わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

予報によれば夜までは

 五時四十分。日の出の時間の頃には明るくなるかと思いきや、空は厚い雲に覆われていて重い鉛色がやや薄くなる程度で、雨でも降るのかと思ったが、予報によれば夜までは持ちこたえるらしい。ほんとかな、と思いながらフルグラとヨーグルトでまるで正月っ気のない朝食を済ませた。

 まだ正月三日目、取引先は動いていないが、ちょっと間に合わなそうな雰囲気があったので仕事。葬儀事業者。正月から、というのはどうなんだろうとも思うが、とても意義のある大切な業者。敬意を払いつつ、パンフレットのページ構成を黙々と考えた。

 午後、妻は先輩と清水ミチコのコンサートを鑑賞しに武道館へ。僕は仕事が予想より早くまとまったので、風邪をひいて寝込んでから五日ぶりに外へ出てみた。いつもとたいして変わらぬ速度で歩き、駅前へ。西荻の街は個人商店が比較的多いせいか開いていないところが多く、正月飾りこそあるものの色味が少なく、どことなく寂しい。ドラッグストアで浅田飴など購入。まだ少しだけ痛みの残る喉を念のためケアしておこうという魂胆。

 戻ってからは読書など。

 妻、夕食は先輩と食べるというので、ぼくはレトルトのカレーでささっと済ませた。手術から一ヶ月程度はカレーなどの刺激物は禁止だったから、一ヶ月ぶりのカレーということになる。ちょっと怖かったので家にあるもののなかで一番刺激が少なそうなものを選んだ。案の定、物足りない。おいしかったけどね。

 

 読書は國分功一郎・千葉雅也『言語が消滅する前に』の第二章「何のために勉強するのか——『勉強の哲学』から考える」をまるっと。「勉強」ということよりも、サブ的に扱っている「孤独」の問題、そして「歴史」の問題に対する二人の考え方に共感した。