言語
今朝も五時四十分起床。寒さは日を重ねるごとに厳しくなっているが、被災地はこんなもんじゃないんだろうな、雪の降る様子を何度もテレビで見ているし、と思ったりもする。自分には、気に掛けること、そして募金に協力することくらいしかできないからなあ。 …
「群像」2019年1月号掲載。 旧人類も音声による言語は使用していたが、ホモサピエンスとの大きな違いは、ホモサピエンスは直接的な情報の交通だけでなく、比喩という表現が可能であるということ。この、置換して表現するという技術(って言っていいのかな)…
「群像」2017年3月号掲載。 日本文学、そして日本語の底流に仏教があるのでは、という考えから、仏教学者たちの思想に踏み込みはじめているのだが、リルケの思想が芭蕉や本居宣長に通じている、と主張する井筒俊彦という仏教学者の『意識と本質』という作品…
「群像」2017年2月号掲載。 奴隷というと差別的で人権無視なイメージがあるが、使役とか労働とか命令とか服従とか階級とか主従関係とか、そんな言葉を使って説明すればなんとなく納得できそうな。そこには責任の有無という問題も深くからんでくる。そして、…