わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

転載失礼!

なっちがつくったハロウィンカボチャ。瞳孔が開き、ヨダレをたらしてニヤけている。アホになっちゃったんだな、これは。 …と、ヨダレかとおもったら舌なのだそうです。 なっち、応援してるぜ!! http://www.abe-natsumi.com/blog/?p=515 安倍なつみSummer L…

佐藤友哉「デンデラ」

熊に勝った(らしい)老婆たちに、今度は疫病が襲いかかる。十六年前は、疫病にかかった者たちを殺すことで「デンデラ」は存続することができた。今度はどうなる。唯一、村の中で批判的でひねくれた視線を持つ存在である斎藤カユの存在が、何かを変える…のか…

吉祥寺・銀座ゲンカツ吉祥寺店

伊勢丹が入っているビルの地下にあるレストラン街。厚さ0.5mmに切った国産豚肉を25枚も重ねてつくる、一時期流行った「ミルフィーユカツ」の元祖らしい。はじめて食べたが、ブ厚い肉をグリッと噛みしめたときの少々野蛮な快感がなくなり、上品で軽い口当たり…

墜落事故を見る/白いウンコ

おなじ夢や似た夢を何度も見るということはよくある、という主旨のことを昨日の日記に書いたばかりだが、今日もまた見てしまった。昨日は「CDショップ」という場所だったが、今度のは場所ではなくて「事件」だ。ぼくは従弟のリエちゃんと実家のそばの田舎道…

佐藤友哉「デンデラ」

熊と老婆たちとの死闘。多くの者が熊に殺されるが、老婆たちはひとまず熊を撃退することに成功する。再登場しそうだけれど。 熊目線で書かれた部分のリアリズムが強烈。「生きる」ということの本質を、山に捨てられたが生きつづける老婆たちと、過酷な自然の…

カミサンが「まねきねこダック」をパロった

http://blog.goo.ne.jp/ck002/e/1be057e7a3af76fab3e511feaaea06d9

ぷちぷち通院日記

問題なし。便も正常。一ヶ月後に血液検査をし、問題がなければ完治宣言、となる。

ト。この店で扱うボックスはすべて完全限定版で、他店では絶対に手に入れることができない。ぼくは夢の中で、何度もここに行く。あれこれCDを物色し、買おうとするのだが、棚から作品を抜き出し、手にしたところで大抵目が覚める。手にしているのは、たいて…

週刊モーニング

今週は好きな作品はどれこもれも物語の動き方が小さくて、ちょっと残念だった。

粉をねっちょりねっちょりと

五時五十五分起床。トイレに入るべきか先にうがいをすべきかで数秒迷った。うがいを先にした。のど優先。 事務処理やら資料チェックやらをしていたらあっという間に午前中が終わり、カミサンが焼いたプレッツェル(として焼いたはずなのだが別物になってしま…

それはゴミ集配所のカラスよけネットです

ばっちいからどきなされ。

健康サンダル

スリッパ代わりです。KYな西友にて970円。西友オリジナルらしき同等品が380円くらいであったけれど、作りが粗悪すぎて買う気になれなかった。安いのはいいことだけれど、安かろう悪かろうを大量生産するのは企業のためにも消費者のためにも地球のためにもな…

佐藤友哉「デンデラ」

食糧不足にあえぐ集落「デンデラ」の食糧備蓄庫が熊に襲われ、守衛を務めていた四人の老婆が殺される。「デンデラ」の老婆たちは復讐し脅威を排除するため決死隊を編成し熊狩りをはじめる。 熊の心理描写(と書くと変な感じだが)が驚くほど秀逸。おそらく冬…

ウロウロウロウロ

五時五十五分起床。晴れ。身支度を済ませインコの世話を済ませさて次はもう起きている花子だ、と書斎でブランシングをはじめたらリビングからカミサンの「ゲロ〜」という声が響いてきたのでブラシを床に置いて慌てて様子を見にいくと麦次郎がカーペットの上…

招き猫ダックと麦次郎

カミサンがMacに招き猫ダックのスクリーンセーバーをインストールしたら、麦次郎が画面をガン見していた。以前からテレビが大好きなので、おなじような興味を抱いたのだろう。

花子の膀胱炎治療日記

膀胱のエコー検査も尿検査も異常がなかったので、通院は今日で終了。あと1週間だけ、念のため抗生物質を投薬。 猫の膀胱炎は予防法がないらしい。頻尿気味になっていると思ったら、すぐに病院に連れて行く。そのほかにできることは、効くかどうかはわからな…

佐藤友哉「デンデラ」

斎藤カユは、極楽浄土に行けなかったことを本心から悔しがりながらも、捨てられた老婆のみでつくられた集落『デンデラ』に身を寄せ、共同生活をはじめる。 くさくて汚なそうな生活ぶりだが、文体が軽いので嫌悪感は少ない。デンデラ作者: 佐藤友哉出版社/メ…

あれこれ考えつつも床に就くとすぐに

台風一過。明け方に雨風の音で目が覚めるか、覚めるとしたらどんな音が聞こえるのか、何かを切るような突風の音か、あらゆる者を激しく打ちつける豪雨の音か、マンションの裏手に流れる善福寺川は決壊しないか、豪雨と突風でせっかく遠方からやってきたオナ…

佐藤友哉「デンデラ」

ちょっと前に新聞雑誌の文芸欄に「現代の姥捨」なーんてタイトルで話題になっていた作品。もちろん単行本が発売されているが、ぼくは手元に残っていた初出誌である「新潮」1月号に掲載されたものを読んでいる。細部が単行本と異なっているかもしれない。 ま…

「MASTERキートン」みたいだ

六時起床。台風の影響か、雨がつづいている。夜まで雨音も雨滴も途切れることなく、ただ強弱とリズムだけを複雑に、そして気まぐれに変えつづけているのは台風の影響か。一雨ごとに秋めいてくるというが、この台風が過ぎれば秋どころか冬の気配が感じられる…

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学編(2)」第二回 ラップで歌え、サルトル!

サルトル、野間宏『暗い絵』、岩淵弘樹『遭難フリーター』、SHING02の接点。岩淵は現代文学(らしいが未読。この作者のことも知りません)、SHING02はラッパー(らしいがこれまた知らない)。 この作品、小説というよりも文学講義。源一郎さん、大学ではこん…

最高傑作

六時三十分起床。雨。膀胱炎気味で投薬をつづけていた花子、そろそろ病院に連れて行かなければならないのだが、空模様を見て断念。こんなときだけはクルマがほしくなる。いらないけど。 テレビを観ながらストレッチをしていたら一日が終わってしまった。「サ…

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学編(2)」第二回 ラップで歌え、サルトル!

「群像」11月号掲載。何ページか読んだが、今のところタイトルのまんまです。群像 2009年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/10/07メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (11件) を見る13日間で「名文」を書けるように…

吉村萬壱「太り肉」読了

自分より下の存在でないと愛せない男、ニンゲンを信じることができない女、ニンゲンをだますことに生き甲斐を感じる男…。彼らは信じ合おうとしない。たがいに腹を探り合い、ダマし合いに似た交わり方をつづけていく。 読めば読むほど醜さが際立ち、読めば読…

ちひろ美術館コレクション展 ねこねこ大集合/ちひろ いのちの画集

http://www.chihiro.jp/tokyo/exb0904-2.html http://www.chihiro.jp/tokyo/exb0904-1.html 11月15日まで開催中。前者は世界各国の絵本作家が描く猫、あるいは猫のいるシーンの作品約50点が公開されている。おなじドウブツだというのにタッチは多様で、各作…

David Sylvian「Manafon」

10月に発売されたばかりの最新作にしてここ数年の最高傑作。ソロ名義では「Blemish」(これまた傑作で、愛聴している)以来だから6年ぶりかな。アンチ・ポップではあるが内容は他に比べられる音楽をぱっと思いつけぬほど個性的、というよりは「孤高」という…

麦次郎とともに来週にかける

六時三十分起床。天気予報では晴れと報じていた記憶がある。布団を干す予定だったが平坦な灰色の雲が空一面にのっぺりと広がっており、のっぺりとはしているが厚さは相当なようで朝日などまるで感じられず、おまけに雨が降り出しそうな気配さえあり、これじ…

吉村萬壱「太り肉」

主人公はどうやらブス専、というよりも不幸専とでも言おうか、かなり特殊な性癖のある男のようで、読みすすめるにつれて主人公自身、かなりのブ男であることが判明…。ヤイトスエッド作者: 吉村萬壱出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/04/25メディア: 単行…

シュレッダー

三時四十分、腹が減ったらしい花子のみゃんみゃんと絶え間なく鳴きつづける、その食い意地の強さに負けて猫缶を開ける気になったので一度起床。皿に「銀のスプーン ささみ」を盛り、はいよ食べなさい、と与え、数秒だけ食べる様子を見守ってからトイレに向か…

吉村萬壱「太り肉」

「群像」11月号掲載。仕事はできるがケチでデブな女性サラリーマンが、風邪だと言って突然会社を休む。語り手の「私」は課長の命令で彼女の家に様子を見にいくが…。 さほど作品を多く読んでいるわけではないのだが、吉村さんの小説の主人公は、少数派のニン…