わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

評論

鷲田清一「所有について」(2)所有と固有

「群像」2020年4月号掲載。 「所有」とは帰属のことであり「もつ」とは合致しないという問題から、ヨーロッパ系のさまざまな言語の語源や、名詞・形容詞・副詞などへの変化、意味の派生などから、「所有」とは何かを掘り下げている。property《所有〔権〕》…

18.65kmと桜

六時起床。朝のうちは曇りがちだったがすぐに青空がまさり、葵も窓際で日向ぼっこができるようになった。ここ数日強めだった風は収まり、穏やかだ。 午前中は掃除、アイロンがけ。 午後、妻が友達と閉店予定のカフェに顔を出すといって外出。ちゃっかりリサ…

コロコロと

五時四十分起床。晴れ。昨日は風が吹き荒れたが今日は落ち着いているようだが、気温はたいして変わらないという。明け方は冷えを感じたが、冬に戻ったというほどではない。 仕事。見積やら事務処理やら、打ち合わせの準備やら、と慌ただしく午前中を過ごし、…

尾崎真理子「ギー兄さんとは誰か 大江健三郎と柳田国男」(1)

「群像」2020年4月号掲載の新連載評論。大江の神話的でありながら知的な裏付けのある「谷間」の世界観は、確かに柳田の影響を受けているのかもしれない。『万延元年』やぼくの好きな『懐かしい年への手紙』のギー兄さん、『燃え上がる緑の木』の新しいギー兄…

鷲田清一「所有について」(1)

「群像」2020年3月号からの新連載。文芸誌から「文×論」の方向に大きくリニューアルしたこの雑誌の、ひとつの決意表明のような立場にある連載だと思う。 シェアリングという新しい概念が登場して資本主義の形が少しずつ変わろうとしている一方で、貧富の差は…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」近代篇38 構造と歴史

「群像」2020年3月号掲載。ネーション(国民)という概念は客観的には新しいのにネーション(を構成する人々)たち自身は自らを古くて伝統のある存在にしたがる。なぜ彼らは近代的な思想や生活様式、社会構造などをもった自分たちの起源を、古代的・歴史的な…

掃除と操縦

五時四十分起床。また妙な夢を見た。目覚めてすぐ書いたメモには「古い風呂、マジンガー」とある。古い風呂を掃除していた記憶はあるのだが、マジンガーのほうは思い出せない。操縦でもしていたか、それとも相手として戦ったか。 仕事。某案件の構成案を早々…

回復

こんなに寝たらもうこれ以上眠れない、という限界だったのか。四時には目が覚めてしまったが、その後、結局うとうとしつづけていた。ものすごく古い家に引っ越す夢、そして室井佑月や知らないおっさん、若者たちと謎の合宿をする夢をつづけて見た。 五時三十…

断片と物語

五時四十分起床。曇りがちだが青空も広がっている。 仕事。某美容系案件を黙々と。夕方、ウォーキングを兼ねて整骨院へ。腱鞘炎の治療。痛みはかなりなくなっている。こうしてキーボードを使うことも、鉛筆であれこれ書くこともできる。 夕食は鮭のムニエル…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学(121) 近代篇36 存在論的に未完成な共同体」

「群像」2019年12月号掲載。作者が考えるネーション(近代国家、と捉えていいと思う)の条件が非常に面白く納得できたので、要約してメモしておく。 ネーションとは人々の共同体であるにも関わらず、それ構成するメンバーはほとんどが互いに面識がない。 ネ…

騒々

五時四十分起床。一晩中、騒々しい夢を見つづけていた気がする。物音がうるさいのではなく、周囲が無闇にせわしない。自分のそれなりに慌ただしく動いてはいるのだが、それ以上に周囲が激しく動く。そのめまぐるしさに延々と付き合わされ、いつまでも呆然と…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学(121) 近代篇36 存在論的に未完成な共同体」

「群像」2019年12月号掲載。シニフィアン/シニフィエと、資本主義における重要なファクターである(らしい)「注意」の関係。この一文が、すべてを言い表してしまっている。 資本主義は、消費者の欲望をある商品へと集中させ、しばらく後に、注意を別の商品…

佐々木敦「全体論と有限」(13)

「群像」2019年12月号掲載。「第四章 新たなるホーリズム(承前)」。後半はホワイトヘッドの『過程と実在』を軸にして展開されるのだが、ホワイトヘッドのことは知らなかった。そして、『過程と実在』のまー難しいこと。かなりの量が引用されているが、ほぼ…

工藤庸子「ドン・キホーテからロリータへ ——大江健三郎と「晩年の仕事」」

「群像」2019年11月号掲載。相変わらずあまり読み進めではいないのだが……。「おかしな二人組」の文学的(再読的?)観点からの分析、非常に面白い。当然だが、自分はここまで深く読めていなかったからなあ。2000年以降の大江の仕事の再読、面白そうだ。 群像…

工藤庸子「ドン・キホーテからロリータへ ——大江健三郎と「晩年の仕事」」

「群像」2019年11月号掲載。あまり読み進んではいないのだが……。大江の後期作品のキーともなる(と名言されているわけではないけど…)バルトの「re-reading」「relecture」という概念、ちょっと気になる。大学生のころから一度解説書ではなくオリジナルを(…

工藤庸子「ドン・キホーテからロリータへ ——大江健三郎と「晩年の仕事」」

「群像」2019年11月号掲載。大江健三郎のノーベル文学賞受賞後、特に2000年代ということになるのかな、の作品論。『おかしな二人組』『美しいアナベル・リイ』『水死』といった作品から、今のところ最新作であり大江自身は最後の小説と言っている『晩年小説…

完全休養

五時四十五分起床。体育の日。来年からは「スポーツの日」と呼称が変わるらしいが、まだ今年は「体育の日」だ。祝日で仕事も一段落したから働く必要はないのだが、いつも通りの時間に起きた。換羽が始まったコジコジのカゴをいつもより少し念入りに掃除した…

軽めな、そこそこ軽めな

六時起床。 午前中はひたすら掃除。午後は仕事と読書。尾崎真理子「預言者としての大江」(大江の先進性を改めて感じた)、ブレイディみかこ「ブロークン・ブリテンに聞け」(髪形は大切ですよ、政治家も)、佐々木敦「全体論と有限」(ゴダール、映像、そし…

きくちちきを見る

五時四十五分起床。秋分の日。休日だが、平日と同じ時間に起きた。目覚めた直後は小雨がぱらついていたが一時間もするとやみ、もう一時間すると空が陽射しで明るくなり、途切れ途切れではあるが青空も見えはじめた。読書。 掃除を済ませてから、妻のiPhoneの…

折りたたみで準備

五時四十五分起床。仕事は昨日中に終わらせたので、今日はオフ。といっても、読書と散歩くらいしかしていない。歩くと汗ばむ。 青梅街道沿いのオリンピックと自転車ショップで折りたたみ自転車を見てみる。葵を動物病院へ連れていけるよう、1台買っておこう…

忘却、そしてその場まかせ

六時起床。心配していた雨はまったく降る気配がなく、安心して洗濯ができる。妻が出張でいない時は自分で洗濯機をまわすことになるが、簡単な作業だというのに慣れてはいないから、必ず何かしか、小さなことに疑問が湧いたり戸惑ったりする。その場でなんと…

ぼーっとしている、ヌケている

五時四十五分起床。寝汗に苦しむことはなくなり心地よい目覚めができるようになりつつあるが、その反面なのか、朝の動作が全体的に緩慢になっている。一分で済むことが二分近くかかる。積み重なっても完全に倍の時間が、ということにはならないのだが、無駄…

拍子抜け

五時四十五分起床。曇天。盛夏の鋭い朝日はどこに行ったのだろうと、自然科学的天文学的な理屈は十分わかっているのについ、過ぎ行く季節を惜しむような、懐かしむような、妙な感覚にとらわれてしまう。また豪雨の地域があるという。そんなニュースは感傷的…

今年もさんまは高いらしい

五時三十分起床。残暑の厳しい一日。汗を拭いた回数を数えたら、どれくらいになるのだろう。そんな面倒なこと、絶対に試さないけど。 朝イチから某案件の企画を進める。十一時に早めの昼食をとり、外出。荻窪駅までの道のりが、暑い。日陰がほとんどないのだ…

もう二度と

五時四十五分起床。 妻、今日と明日で祖師ヶ谷大蔵「ギャラリーパウパッド」での個展が終わる。ぼくは会場には顔を出していないのだが、かなりの盛況らしい。ありがとうございます。 掃除、玄米炊いて漬物と目玉焼きで昼食。午後は買い出しに行ったり、仕事…

アポと焼き鳥

五時三十分起床。小雨。だが九州では未曾有の大雨となっている。街全体が雨に水没している。 仕事。アポイント調整で終日慌ただしい。妻の祖師ヶ谷大蔵での個展は、平日もかなりの来客があるようだ。ありがたい。 夕食は西荻窪のガード下にある焼き鳥屋さん…

光の復活

五時三十分起床。涼やかな朝。 日中は黙々と仕事。ネットがつながらないので調べ物やメール対応に苦労。iPadを4Gデータ通信で契約していたのが救いだ。 夕方、修理業者が来訪。光回線、電柱のところで不具合が発生し、加えてONU(宅内装置)も故障していたそ…

姉、なのか

五時四十分起床。姉と遊んだりウダウダしたりする夢を見たのだが、ぼくには姉がいない。じゃああの女性は誰だったのだろうと、懸命に、脳みそを引っかき回すようにして思い出そうとするのだが、もちろんそんな行為は無駄である。そもそもあの女性にきちんと…

低気圧

五時三十分、自然に目が覚めてしまう。身支度、朝食、そして仕事。着手しはじめた途端、全身がのぼせたような感じになり、汗が止まらなくなる。時間が経ったら落ち着いたが、何だか今日は一日中この感覚につきまとわれていた気がする。 仕事がらみのおもしろ…

台風とド変態

五時四十分起床。全身が汗まみれ、炎天下を軽く歩いた後、くらいのパジャマの湿りっぷりに驚くが、今朝はそう気温が高いというわけでもないので少々不思議だ。ささっと朝風呂を浴びるつもりが、ついダラダラしてしまった。 超大型の台風が来ているらしい。西…