五時四十分起床。今日も終日のんびりと過ごした。明日からちょいと忙しくなる。
読書は松浦寿輝「香港陥落」(「群像」2020年9月号掲載)。酒の席で、国籍と年齢、そして職業の異なる三人、それぞれの「私的な戦争体験」が語られる。
工藤庸子「大江健三郎と「晩年の仕事」(3) とりあえずのしめくくりとしての『さようなら、わたしの本よ!』」(「群像」2020年9月号掲載)読了。読了。膨大な引用、モチーフを丁寧に紐解くことで、大江の「晩年の仕事」の緻密さ、方向性を見出そうとしている。とんでもなく重たい仕事を、実に楽しそうな文体で展開する希有な評論。