わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ぬるいな

 五時四十分起床。今日は初夏のような暑さになるという。確かに朝から気温は高いようだが、家の中はどういうわけか冷えが残る。朝日の入らない北側と西側の部屋は特にその傾向が強く、もう一枚羽織りたくなる。だが、そう感じるのも朝のうちだけの話。陽が高くなるにつれて、「あついな」ではなく「ぬるいな」という言葉がわずかに口から漏れるようになった。

 朝イチで少し仕事。その後掃除やらアイロンがけやらを済ませ、昼食。

 午後は妻と阿佐ヶ谷、高円寺を散策。知らないパン屋さんでパンをいくつか買い、知らない道をずんずんと進み、高円寺の業務スーパーで冷凍食品などを買い、阿佐ヶ谷で食材と夕食を買い、戻ってきた。10km以上歩いていると思う。

 

 工藤庸子「文学ノート・大江健三郎(8) Ⅲ 神話・歴史・伝承 『万延元年のフットボール』『同時代ゲーム』」(「群像」2024年4月号掲載)。大江健三郎作品を「パースペクティブ(遠近法、遠景)」としてリリーディングする試みというのがテーマなのだが、『万延元年』は作品世界が重層的な構造になっていて、単純に遠景として全体像を把握するのが難しいので、この評論を読んでいると、細部に納得しつつも全体像は見失いっぱなし、という気がしてしまって落ち着かない…。