五時四十分起床。脚注の夢を観た。書籍の脚注だ。あの部分が延々とつづいているだけ。自分の視点でそれを見ているのは確かなようだけれど、ほかの存在は一切なく、ただ、脚注があり、何かが書かれている。ただそれだけの夢。時々こういう本だけしか出てこない夢を観る。
今日もオフ。午前中はせっせと掃除。午後は妻と義父母宅へ。義母のiPhoneの機種変更をドコモのオンラインストアで。おいしいコーヒーをいただいた。
夕食はピザ、マカロニサラダ、そして義母がつくってくれたロールキャベツ。ロールキャベツは時々いただくが、何度食べてもおいしい。食事しながら、Eテレ「日曜美術館」。写真家(というククリはもはや相応しくなさそうだけれど)の杉本博司。現代美術とアニミズムの融合というか、アニミズムの再構築というか。数千年単位で作品の未来を考えるこの芸術家の時間感覚に圧倒された。
樫村晴香「人類最後の贈与 オイディプースとスピンクスの邂逅」(「群像」2023年2月号掲載)。今まで読んだオイディプス論の中で一番難解。
石沢麻依「獏、石榴ソース和え」(同誌掲載)。獏の肉と不眠を結び付けている。どこか高尚さを感じさせる文体なのでグロさはあまりない。