著者二年ぶりの長編、とあるが、二年ぶりもクソもなく、ぼくはこのひとの作品を読んだことがない。話題作だが、ロマン派の流れを汲むドイツ文学の巨匠(でもないか)であるシュトルムの代表作と同タイトルということもあり興味を持った。で、読みはじめたが……。うーん、正直言って文体がとてもかったるいなあ。好みじゃない。浮遊しているのか、地に足付いているのか、よくわからん。そこが狙い目なのだろうが。
- 作者: いしいしんじ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/03/16
- メディア: 単行本
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- 作者: シュトルム,関泰祐
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1979/11/16
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