小雨。九時ごろには一度上がったようだが、降ったり止んだりの優柔不断な天気。優柔不断というよりは、中途半端にやりかけては幾度も手を止め、結局はまるで前進が見られないという状況に近いか。空模様を通じて、なにやら自分自身に反省を…

古井由吉『槿』

杉尾はついに萱島と会う約束をする。最後の山場か。地味だけど。

肉納豆丼

ネギを小口切りかみじん切りにしておく。 ショウガをすり下ろし、ショウガ汁をつくっておく。 豚挽き肉200gを炒める。 納豆を投下。いっしょによーく炒める。 醤油ひとまわしを、鍋肌に。もう一度混ぜる。 最後に胡椒をたっぷりと。 飯をどんぶりに盛り、炒…

ゴロゴロと雨音/木槿とサルスベリ/おじいさん先生

花子、グースカと眠っているぼくの横にいるだけでゴキゲンらしい。枕元でゴロゴロと喉を鳴らす、その音で目を覚ました。ゴロゴロにまじって、かすかに雨音が聞こえる。梅雨ももう終わりだろう。有終の儚さをわずかに含んだ七月下旬の散漫な雨に、花子も何か…

David Sylvian「WHEN LOUD WEATHER BUFFETED NAOSHIMA」

待望の新譜はインストゥルメンタルの模様。八月六日発売。こちらのサイトhttp://www.davidsylvian.com/から購入できる。作品15ドル、送料10ドル。

古井由吉『槿』

どうやら、精神を病み入院中の石山、その石山から何度も電話をかけられ困っていた萱島國子、その萱島に「あなたはわたしと寝た」と間接的に主張され困っている杉尾の三者の関係がこの作品の主軸に(ようやく)なりつつある。

セロリ+トマト+牛肉の炒め物

セロリの茎を短冊切りに。 残った葉っぱも切っておく。 完熟トマトをざく切り。 セロリの茎を強火で炒める。 つづいて牛肉投入。 肉に火が通ったら、セロリ葉とトマトをどっさりと投入。 塩コショウで味付け。 熱々のうちに、ビールといっしょに食べると幸せ…

ベランダ掃除/気を失う

七時に目が覚めるも、久々の酒が身体の芯のあたりに残り、少々二日酔い気味。軽い頭痛で起き上がれず、うだうだしていたら八時になった。予報によれば、どうせ今日は雨だ。ならば働いておこう、と思っていたが、いざ起きてみると雨の気配は微塵もなく、空は…