わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

花子、キヤノンさんが来ているあいだはずっとアトリエにこもってもらったのだが、全然わがままを言わなかった。いい子いい子。傷はすごい勢いで回復している。だがまだカラーはつけたまま。 麦次郎はおしいれで眠りつづけている。 ぷちぷちは、カゴの外に出…

長時間

六時五十分起床。秋晴れ。 朝イチで銀行まわりをし、そのまま小石川へ。打ち合わせを二本済ませ、大慌てで帰社/帰宅。二十二時過ぎまで延々と作業する。BGMはFripp & Eno、三輪洋子、David Sylvian。The Equatorial Starsアーティスト: Fripp & Eno出版社/…

花子、二日ぶりに大便。 麦次郎、花子に会いたいと大騒ぎし、そばまで行くが花子が書斎にあるコピー機の上で眠そうにしている(というより、眠いので相手にしないでいる)と、「別に用ないからもういいや」という表情でリビングに戻っていった。ドアは10セン…

小島信夫『月光|暮坂』

「落下の舞」。小島と同一人物らしい語り手の出身地である岐阜に住む男から一通の手紙が届く。そこから、語り手の意識は同郷の森田草平の話となり、草平忌での安藤芳流という文芸噺家の話になり、その手紙をよこした高田米吉氏の話になり……。さて、どうなる?

東儀秀樹と銀座のスズメ

ヤンキーになった夢を見た。七時起床。 午前中は某教材メーカー雑誌広告、某不動産会社の会社案内など。先日つくった麻婆レンズ豆豆腐の残りで麻婆レンズ豆豆腐丼をつくって食べてから外出。銀座の某社にて小一時間打ち合わせ。伊東屋で万年筆のインクを買っ…

花子はエリザベスカラーをはずさないとオシッコしない、ということが判明。 ぷちぷち、止まり木をプラスチックから天然木製に取り換えてあげたが、別に反応なし。相変わらずハイテンション。 麦次郎、ぷちぷちの新しい止まり木を見せたら、自分のおもちゃか…

小島信夫『月光|暮坂』

「白昼夢」読了。語り手は平光善久が、彼の妻(前妻)が、彼の子どもを出産したのちに彼の母親、姉などの家族とともに暮らしているときに、出征中の彼に宛てた手紙(を平光が想像で書いたもの、かなあ)を読み上げるのを聴く。そこには、妻がしいたげられた…

抹茶色長鼻下舌出和猫

花子も起こさなかったので、九時半までグースカと眠ってしまった。慌てて起床すると、花子も慌てて起き出した。 午後よりカミサンと外出。恵比寿駅ビルの「アトレ」の最上階にある「ローカリタ・イル・パラディーゾ」で昼食を取ってから「ギャルリ カプリス…

小島信夫『月光|暮坂』

「白昼夢」。猛暑の中、小島本人と思われる語り手が、彼の電気を執筆する詩人・平光善久宅を訪れたときの、眠れぬ夜の会話が土台になっている作品。平光はスナックのママが、かつて語り手と結婚することになったかもしれぬという話をいいふらしているという…

ベジタリアンな麻婆レンズ豆豆腐

レンズ豆は50gほどを用意し、30分水に浸けてから軽く茹でる。これに椎茸のみじん切りを加え、これを挽き肉の代わりに使うだけ。挽き肉ほどコクは出ないが、あっさりと食べられる。ひょっとしたら、豆腐本来のうま味をしっかり味わえるのは挽き肉よりレンズ豆…

Happy Hacking Keyboard専用キーボードルーフ

腱鞘炎もち、そして物書きという職業がら、キーボード選びにはとことんこだわっている。現在愛用しているのは、PFUのHappy Hacking Keyboard Professional。最近輪島塗りモデルが50万円だか100万円だかで限定発売されたらしいが、そんなものが売れてしまうく…

恢復する花子

目の腫れも、こめかみの引っ掻き傷も嘘のように引きはじめている。改めてドウブツの恢復力に感服。 ぷちぷち、久しぶりにリビングで篭の外に出してあげた。今回の病気、カビや最近が原因かもしれないので、残念だが今後は一緒に風呂に入るのは控えようと思う…

寝息は猫にかなわない。

七時三十分、起床するも眠気で撃沈。夕べ、寝る前にナイトキャップとしゃれ込みスコッチをダブル、いやトリプルで飲んじまったのがいけなかったか。いや、花子の誘惑に負けたのかもしれない。一度起きると、花子が気配を察知してすぐに枕元まで来てくれた。…

小島信夫『月光|暮坂』

「合掌」読了。弟の死の記憶から十三回忌の様子までを、語り手は曖昧な記憶を、曖昧な部分は曖昧なままに、そして自然に思い出す流れにまかせて書きつづる。それは、必死になって思い出そうとするといった種類のものでも、思い出すままにゆるやかに書き連ね…

ドウブツ、医者に走る

花子、結膜炎という診断。目薬と抗生物質、化膿止めをいただく。ついでに血液検査もしてもらった。夕方に病院から電話で検査結果が伝えられた。慢性腎不全の疑いがあるらしい。後日、精密検査をすることになった。麦次郎も以前数値までよく似た検査結果が出…

虞/怖れ/恐れ/畏れ

六時五十分起床。夜中は花子になんどか起こされた。熟睡していても、エリザベスカラーをしていることに気づき直すと、急に心細くなるのだろうか。異物はひとの心を不安にする。それはドウブツもおなじだ。あらゆる存在は、未知なるものに怖れをいだく。支配…

花子、エリザベス女王となる

目の周囲が腫れてしまったので、これ以上掻きむしらないようにエリザベスカラーを付けた。どんなものかは、写真を参照していただきたい。 一年前の花子なら装着した途端に逆上し、何としてでも外そうと延々いろんなことを試しつづけたと思う。だが、今回は二…

古井由吉『楽天記』『水』

どちらも読みたいものの入手困難だった作品。近所の古本屋で見つけるなんて、いやあ、ラッキーでした。楽天記作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1992/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る水 (1973年)作者: 古井由吉出版社/メー…

後藤明生『笑坂』

名作『挟み撃ち』は、脳天がクラクラするほど衝撃的な作品だった。これもクラクラさせてくれるだろうか。笑坂 (中公文庫)作者: 後藤明生出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1985/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る

色川武大『生家へ』

まだ読んでなかったので。生家へ (講談社文芸文庫)作者: 色川武大,平岡篤頼出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/05/10メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (25件) を見る

金井美恵子『噂の娘』

実は、以前買って途中まで読んで、作品の進展にまどろっこしさを感じて途中放棄、古本屋に売却した作品。だが、加藤典洋『小説の未来』を読んで、最後まで読まないとこの作品の真価はわからないってことか、やっぱりちゃんと読みたいなあ、などと考えていた…

G・ガルシア=マルケス『わが悲しき娼婦たちの思い出』

マルケスは、もう何年読んでないだろう。先日も『愛その他の悪霊について』を買ったのだが、まだ読んでない。また最近買い過ぎ傾向が強くなってきた。やばい。ホントに読むのか、おれは。 帯にはこうある。 90歳を迎える記念すべき一夜を 処女と淫らに過ごし…

さよなら小島さん

七時起床。夜中に何度も目が覚めてしまったせいだろう、なかなか身体が起きてもアタマが起きない。いつもより少々のろまな動作で身支度する。 朝から書斎にこもって仕事。ところが、花子が右こめかみをまたかきむしってしまい、それがまぶたのあたりまで広が…

小島信夫『月光|暮坂』

「合掌」。中央線で乗り合わせた不思議なひとたちの話から、記憶のあいまいさのぶれのなかを蛇行するように、物語は語り手の弟のことへとなだれ込む。

キャットイレブンと野良猫問題

西荻図書館から出ると、古い一戸建ての垣根に猫が集まっているのに気づいた。全部で十一匹いる。サッカーができる数だ、などと面白半分にみていたが、ただの猫集会ではないようだ。生後3ヶ月程度の子猫もまじっているではないか。どうやら野良猫(地域猫?)…

眠気は売られたケンカに弱い

六時四十分起床。もっと寝ていたかった。だが、その眠気にケンカを売ったつもりだ。もちろんぼくの圧勝である。 午前中は小石川のL社で事務手続き。要するに月末の集金。終了後、荻窪にとんぼ返り。しかし、そのまま帰らずに南荻窪図書館へ行く。今進めてい…

中山智幸「次のレース」

「群像」11月号から。息子のアトピーの治療に苦しめられ、追いつめられていた男が、たまたま戻った故郷で、人肉を食らっているからいつまでも変わらず長生きしているとうわさの「軍人」なる人物の家に侵入し、冷蔵庫に入っていた生肉(人肉?)を盗み出す、…

小島信夫『月光|暮坂』

「月光」読了。テキストは迷走しながらも新興宗教の教祖と、彼をモデルにした作品をかろうじて軸にし、いっしょに取材した女性記者からの手紙を思い出しながら引用して終わる。なんなんだ、この作品の奇妙な読後感は。よくわからん。

不機嫌そうです

夕方、キヤノンさんがコピー・プリンタ複合機のメンテナンスに来てくれたのだが、花子はまったく騒ぐことなくグースカと眠っていた。麦次郎も大人しい。ところが、二十時ごろになると花子め大ハッスルで駆けずり回ったりクローゼットだとか引出だとか、狭苦…

ラッシュ

六時二十分、起床するも眠気に完敗、しかし仕事の使命感が逆転一発ホームランをかまし、六時三十分起床。身支度を済ませ、七時四十五分に家を出る。雨。数週間前の秋の長雨よりもいちだんと冷えた雨がはらはらと、しかし決してゆるやかではない降り方で着衣…