わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

抹茶色長鼻下舌出和猫

 花子も起こさなかったので、九時半までグースカと眠ってしまった。慌てて起床すると、花子も慌てて起き出した。
 午後よりカミサンと外出。恵比寿駅ビルの「アトレ」の最上階にある「ローカリタ・イル・パラディーゾ」で昼食を取ってから「ギャルリ カプリス」さんへ。カミサンが毎年個展を開いている画廊さんだ。今日はカミサンとおなじ猫作家の大先輩、千里さんの個展を拝見するのと、ついでにカミサンの個展の絵はがきのデザインをオーナーのメグロさんに観ていただくのが目的。はがきのほうは問題ナシだが(メグロさんはデザインに批判的だったけれど…)、肝心の千里さんがお食事中で不在。仕方ないので、作家不在のまま作品をたっぷり鑑賞。縮緬などの和服の布地や和紙で、素朴だがどこかで芯の強い自己主張をしている猫たちの立体がおよそ100点。伝統的な和猫が多いのだけれど、だからといって作品もまた伝統的な猫の置物のステレオタイプというわけではなく、むしろ猫なのにこの柄?といった素材の使い方や、安易な擬人化やメルヘン的演出を拒絶したような、おかしなベクトルをもった擬人化・異世界化がされた作品もちらほら。ひとつ手に入れたくなったが、いいなあ、と思った作品はみな売約済み。さてどうしようと迷っていたら、抹茶色の、妙に鼻の下の長いマヌケヅラをした猫が目に留まった。舌を出して「なんならぼくを買ってみーればー?」とのんきな挑発をしているように思え、ニヤリ、ならその挑発にのーってやーるよー、というわけで購入を決めた。千里さん、お戻りにならないので小一時間ほど恵比寿、代官山を散策。戻ってきたら、千里さんも戻っていた。しばし歓談。お会いしたのははじめてなのだが、やさしくて、ほんわかとした、それでいて一本芯の通った強いお人柄の方でした。

 夕方、荻窪に戻り特売中の西友浄水器を購入。ルミネで豆腐など買ってから帰宅した。
 夕食は湯豆腐。ダシは昆布と椎茸で取った。タレはスダチしぼりたてポン酢。要するに、食べる直前にスダチを絞って醤油をたらしただけ。