わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

古井と金井。ダブル井だね

鐘の渡り作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件) を見る目白雑録5 小さいもの、大きいこと作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/09/20メディア: 単行本この商品を含む…

奥泉光「ビビビ・ビ・バップ」(2)

「群像」3月号掲載。あらー、『虫樹音楽集』の世界もつながるのか? コンピュータが自動筆記しているという設定の文体の、ところどころグラッグラした感じがたまらない。群像 2014年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/02/07メディア: 雑誌…

出せないオフ

五時五十五分起床。暖かな朝。三寒四温で春に近づくのか、もう一度寒い日々がしばらくつづいてから三寒四温になるのか。 午前中は書斎で某案件の企画。健康関連の案件なので、自分自身の健康状態や疾患が気になってしまい、今一つ集中しきれない。が、午前中…

播磨坂もりずみ(ラーメン)

小石川・共同印刷本社の隣にあるバーやカフェのような外観と内装のラーメン店。お水はワイングラスで出てきます。 塩麹煮たまごらあ麺というのを注文。ラーメンを外で食べるのは数年ぶり。塩麹だから甘味があってマイルドなのかと思っていたが、がっつり塩味…

金井美恵子『日々のあれこれ 目白雑録4』

エアロバイクを漕ぎながら読んでる。2010年くらいから震災をはさみ、2012年くらいまでのエッセイ。目の手術をされたころはパワーダウンしている感じだったが、これくらいになると完全復活だ。ばーさんが何いっとるんじゃ、という部分も正直あるにはあるのだ…

春の雨

五時五十五分起床。暖かい雨が残り雪をゆっくりと溶かしている。 午前中は書斎で作業。午後から外出。後楽園にてIT関連の打ち合わせ。終了後、以前から気になっていた播磨坂のおしゃれバー風ラーメン店「もりずみ」に行ってみる。詳細別項。 雨は上がりかけ…

片岡義男「ミッキーは谷中で六時三十分」

嘘ばっかり言ってるライターの男がよく知らない女の子とチューするまでの話。と書くと身もフタもないのだが、実際には独特の文体と緻密な情景描写、そして意外性の高い展開と、とても完成度の高い小説だと思う。群像 2014年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: …

今日の事件簿

神田明神には馬がいる事件 ストーンズの来日記念Tシャツ着た80代のおばあちゃん事件 草刈正雄事件 わたしの身体にはあんこが流れているの事件 2k540定休日事件 秋葉原から後楽園まで歩いてみた事件

片岡義男「お隣のかたからです」

これはちょっとだけトレンディーくささがある。群像 2014年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/02/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (11件) を見る片岡義男の作品はこちら。

予定外の満足

五時五十五分、朦朧と起床。目は覚めているのに、身体が動かない。指は動くか、腕は動くか、と無意識のうちに確認などしているのは、動きたくないという思いゆえにか。 午前中は事務処理。給与やら源泉やら社会保険やらの面倒な計算を延々とつづけた。 午後…

片岡義男「例外のほうが好き」

「群像」3月号掲載。片岡義男は、単行本は一冊ももっていないのだけれど気に入っている作家の一人。バブル期にミーハーなイメージとともに本が売れていたトレンディー流行作家という印象が強いと思うが、都会で暮らす人々の息遣いや微かな意思の疎通、すれ違…

担いで帰る

五時五十五分起床。猫たちは相変わらず騒いでいるが、落ち着いた朝。いや、一日全体が落ち着いていた、というべきか。 十時、カミサンが伊勢丹の猫イベントのため外出。残ったぼくは書斎で仕事。医療関連の仕事が急に増えてきた。ここ数年、健康食品がらみの…

海外文学の名作二発

消費税対策(笑)。でも、『ユリシーズ』を読むのはちょっとした覚悟が必要だよなあ。ゴドーを待ちながら (白水Uブックス)作者: サミュエルベケット,安堂信也,高橋康也出版社/メーカー: 白水社発売日: 2013/06/18メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) …

小池昌代「たまもの」

性の描写がつらい。女性が書いた小説はおもしろいと感じることが多い反面、女性目線での性的な描写やあまりに女性的すぎる描写が出てくることが多い。じつは、そういうのが単純にニガテなのだ。女性という性を否定しているわけではない。おもしろい小説だと…

明るい約束

六時四十五分起床。曇り。この空なら、東京マラソンは無事に開催されるのだろう、と考えるが東京マラソンの番組自体は見ないし、もちろんエントリーもしていない。 掃除。実家から電話。リビング用の証明をLEDに変えたので使わなくなったものを実家が欲しい…

山本耀司関連ドカ買い

大学生のころから山本耀司の服が大好きで、今でもオンタイムはヨウジばかり着ている。流行なんかしったこっちゃねえ。オレは着たい服だけを着る。山本耀司。モードの記録。 モードの意味を変えた山本耀司の足跡を探して。作者: 文化出版局,田口淑子出版社/メ…

小池昌代「たまもの」

主人公、母としての姿だけでなく、女としての姿も、隠さず自然体で書く。その結果、作品はどんどん断片的になっていく。一つ一つの小さなエピソード同士のつながりは見えない、だがそれでも、いや、それゆえに、全体の世界観が明確になる。世界観というより…

重い→重くない

七時起床。掃除を済ませてランニングへ。走れるだけの時間を取れるのは基本的に週末だけなのだが、雪のおかげで二週連続走れなかったため、三週間ぶりとなる。その間、エアロバイクに乗ったり筋トレしたり、といつも通り身体は動かしていたのだが、走る筋肉…

今日の事件簿

のんきモード事件 それなりにやることはある事件 来週大丈夫かな事件

週刊モーニング

二十年ぶりに読んだ朝倉世界一がおもしろかった。「山田タコ丸くん」の人。春山町サーバンツ 1 (ビームコミックス)作者: 朝倉世界一出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2012/06/25メディア: コミック購入: 1人 クリック: 5回この商品を含む…

川崎へ

結局、昨夜は一時ごろまで仕事することになり、その分だけ寝坊した。六時三十分。 午前中はLOHACOから届いた荷物の開封に追われた。事務用品の大量購入。いや、大量ではないか。製本用の大型ホッチキスだの業務用断裁機の替刃だの脚立だの、大きなものばかり…

小池昌代「たまもの」

思春期独特のそっけなさ、母親の愛情の空回り。普通の設定の小説なら陳腐きわまりないのだけれど、二人に血縁関係がないという点が不思議なかたちで作用する。もちろん、その前後のコンテクスト、文体による部分も大きいのだけれど。群像 2014年 03月号 [雑…

あっという間に

今朝も五時五十五分起床。昨日ほど眠くはない。 仕事。午後からは待機モードになってしまう。空いた時間は有効活用、ということで、銀行や郵便局に行ったり、不要な資料を処分したり。 夜、仕事再開。しかしあっという間に終わってしまった。

小池昌代「たまもの」

「群像」3月号掲載。まだ冒頭しか読んでいない。 幼なじみの息子を預かり育てることになってしまった主人公。彼女とその息子との日常が、繊細かつ日常的な視点から淡々と書かれている。群像 2014年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/02/07…

ひきずり

五時五十五分起床。眠気をなにかでひねりつぶすような起き方。昨夜飲んだ風邪薬が強すぎたのか、六時間以上が過ぎたというのに眠気はしつこくまぶただの脳みそだのに居座りつづけている。身支度と動物の世話を済ませたところで仕事をはじめたのだが、いつの…

今日の事件簿

少しのど痛かった事件 体力でごまかした事件 早めに終わらせた事件 おにいさんドウブツ好きですね事件 冷える冷えすぎる事件 大量の郵便物事件 さよならJCOM事件 明日はチャンスだきっと洗える事件

軽く

六時四十五分起床。雪は止んだが足下は悪い。が、歩けないほどではない。 仕事。午後、カミサンはぷちぷちを連れて鳥の病院へ。問題なし。 夜は頭痛に悩まされた。

古井由吉「死者の眠りに」

「群像」3月号掲載。語り手は、福島にいる危篤状態となった九十六歳の義母に会いに行く。老いた肉体感覚の丁寧な描写がつづく。群像 2014年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/02/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (11件) を見る[rakut…

本を並べる

七時起床。予想通りの大雪。すでに雪は雨に変わっている。きれいにとかしてくれるかと期待していたが、雨は冷たく、風も強く、雨で雪が流される様子はない。むしろ雪が締まって重くなり、路面に硬く張り付いていく。身支度と動物の世話を済ませてからは、雨…

大雪の予感

六時起床。仕事。雨から雪へ。雪のなか、キヤノンのサービスマンの方がコピー機のドラムを交換しに来てくれた。カミサンがお礼にチョコを渡したら喜んでくれた。 夕方からは仕事の手を止め、書棚の本の片づけをはじめた。明日は新しい書棚が到着する。それま…