わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

いしいしんじ『みずうみ』

 著者二年ぶりの長編、とあるが、二年ぶりもクソもなく、ぼくはこのひとの作品を読んだことがない。話題作だが、ロマン派の流れを汲むドイツ文学の巨匠(でもないか)であるシュトルムの代表作と同タイトルということもあり興味を持った。で、読みはじめたが……。うーん、正直言って文体がとてもかったるいなあ。好みじゃない。浮遊しているのか、地に足付いているのか、よくわからん。そこが狙い目なのだろうが。

みずうみ

みずうみ

みずうみ 他四篇 (岩波文庫)

みずうみ 他四篇 (岩波文庫)