わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

サラ・イネス『猫も寝てはならぬ』(1)

名作『誰も寝てはならぬ』の、猫エピソードだけを再編集した作品。仕事しすぎて活字だけの本を読みたくなくなってしまったので、風呂でこれを読み返した。おなじ業界の話なんだよねえ。 猫も寝てはならぬ (ワイドKC モーニング) 作者: サライネス 出版社/メ…

忘却の言語

一度就寝していはいたのだが、二時、麦次郎に起こされる。同時にスマホが鳴った。メールの着信音。確認すると、待っていたものの日付が変わっても届かなかった仕事のメールだったのでそのまま起床し、代理店と電話で軽く打ち合わせ。向こうもまさか、確認の…

今日も「今日の事件簿」

終わったかと想ったら終わらなかったし新たなのもはじまっているのさ事件(ありがたいことです 孤独なパングルメ事件 ぷちぷち終始不機嫌事件 麦次郎添い寝仮眠で過眠事件 お腹減った事件 やっぱりiPhoneのスケジューラーはRefillsの一択なのかも事件 ちなみ…

今日の事件簿

まだ終わらない仕事事件(でもいつかは終わるのさ)

波が激しい

六時起床。 麦、ちょっとピクつき気味。やや便秘気味でもある。便が堅く軽く糞詰まり。だが量はそれなりに出ている。ぷちは元気。夕方は例によってすこし疲れ気味だが、夜は復活。食欲旺盛。 午前中は比較的落ち着いた感じで仕事。午後は少し余裕ができたの…

『金井美恵子自選短篇集 恋人たち/降誕祭の夜』

「忘れられた土地」「帰還」の二作品を読んだ。かなり初期の不条理物。金井さんらしい、ちょっとだけ遠回りをしながら丹念に描写する文体とはかなり違う、淡々とした無機質な感じ。「世にも奇妙な物語」に出てきそうな設定だった。 恋人たち/降誕祭の夜 金井…

興奮から鎮静へ

五時四十五分起床。昨夜は遅くに緊急対応をしたから少々眠り足りない。麦次郎もなぜか、というよりいつものように、大騒ぎだった。 ぷちぷち、今日はあまり機嫌がよくない。だが明らかに体力は上がっている。数日前よりよく動くようになった。だが、おだてて…

今日の事件簿

結局忙しい事件 入浴中断事件 ご機嫌ハゲハゲごま塩事件 ↓ご機嫌ハゲハゲごま塩。かなり回復している。まだちょっと疲れがちだけど。 ↓今日もオシッコ失敗。そして大食いモード。この時は椅子の下で寝てた。

熊野純彦「美と倫理とのはざまで カントの世界像をめぐって」

「群像」2015年11月号から始まった熊野純彦の新連載の第一回目。まだちょっとしか読めてないからよくわかんないや。カントの三大批判のラストを飾った『判断力批判』の考察がメインになるみたい。大学生の時に『純粋理性批判』と『実践理性批判』は読んだけ…

鳥は飛べる、草は抜ける、そして人は月夜に走れる

五時四十五分起床を試みるも見事に失敗し、六時五分起床。ま、早起きではあるんだろうけど。あまりに眠たいので風呂に浸かる。 ぷちぷち、カゴの掃除中に肩の上に載せておいたら、調子に乗って飛びやがった。腹水のせいだろう、いつもすぐに墜落するように落…

奥泉光「ビビビ・ビ・バップ」(23)

「群像」2015年11月号掲載。 人類の運命はフォギーの肩にかかっている! 冒険アクションSFになりつつある。主人公がすっげえドンくさいけど。 そしてついに、先代フォギーを飛び越えて先々代フォギーまで登場。まだ名前だけだけど。 群像 2015年 11 月号 [雑…

仕事を除くと書けることはドウブツのことだけ

五時四十五分起床。仕事が間に合わない可能性があったので早朝から取りかかる。おしっこと昼食と夕方のコーヒー休憩以外は、延々と机に張り付いて作業。ランニングに行きたかったが断念。夜、なんとか状況が落ち着いたので二十時に手を止めた。「掟上今日子…

今日の事件簿

キャチャコール事件(風邪引いたかも) ぷっちゃん回復傾向事件

短めにする理由

六時起床。ぷちぷち、昨日よりかなりいい感じ。麦次郎は相変わらず。 終日仕事。ちょっと疲れているのかな、夜は腹痛でダウン。一時間ほど横になったら復活。まだちょっとあやしい感じだけどね。ふう。 【第2類医薬品】正露丸 400粒 出版社/メーカー: 大幸薬…

今日の事件簿

ぷっちゃんの体調は昨日よりちょっといいかな事件 やっぱり公共施設は難しいね事件 ゴジラのほうが、ね事件 丸ノ内線熟睡事件 なんだか大変そうですね事件 へえBリーグですか事件 麦次郎、「生き物にサンキュー」に出ていた猫を見て雄叫びを上げる事件

特別対談 大江健三郎+古井由吉「漱石100年後の小説家」

「新潮」2015年10月号掲載。現代日本を代表する二人の小説家が、漱石をどう読んできたか。今の時代において、ぼくたちは漱石にどんな可能性を見出せるのか…。 大江さん、古井さんが大好きすぎて、一方的に話しまくっちゃってる感じでちょっとおちゃめだった…

乗り切る

五時十五分、先手必勝、麦次郎に叫ばれる前に起きてさっさとゴハンをあげたが、その一時間後に結局叫ばれることを、この時点のぼくはまだ知らない。 麦次郎、おしっこ全こぼし。ウンコはみだし。歳を取ってから、本当にトイレが下手な猫になってしまった。で…

今日の「気になる書籍」

気になるわあ。 おしりたんてい ププッ おおどろぼう あらわる! 作者: トロル 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2015/10/07 メディア: 大型本 この商品を含むブログを見る おしりたんてい ププッ レインボーダイヤを さがせ! (単行本) 作者: トロル 出版社…

いとうせいこう「我々の恋愛」(最終回)

「群像」2015年11月号掲載。 主人公・華島の職場だった遊園地はいよいよ閉園間近に。彼の視覚障害は直らぬまま。そして彼の職場の最後を見届けに、と同時に自分のなかにいるらしい「もう一人の自分」と決別するために、恋人・遠野美和は彼の遊園地を訪れる……

ライオンに戦いを挑む猫

五時四十五分起床。朦朧。軽い頭痛。昨日の13kmランニングが効いているだけではなさそうだ。働きすぎだと自分でも思っている。夢のなかでも仕事をしている。数日前の、数十時間つづいた耳鳴りがやんでくれたのが救い。 というわけで、仕事。某案件の企画書。…

ケヤキ並木と上弦の月

六時二十五分起床。曇天。朝からの青空を期待していたのだが、ちょっと残念。天気が今一つなせいか、ぷちぷちはさほどテンションが上がっていない。麦次郎もなんとなくぼんやりしている。曇り空は眠気を誘い、雨空は実際に眠る必要性を感じさせる。野生って…

科学の被害者

六時十五分起床。雨音は聞こえない。麦次郎は相変わらず。ぷっちゃん、換羽がまだまだつづいている。日に日に腹水が増えているような気がするのだが、厳密にはわからない。元気ではあるが、すぐに好物の粟穂を欲しがる。そして栄養バランスの良いいつものご…

KAWADE夢ブック 「文藝別冊 永久保存版 黒澤明 生誕100年総特集」

仕事の資料。忙しいから文学・思想系の読書はちょっとお休みだな。 ヴィム・ヴェンダースが黒澤に雨の降らせ方・撮り方を熱心に聞いて仲良しになったというエピソードは単純におもしろいと思った。タルコフスキーとも仲が良かったそうだ。黒澤は好きな100本…

お腹の原因

五時四十五分起床。だがその十五分前に麦次郎に鳴かれてゴハンをあげるために起きているから、この空白の十五分は実は起きている十五分だから五時三十分起床、に訂正。 仕事。某社の事業計画的な案件。もうコピーライターの範疇を超えてるよなあ。おもしろい…

今日も「今日の事件簿」

一晩中鳴いていたと言っても過言ではない事件(猫) 換羽中のインコは気分のムラが激しすぎるよ事件 水浴びするな事件 タイミングがよくなかったのだよ事件 メールを書いているうちに考えがまとまるってよくあるよね事件(パート1) メールを書いているうち…

今日の事件簿

朝イチからばったばた事件 赤い粒だけ見事に残す事件 午後には少し落ち着いた事件 仕事として黒澤明「羅生門」事件 突然のアポ事件 さりげなく毒を差し込んでますねえ事件 お会いする時はいつもファスナー付事件 マンション経営かあ事件 真夜中のオシッコ失…

筒井康隆「モナドの領域」読了

メタフィクション(作中ではパラフィクションって言ってたけど。こっちの表現のほうが本作の場合的を射ているかな)の最高傑作、そして哲学小説の最高傑作。『時をかける少女』に言及している部分は笑ったよ。今年読んだ作品のなかでは一番おもしろい。ただ…

張り付きの日

五時四十五分起床。晴れ。麦次郎はオシッコをこぼし、ぷちぷちはご機嫌といういつも通りの朝。ぷちぷちに、肩にウンコを付けられた。TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」で、関ヶ原が観光地としてひどいことになっているという話を取り上げていた。歴史的な重要…

筒井康隆「モナドの領域」

テレビ番組は若干荒れつつも終了。そしてまさかのメタ・フィクション宣言。いやあ、このシーンは本当に(学問としての哲学的に/思想史的に)おもしろかったわあああ。 新潮 2015年 10 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2015/09/07 メディア: 雑…

尻とキムチ

五時四十五分、麦次郎にごはんをねだたれて起床。猫が生活の中心になる。これは花子がなくなってからも変わらない。麦次郎、昼間は常に眠っているから手はあまりかからないものの、一回一回の騒ぎっぷりやオシッコの失敗っぷり、ゲロの吐きっぷりは花子をは…