わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

古川日出男『聖家族』

妊娠、出産のイメージがグロテスクに想起される……。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見るgift (集英社文庫)作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社…

笑点 公開収録

五十代以上が多かったが、二十代の女の子もちらほらと。後ろのほうの席だったので高座まで遠い。ディレクターの指示にあわせて拍手するのも疲れる。この番組はテレビで観るに限るなあ、と再認識した次第。 歌丸挨拶……2回分をまとめて。歌丸師匠、風邪を引い…

ちょうどよさそうなモッズコートを

霧雨の嵐。七時起床。早々に掃除を済ませ、十時半、カミサンと外出。荻窪駅で義父母と合流し、水道橋へ。ところが四ッ谷で人身事故があり、電車がストップ。あたふたしながら丸ノ内線の振替輸送を利用したら、新宿〜水道橋間が三十分以上かかってしまった。 …

古川日出男『聖家族』

狗塚らいてうの半生と、戦後日本の復興。進駐という名の占領、終戦という名の敗戦。言葉による歴史のごまかしへの、痛烈な批判。 そしてその後、狗塚三兄弟妹の奇妙な(精神的)連帯の抽象的な描写と拘置支所での面会が混在したような、わけのわからんシーン…

今日の事件簿

●冬の大雨事件 ●おしごとてんこ盛り事件 ●今日もダージリン事件 ●牛乳かりんという一気食い事件 ●バターピーナッツはつくりたてに限る事件 ●痛み引いてきた事件 ●空気清浄機兼加湿器がクサイ事件 ●ロールアップヒモパン事件

宮澤賢治『銀河鉄道の夜』

十代、二十代の愛読書のひとつ。十年以上読み返していないのだが(自分がイヤな大人になってしまったのか、ここ数年は賢治の宗教観がハナにつくというか、共感しかねる部分がある、なんて思ってしまったので敬遠していた。でも、そんなことないんだよね)、i…

ほぐれ、ほつれ、ばらけたものから

ぐねった足から痛みは確実に消えはじめている。消えるというよりは、抜けていく感覚に近い。痛みが、激痛ではなく鈍痛、外部から刺さってくるようではなく、内部に異物が詰まっている……そんな感覚がしているからだろう。詰まっていた痛みの束--さほど太いモ…

海猫沢めろん「ピッグノーズDT」

「群像」2月号掲載。等身大なのにぶっ飛んだ内容の小説を書かせたら、舞城か海猫沢か、ってなくらいぼくはこの作家を高く評価している。 中卒の童貞豚鼻ホスト(十六歳)がはじめて付き合った相手は、性同一性障害の元男性だった。彼女を理解し愛するために…

古川日出男『聖家族』

狗塚らいてうの半生記は、まだまだつづく。そして羊二郎と牛一郎の関係が、おぼろげながら見えはじめる。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見るLOVE作…

生きている人間を誘導する、ということも

ぐねった足が、すこしだけだが痛む。だが痛みで目が覚めるほどではない。猫にゴハンを与えるために四時すぎに起きたときにツンと痛みが走ったが、その程度だ。歩行にも支障はない。 六時起床。曇天。朝のうちに軽くカラダを動かし筋肉と関節をほぐすのが日課…

古川日出男『聖家族』

「狗塚らいてうによる「おばあちゃんの歴史」」。狗塚らいてうの幼少期の記憶。結婚に自由がなかった時代。というより、自由を、などと言っている者などほとんどいなかった時代。そこで、らいてう。平塚らいてうの、らいてう。聖家族作者: 古川日出男出版社/…

ビ、ビ、ビルブラ引退……

Yes、King Crimsonなどで叩きまくっていたドラマー、ビル・ブラッフォードが引退。 なぜだ、なぜなんだ。最後に、クリムゾンで聴きたかった……。 http://www.billbruford.com/news.asp Red: 30th Anniversary Editionアーティスト: King Crimson出版社/メーカ…

ぐねる

六時起床。晴。八時より仕事。黙々と仕事。 ぐねった。十九時すぎのことだ。散歩に出かけようとしたところ、マンションのファサードにある段差でなぜか愛用のニューバランスのソールがつるりと滑り、バランスを失ってつま先立ちになってしまい、そのまま前に…

小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』/奥泉光『神器 軍艦「橿原」殺人事件』

Amazonにて。前者はチェス小説。後者は……たぶんいつもの奥泉流純文学系推理小説。猫を抱いて象と泳ぐ作者: 小川洋子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/01/09メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 91回この商品を含むブログ (208件) を見る神器〈上〉―軍…

古川日出男『聖家族』

もともとSFなのかな? 三島賞受賞作家、異端の家族史小説。呪術的なテンションをもった奇妙な文体で、東北地方に生きる狗塚一族のことが語られる……らしい。 「狗塚らいてうによる「おばあちゃんの歴史」」。 狗塚らいてうは狗塚羊二郎の祖母でジューシーなひ…

今日の事件簿

●届いたよiPod Shuffle事件 ●結構ミドリ色あざやかじゃん事件 ●けっこう音いいじゃん事件 ●けっこう扱いやすいじゃん事件 ●三倍速がキビシイです事件 ●河合内科で採血された事件 ●仕事立て込んでます事件 ●矢田ちゃん今年で三十路事件 ●風呂で鼻血事件アップ…

土鍋ポトフ

土鍋に蕪だのジャガイモだのにんじんだの玉葱だのといった根菜、それからセロリを大きめに切ってブチ込み、ソーセージとベーコンを多めに入れて、ローリエも入れて、水を注いで、そのまま一時間ほどぐつぐつと。岩塩で味を調整して、最後にプチトマトを入れ…

高橋たか子「空(そら・くう)」

「群像」1月号掲載の掌編小説。老年にさしかかったふたりの男の、何気ないようでいて生き方の本質を探るような会話の断片。ちょっと引用。 しかし全体として、こう言えますね。何もない虚空が果てしなく広がっていて、その途中の或る高さから、人が、たとえ…

変愛小説集II-1 ステイシー・リクター 岸本佐知子訳「彼氏島」

休学中の女子大生が乗り込んだ客船が遭難して、行き着いたのが、女はひとりもおらず、なぜかイケメンばかりの未開の島、という、女子が数名集まって酒を飲めば、きっとこんな話になるのだろうなあ、というような内容を、文明と非文明の混在する妙なリアリズ…

たっぷりとたたえているように

花子が近ごろは夜中に大騒ぎしなくなったので助かっている。熟睡、熟睡。七時起床。しかし花子がゴロゴロと喉を鳴らしながら甘えてきたので、ぷちぷちにゴハンを与えたあとで、ちょっとだけ布団で添い寝状態。 ぷちぷち、元気。明るい陽射しに喜んでいるよう…

Palmを介してMacとVistaのPIMを同期

Palm…Palm TX(OS 5.4)+Japon+Palm SJIS Mac…Missing Sync 6+iCal+Address Book Vista…Palm Desktop 6.2(or Outlook 2003) ↓ Mac…Addressは問題なし。iCalは、Vistaでシンクロのちにシンクロしようとすると、文字が化ける。原因は不明。ちなみに、Mis…

松浦寿輝「川」読了

「群像」1月号掲載。おそらく、三島が生きていたらという発想をスタート点に書かれた小説。そういう視点から観ると、八十を過ぎた老作家の姿には三島っぽい雰囲気が希薄な気がするが、まあそのあたりは、そういう老人になったと松浦さんが想像したのだ、とい…

なっちがんばれ。がんばれなっち。

鉛色の空の記憶。たどってみるが、どこで脳味噌に植え付けられたのか、さっぱり思い出せない。モノクロームの映画でカメラが映し出した半分虚構の光の印象がいつしか実体験へと変質したか。それとも、学生時代の貧乏旅行で見た空か。東西統一直後のドイツの…

工人舎SH6

絶好調。Vistaだから動作が重たいのだろうと覚悟していたが、全然そんなことはない。今日は先日のインタビューの録音データから起こした原稿を読み、余白に書き込みなどをしながら、SH6で構成をつくった。デスクトップマシンはこういう作業に向いていないと…

多和田葉子「ボルドーの義兄」

とりとめがなさすぎて、つらくなってきた。ごめんなさい。もう読むのやめます。エクソフォニー-母語の外へ出る旅-作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/08/21メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 32回この商品を含むブログ (60件) を見る…

ススススススススと聞こえたような

お酢はカラダによいのです。毎日サカズキ一杯ほど飲むと、あーら不思議、疲れも取れて毎日フレッシュ! 夏はアイスで、冬はホットで。さあ、アナタも健康お酢LIFE、はじめませんか? とまあ、こんなに軽くてアホみたいなコピーを書くことはそう滅多にないの…

この子は一生ラッパを

花子、ここ数日、かなり外耳炎の症状も収まってきたのでエリザベスカラーを外してみたら、今度は耳ではなく目をひっかいてしまい、軽く結膜炎気味。仕方ないのでまた装着。この子は一生ラッパを付けっぱなしになりそうだ。 六時起床。終日書斎に籠もって某IT…

多和田葉子「ボルドーの義兄」

ベストセラー作家だったという義兄に興味を覚える優奈。 言葉の語彙や構造や隠れた意味への奇妙な執着。これが物語をねじまげているような気がしてならない。旅をする裸の眼 (講談社文庫)作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/01/16メディア…

CalendarMemo 1.8.5

Mac

何でもあり、なメモソフト。いわゆるNoteTakerってヤツだが、作成したメモは日付で管理するところがユニーク。メモは「diary」フォルダ内にリッチテキストファイルで保存されるので、Wordやテキストエディットでも使える。 ブログ用の原稿やちょっとしたTips…

CD/DVDドライブを、ほかのマシンと共有

CD/DVDドライブ自体に共有を設定する。 うまく共有できない場合は、一時的にセキュリティソフトのファイアウォールをOFFにする。 参考 http://pasokoma.jp/43/lg434666